本記事は、2020年08月09日に新潟競馬場ダ1800mで開催される「レパードステークス」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳馬齢戦。登録馬は28頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は23頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があり、この中から除外される馬もいます。枠順確定後に最終版記事を配信します。
エイシンアメンラー 56.0 【B】
栗東坂路単走。まだ手前をスムースに替えられないが、左手前を決めてからの走りはまずまず。後駆がパワフルで、最後までゆったりとしたリズムで脚を伸ばすことができた。
エピキュール 56.0 【B】
栗東坂路併せ。首の使い方はまだ下手で、完歩ごとに首の上下動幅は変わるが、脚元のスピード感はある。尻ステッキからの見せムチで突き抜け、終いは流して2馬身先着した。
キッズアガチャー 56.0 【B】
栗東CW併せの内。馬場の外目を通り、並走して直線へ。鞍上は持ったまま、ゴール直前に軽く気合いをつける程度で半馬身先着した。道中は馬なりのため前さばきに硬さはあったが、ゴール付近では及第点に少し欠けるレベルまで改善された。動きはまずまずやわらかで、レースで一杯に追えばより良くなりそうではある。
ケンシンコウ 56.0 【B-】
美浦坂路3頭併せ。並走して坂に入り、置いて行かれそうになったが、中の馬が外ラチ側の馬と接触し、スピードをゆるめたため、一本調子に伸びてアタマ差先着した。脚元はまずまず力強いが、前半ついていけなかったことは割引。
ショウナンマリオ 56.0 【B】
美浦坂路単走。強いステッキを3発入れ、きっちり負荷をかけてきた。体の向きはまっすぐで、ステッキへの反応は良い。脚元は若干非力な印象を受けるが、しっかり追った内容から評価は据え置きたい。
タイガーインディ 56.0 【C】
栗東坂路単走。かなりのピッチ走法で、距離は短い方が合いそう。脚元はまずまずパワフルだが、まだまっすぐに走れていない。発汗も目立つ。
ダンツエリーゼ 54.0 【B】
栗東坂路併せ。前半から押していき、中盤からは一杯に追ってアタマ差先着した。終い疲れたが、それでも食い下がって前に出た根性は評価したい。ただ、牝馬には酷で負荷をかけすぎてしまった可能性はある。
デュードヴァン 56.0 【B+】
美浦W3頭併せの内。コーナーから気合いを乗せて外の2頭を差し、直線は1馬身差先行。直線は折り合って抜かせず2頭にクビ差先着した。好内容。
デルマオニキス 56.0 【B】
美浦W併せの外。馬場の真ん中を通り、直線は2馬身差先行。相手が来るのを待ち、そのままのペースでフィニッシュしてクビ差遅れた。相手のためにやったような内容ではあるが、勢司厩舎はこれくらいで仕上げてくるので問題ない。集中力はあり、気分良さそうに駆けられている。
テーオーケインズ 56.0 【B】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中を通り、直線はクビ差追走。遊びながら能力だけで走っているような追い切り。全く集中して駆けられていないが、それでも2馬身先着。脚元はやわらかで、スケール感のある動き。このような動きをする馬は、新馬戦前の追い切りなら圧勝しそうだとわくわくするのだが、もう3歳で気性面に成長が欲しい。評価は据え置くが、まともに走れば面白そうで注意したい1頭。
ニュートンテソーロ 56.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の外目を通り、相手とぴったり馬体を合わせて直線へ。馬は勝負根性の塊のような動きで、相手を抜きたがるところを鞍上がセーブさせる内容。直線半馬身ほど無理矢理下げてから行かせ、ほぼ併入した。今回は工夫して調教したようで、まだ覚えることが多そうな印象だが、能力は高そうではある。
ハギノアレグリアス 56.0 【B】
栗東坂路単走。推進力が若干上に逃げる完歩があり、好フォームが継続しない。ただ、体の向きはまっすぐで、やわらかさはある。もう少し脚元がパンとしてくればより良くなりそう。
ヒロイックテイル 56.0 【C】
栗東CW3頭併せの外。馬場の外側を通り、直線は並ぶ2頭を3馬身差追走。内に1馬身半、中に半馬身遅れた。終いステッキを入れたが反応は鈍い。
フェイバリット 56.0 【B+】
美浦W単走。馬場の外目を通って直線へ。コーナーからキビキビと積極的に動き、直線は軽い尻ステッキを適度に使って最後まで脚色を保った。いい脚を長く使えそう。体もすかっと見せている。直線の半ばを過ぎてようやく手前を替えたが、動きは良い。
ブランクチェック 54.0 【B】
美浦W単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。体は若干ゆるく見えるが、終いの伸びは目を引く。体型から距離はもう少し短い方が合いそうで、動きからコーナーをゆったり回れるコースの方が合いそうではあるが、動きは問題ない。
フリーフロー 56.0 【A】
美浦W併せの内。馬場の外目を通り、並走して直線へ。鞍上はほぼ持ったままで馬の行く気に任せて進め、終い脚を伸ばす相手に併入。ゴール後も抜かせなかった。発汗は目立つが白い汗ではなく、後脚が伸びやかでスピード感も力強さも感じられる。
ミヤジコクオウ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。前半はゆったり流し、終いだけ軽く促す楽な内容。発汗は多めだが体の向きはまっすぐ。内容が軽すぎることは気になる。
メイショウカズサ 56.0 【C】
栗東坂路単走。頭は高く、後脚は非力。前脚の着地ポイントはまずまず安定しているが。
メイショウダジン 56.0 【B】
栗東CW3頭併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は並ぶ2頭を1馬身差追走。軽く仕掛けて並び、さらに合図をすると抜け出した。外にアタマ差、中に4分の3馬身先着。体はゆるめで動きは若干重いが、動きはゆったりやわらかで、操縦性は高そう。
ライトウォーリア 56.0 【A】
栗東坂路単走。首の角度は良く、フォームも安定している。中盤から一定のリズムで集中して駆け、最後まで脚色を保った。体も引き締まっている。
ラインベック 56.0 【B】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントが少し外目にあり、そこから内向して蹴るためバタバタした印象を受けるが、後脚の動きにぶれがないため推進力は上に逃げない。頭を低く保って集中して駆けられている。
ラストマン 56.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は半馬身差追走。最後まで手前を替えず併入した。体は小さく見えるが最後までキビキビと動けている。
ラブリーエンジェル 54.0 【B】
美浦W併せの外。馬場の外側を通り、直線は1馬身差先行。相手に半馬身ほど前に出られてから合図を送ったが、いまいち反応せずそのまま半馬身遅れた。立派に先導役は務め、動きは可もなく不可もない印象。
参考ステップレースの結果