本記事は、2020年08月02日に札幌競馬場芝1800mで開催される「北海道新聞杯クイーンステークス」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は14頭。以降の更新はありません。レースは3歳上牝別定戦です。
1枠1番 レッドアネモス 牝4 55.0 吉田隼【A】
札幌芝併せの内。相手はビーチサンバ。体幹がしっかりしており、バランスの取れた走り。前後の連動性も高い。馬体を並べて追い比べになったが、相手が加速しても抜かせず併入した。
2枠2番 スカーレットカラー 牝5 56.0 岩田康【B】
札幌芝併せの外。直線2~3馬身差追走した相手を楽な手ごたえでとらえ、アタマ差程度前へ出たが、そこでゆるめて併入した。ゴール前にゆるめた意図はよくわからないが、動きそのものは良く見える。
3枠3番 ナルハヤ 牝6 55.0 藤田菜【B-】
札幌芝単走。終いだけやや強めに追う軽い内容。肩が硬く前脚を伸びやかに使えていない。加速してから右手前に戻しており、本質的には左回りの方が合いそう。
3枠4番 タガノアスワド 牝6 55.0 西村淳【B】
札幌芝単走。カーブはゆったり流し、直線で加速する内容。活気はいまいちでキビキビと動いたのは数完歩だが、そのぶん動きはやわらか。肩関節の可動域が広く、前脚を伸びやかに使えている。
4枠5番 アロハリリー 牝5 55.0 池添【B】
札幌芝単走。道中は馬なり。終いだけわずかにスピードアップさせ、ゴール後は楽に流した。軽い内容で、やわらかに動けている。ただ、体は寂しく見える。強い内容にできなかった可能性はあり、その点は気がかり。評価は据え置きたい。
4枠6番 カリビアンゴールド 牝6 55.0 藤岡康【B】
札幌芝単走。四肢の可動域はそれほどないが、ほぼ馬なりの軽い内容のため問題ない。動きはやわらかで、軽やかに地面を蹴れている。反面、少しやわらかすぎるような印象も受ける。
5枠7番 コントラチェック 牝4 55.0 ルメール【B+】
札幌芝併せの外。直線1馬身差追走し、馬なりに伸び、パワフルな走りで併入した。四肢の可動域は十分で、体も引き締まっている。
5枠8番 フェアリーポルカ 牝4 56.0 和田竜【B】
札幌芝3頭併せの外。直線は内からクビ差ずつ追走。前さばきは硬いが楽な手ごたえでリズム良く駆け、中にクビ差、内に1馬身先着した。
6枠9番 ビーチサンバ 牝4 55.0 福永【B+】
札幌芝併せの外。相手はレッドアネモス。直線1馬身先行し、並ばれてから追い出し。併入した。併入止まりだったが、四肢の可動域は十分で、トモは厚くパワフルな走り。前脚の着地ポイントが体の外側にあり、バタバタした印象はあるが、それを力強い後駆で十分に補えている。
6枠10番 リープフラウミルヒ 牝5 55.0 丹内【A】
札幌芝単走。頭は高いが鞍上が手綱を短く持って手を動かさないため仕方がない。それでも四肢の可動域は広く、伸びやかなストライド走法。馬の走る気は十分にありそうで、本番に向けて精神面はちょうどよく仕上がりそう。体も引き締まって良く見せる。
7枠11番 モルフェオルフェ 牝5 55.0 柴田善【B】
札幌芝単走。ピッチ走法で距離が合うかどうか微妙ではあるが、コーナーから積極的な動きで直線もスピードを維持。活気は十分。
7枠12番 オールフォーラヴ 牝5 55.0 横山武【B】
札幌芝併せの外。直線1馬身差先行し、直線を向いたところで首を振って並ばれたが、そこからはしっかり。前へ出られることなく、しっかり追って半馬身先着。ゴール後も並ばせなかった。
8枠13番 サムシングジャスト 牝4 55.0 武豊【B】
札幌芝単走。手前を替えるのにかなりの時間を要し、ゴール後すぐに右手前に戻した。頭は高めだがそれでバランスは取れており、脚元はやわらかさも力強さもある。体も筋肉質。なお、通ったコースはかなり内目。
8枠14番 シャドウディーヴァ 牝4 55.0 内田博【B-】
札幌ダート併せの内。直線2馬身差追走し、1馬身先着した。キビキビと動けてはいるが最後まで手前を替えず、頭は高め。体も少し細く見える。
参考ステップレースの結果