マーチS 2020 レース回顧

2020年4月1日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
112スワーヴアラミス牡557.01:51.3B1
22クリンチャー牡657.51:51.3B-4
34レピアーウィット牡555.01:51.7B-8
413アシャカトブ牡454.01:51.8B+5
515メイショウワザシ牡556.01:51.8B-6
67コマビショウ牡555.01:52.1B-7
716ナムラアラシ牡757.01:52.3B-10
88テーオーフォース牡553.01:52.5C12
95タイムフライヤー牡557.01:52.7D3
1014メイショウスミトモ牡955.01:52.8C16
1110ローズプリンスダム牡656.01:53.3A11
123サンマルデューク牡1152.01:53.8B14
136ルールソヴァールセ857.01:54.1B+15
1411テルペリオン牡657.01:54.5B13
159リアンヴェリテ牡657.51:54.6A9
161ワイルドカード牡656.01:54.8B2


総評


A評価2頭、B+評価2頭。 掲示板に載ったのはアシャカトブだけで、マイナス評価の3頭が掲示板に。マイナス評価が多かったとはいえ全く参考にならない結果になってしまった。
 

パドック


パドックもさっぱり。勝ったスワーヴアラミスはいまいち目立たず、2着クリンチャーは前さばきが硬め。3着レピアーウィットは-10キロと絞ってきて気になっていたのだが、これも目立たず推奨対象にはできなかった。

ポイント


リアンヴェリテが出ムチを入れて先行。1コーナーまでに最内に入れられたのは良かったのだが、何度もステッキを使った割には馬なりに2番手につけたメイショウワザシに比べていまいち動けていない。先行勢が固まり、後方はばらけて馬群はオタマジャクシ型に。スワーヴアラミスはゆったりとメイショウワザシの後ろにつけて外を回した。1000メートルは1:02.0で通過し、3コーナーあたりでリアンヴェリテの手ごたえはあやしくなる。押して何とか保たせたが、4コーナーまでに一杯になった。直線はメイショウワザシを交わしたスワーヴアラミスとクリンチャーの叩き合い。一旦は並んだクリンチャーだったが、スワーヴアラミスが差し返してゴールした。3着には後方3番手から強烈な差し脚を見せたレピアーウィットが入った。
 

分析


勝ち時計の1:51.3は、稍重馬場を考えると優秀。ミドルペースで流れて前も後ろも力を出せる展開の中、直線の攻防は見ごたえがあった。勝ったスワーヴアラミスは重賞初挑戦だがオープン勝ちはあり、ハンデは57キロ。2着クリンチャーは2度目のダート戦でダート重賞は初めて。それでもトップハンデの57.5キロを課された。レースぶりは対照的で、前半からスムースに前につけたスワーヴアラミスだが、2つのコーナーで2~3頭分外を回り、直線はスムースに追ってきた。対するクリンチャーは、後方3番手で1~2コーナーは内を回した。向こう正面で外に出して中段後方まで追い上げると、3~4コーナーで大外を回してポジションを押し上げ、直線入り口ではスワーヴアラミスを1馬身差の射程圏内にとらえた。コースロスは3~4コーナーのコース取りのぶん、若干クリンチャーの方が多そうだが、2度目のダートで砂をかぶらせたくないという配慮もあったのだろう。負けたとはいえ、石橋騎手はパーフェクトな騎乗だった。次走もこのコンビで見てみたい。ただ、斤量、好騎乗、コースロスなどをバランスすると、純粋な馬の能力はスワーヴアラミスの方が高いかもしれない。3着レピアーウィットは末脚強烈だったが、ハンデは55キロ。2頭との能力差はありそうだ。


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