クイーンS 2020 レース回顧

2020年8月4日火曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
11レッドアネモス牝455.01:45.9A11
29ビーチサンバ牝455.01:46.0B+4
32スカーレットカラー牝556.01:46.0B1
414シャドウディーヴァ牝455.01:46.1B-9
56カリビアンゴールド牝655.01:46.1B5
68フェアリーポルカ牝456.01:46.1B2
710リープフラウミルヒ牝555.01:46.2A6
83ナルハヤ牝655.01:46.3B-10
913サムシングジャスト牝455.01:46.3B7
107コントラチェック牝455.01:46.6B+3
115アロハリリー牝555.01:46.6B13
1212オールフォーラヴ牝555.01:46.6B12
134タガノアスワド牝655.01:47.8B8
1411モルフェオルフェ牝555.01:47.9B14


総評


A評価2頭、B+評価2頭。 A評価で11番人気のレッドアネモスが1着。2着はB+評価ビーチサンバで万馬券。リープフラウミルヒは沈んでしまったものの、3着は1番人気スカーレットカラーでマイナス評価していない。2週連続で人気薄A評価が馬券圏内。個人的にはリープフラウミルヒから買ったので馬券は外れてしまったが、数名の読者からお礼のメッセージをいただくことできた。
 

パドック


アロハリリーが良く見えたのだがレースでは全くだめ。ただ、1~3着は取り上げているので悪くない評価ではあった。

ポイント


ナルハヤの逃げ。タガノアスワドが外から2番手につけ、その外にモルフェオルフェ。コントラチェックは1~2コーナーで大外を押し上げて2コーナーでモルフェオルフェを交わす。ここで大きなロスがあり、直線は失速することになる。レッドアネモスは最内で中団後ろ、ビーチサンバはその直後。スカーレットカラーは最後方から。3~4コーナーで馬群はある程度凝縮し、ナルハヤとコントラチェックは残り100メートルで馬群に飲み込まれる。2着以下は接戦になったが、きれいに前が開いてロスなく追えたレッドアネモスが突き抜けた。
 

分析


勝ち時計の1:45.9は、優秀。45秒台決着は過去10年で3度目になる。前半1000メートル58.2のハイペースで前崩れの展開。コーナーで外を回した馬もそこで脚を使わされて厳しい流れになった。レッドアネモスは全くロスのない競馬で優勝。着差は4分の3馬身で、強い競馬はしたが、ここだけの結果で能力上位であるとは評価しづらい。追い切りも良く、展開も向いた。すべてが噛み合った激走と見た方がいいかもしれない。ビーチサンバはギリギリまでがまんして直線すっと外に出した福永騎手の好騎乗。最近の福永騎手は乗れている。このレースで最も強い競馬をしたのは3着のスカーレットカラーだろう。最後方から馬群をさばき、強烈な脚を使って上がり3Fの時計はナンバーワン。直線まっすぐに走れていれば勝っていた可能性が高い。ただ、もう少し前で競馬をしていれば、というわけにもいきそうにない。この馬はオープン入り後、中団でレースを進めると末脚をなくしてしまうのが悩ましいところだ。 オープン入りを決めたパールSは先行して勝っていて、この日は京都競馬場に居たので、人気薄ながらパドックですばらしく良く見えたのを覚えている。5歳牝馬だが、個人所有馬で引退時期は自由に決められる。ウォーエンブレムの血を残すという大切な仕事が待っているが、現役のうちにパールSのようなレースをオープンのメンバー相手でも見せてくれるだろうか。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/07/Queen-Stakes.html

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