本記事は、2020年08月09日に札幌競馬場ダ1700mで開催される「エルムステークス」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳上別定戦。登録馬は17頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は17頭でした。すべての出走馬が含まれています。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アッシェンプッテル 54.0 【B】
札幌ダート併せの外。ほぼ並走して直線を向き、鞍上は動きをセーブしてそのまま併入した。ゴール後コーナーで前に出ており、動きにも気になるところはない。可もなく不可もない印象で、B評価のど真ん中。
アディラート 56.0 【B】
札幌ダート単走。活気は十分でキビキビと動けている。ただ、前さばきは若干窮屈で頭も高め。評価は据え置きたい。
アナザートゥルース 58.0 【B+】
札幌ダート併せの内。並走して直線を向き、大きなストライドで伸びて1馬身先着した。体はふっくら見せており、状態は良さそう。
アルクトス 56.0 【B+】
札幌ダート併せの外。極めてゆったりと、スローモーションのように見える動き。四肢の可動域は広く、滞空時間の長いストライド走法でクビ差先着した。
ウェスタールンド 57.0 【A】
札幌ダート単走。集中力は高くフォームも一切ぶれない。体も引き締まっている。
エアスピネル 56.0 【B-】
札幌ダート単走。直線を向いてしばらく外ラチ側を向いていた。軽い内容のため仕方ないところはあるが、手前は最後まで右のまま。四肢の可動域は狭い。
サトノティターン 56.0 【B】
札幌ダート併せの外。コーナーでまくって直線は半馬身差先行。そのまま相手を置き去りにしてゴールした。頭は低く保てているが、首をほとんど動かさない不思議なフォーム。脚元は伸びやかに使えている。
タイムフライヤー 56.0 【A】
札幌ダート単走。鞍上は一切手を動かさず、手綱を引き気味の調整。馬は気合い乗り良く、それでも鞍上の指示に従順で最後までセーブして駆けられた。気配は抜群で、高評価してみたい。
デザートスネーク 56.0 【B】
札幌ダート単走。頭が高めの完歩は見られるが首は使えており、前脚を小気味良くポンと上げ、気分良さそうに駆けられている。
ナイママ 56.0 【B+】
札幌ダート単走。バランスの良い好フォーム。集中力は高く、体もふっくら見せている。内容は軽いが動きは良い。
ハイランドピーク 56.0 【B-】
札幌ダート単走。ピッチ走法で四肢の可動域は狭く、見栄えはいまいち。発汗もかなり目立つ。活気はまずまずある。
バスカヴィル 56.0 【B-】
美浦W単走。馬場の真ん中内目を通って直線へ。コーナーで行かてくれない鞍上に抵抗していたように折り合いはいまいち。直線を向いて手綱をゆるめると四肢の可動域が広がり、脚元は好フォームになった。ただ、首の上下動と脚元のリズムには少しずれがある印象で、全身をきれいに連動させられてはいない。
ヒラボクラターシュ 56.0 【B】
札幌ダート単走。四肢の可動域はまずまず。頭も低く保てている。ただ、力感はいまいちで、脚元が軽すぎる印象を受ける。動きが悪いわけではないのだが、それほど目立たない。
リアンヴェリテ 56.0 【B】
札幌ダート単走。頭は高めで四肢の可動域も狭めだが、動きのバランスは取れていて背中の安定性も高い。スピード感はある。
ロードゴラッソ 57.0 【B】
札幌ダート併せの内。直線クビ差追走し、一杯に追ってアタマ差先着した。トップスピードに乗っても首を使えていないが、反応はまずまず。
ワイルドカード 56.0 【B】
札幌ダート併せの内。直線1馬身差追走し、持ったまま並ぶと軽い合図で突き抜けた。発汗は目立ち、前さばきは硬めだが、ラストの動きは見栄えする。
ワンダーリーデル 57.0 【B】
札幌芝単走。頭は高く首の可動域は狭い。最後まで手前を替えなかったことも割引。ただ、脚元は軽快で悪くは見えない。ダート戦前に芝追いの理由はよくわからない。
参考ステップレースの結果