本記事は、2020年11月01日に東京競馬場芝2000mで開催される「天皇賞・秋」（G1）の追い切り評価（水曜夜更新分）です。レースは3歳上定量戦。登録馬は12頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は12頭でした。すべての出走馬が含まれています。いちおう、枠順確定後に最終版記事を配信します。
アーモンドアイ 56.0 【A】
美浦W3頭併せの内。馬場の内目を通り、3頭がほぼ並走して直線へ。キビキビと動いて抜け出し2頭を置き去りにした。弾力性の高いフットワークで問題ない仕上がり。ゴール前に少しふわっとしたが、抜け出してからのもので問題ないだろう。十分にA評価に足りる動き。【1週前追い評価：B+】
ウインブライト 58.0 【B+】
美浦W併せの内。馬場の外目を通り、直線は半馬身差追走。折り合いはついて持ったまま、強めに追う相手を徐々に離してクビ差先着した。勝負根性は十分で、脚元も少しバタバタするが力強い。【1週前追い評価：B】
カデナ 58.0 【B】
栗東坂路単走。前半に左前肢が少し流れる完歩があり、その後に少し左前をかばっているようなところが見られる。手前も中盤に右に戻しており、その点は少し心配。ただ、全体として見ると活気はあり、右前肢は前からの推進力を力強く生み出せていて悪くは見せない。そのため評価は据え置くが、本馬場入場後の左右のバランスは注意しておきたい。【1週前追い評価：B-】
キセキ 58.0 【B】
栗東坂路併せ。ペースアップするときに相手と馬体を離したことは割引だが、その後は自分のリズムで駆け、4分の3馬身先着した。テンションが安定していることは好感。動きもやわらか。【1週前追い評価：B】
クロノジェネシス 56.0 【B-】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は1馬身差追走。鞍上は長手綱で同じく追わない相手にアタマ差遅れ。ゴール後も気合いをつけず、コーナーでようやく並んだ程度までしかやらなかった。相手の動きは良く、リズムは悪くない。ただ、四肢の可動域は狭めで相手をとらえきれない内容には不満が残る。評価はBでいいかもしれないが、この馬としては明示的にマイナスをつけておきたい。【1週前追い評価：B】
ジナンボー 58.0 【C】
美浦W併せの内。馬場の外目を通り、並走して直線へ。しばし並走していたが、手前を替えてから伸びを欠いた。鞍上は軽く促したがクビ差遅れ。ゴール後も追いつけなかった。【1週前追い評価：B-】
スカーレットカラー 56.0 【A】
栗東CW併せの外。馬場の真ん中を通り、直線は1馬身差追走。相手を射程圏に入れてじっと脚をため、鞍上が軽く合図すると一気に弾けた。安定した背中でぐいぐいと伸び、相手を置き去りに。四肢の可動域は広く、回転力も高い。体は少し太めに見えるため当日の馬体重は注意したいが、動きは抜群。【1週前追い評価：B+】
ダイワキャグニー 58.0 【B】
美浦坂路併せ。相手と2頭分ほど間隔をあけていたため実質単走。軽い肩ステッキを数度使って強めに追い、2馬身先着した。顔が少し右を向くが、体の向きはまっすぐで、脚元は安定している。【1週前追い評価：B】
ダノンキングリー 58.0 【C】
美浦W併せの内。馬場の外目を通ってコーナーから勢いをつけ、半馬身先行して直線へ。ただ、その後が意味不明。鞍上は相手が来る右側へ馬を誘導し、相手がブレーキを踏む。その後相手が体勢をを立て直して伸びると追わすに進めてクビ差遅れ。ゴール後も流して差を広げられた。相手は騎手騎乗でこちらは助手さん。なんの意図があってこの調教をしたのか謎だ。評価は下げたい。【1週前追い評価：B】
ダノンプレミアム 58.0 【B-】
栗東CW併せの内。馬場の外側を深く入り、直線は1馬身差追走。ほぼ馬なりに一本調子に伸びて相手を引き離したが、終い詰められ1馬身半先着にとどまった。テンションが上がりすぎていないことは好感するが、気になるのは体が細く見える点で、良いころの迫力がない。評価は下げたい。【1週前追い評価：B+】
フィエールマン 58.0 【B-】
美浦W3頭併せの内。馬場の外目を通り、直線は中を2馬身、外を3馬身差追走。促したがついていけず、ほぼそのままの差でゴールした。タイムはまずまず出ており1週前良かったのでこれで十分かもしれないが、見栄えはしない。【1週前追い評価：A】
ブラストワンピース 58.0 【B+】
美浦W併せの内。馬場の真ん中外目を通り、並走して直線へ。首に発汗は見られるが大量ではなく、パワフルで良い動き。1週前より首を使えるようになって力強さの中に素軽さが加わり、後脚の可動域も広がった。好状態でレースへ向かえそう。【1週前追い評価：B】
1週前追い切り評価
参考ステップレースの結果
