京都新聞杯 2020 レース回顧

2020年5月13日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
16ディープボンド牡356.02:11.7A4
211マンオブスピリット牡356.02:11.7C3
310ファルコニア牡356.02:12.0B-2
48アドマイヤビルゴ牡356.02:12.1B+1
59イロゴトシ牡356.02:12.5B13
61メイショウダジン牡356.02:12.6B-8
77キングオブドラゴン牡356.02:13.1B7
812サペラヴィ牡356.02:13.4B-9
94キッズアガチャー牡356.02:13.8-11
105ホウオウエクレール牡356.02:14.1B-10
112アンセッドヴァウ牡356.02:15.5B-12
1213プレシオーソ牡356.02:16.2B5
133シルヴェリオ牡356.02:16.9B6


総評


A評価1頭、B+評価1頭。 マイナス評価の多かったメンバーだが、唯一のA評価ディープボンドが1着。しかし2,3着がマイナス評価で、いまいち参考にならなかったかもしれない。
 

パドック


最も良く見えたシルヴェリオは異常なペースで逃げて失速。2着マンオブスピリットは悪くはなかったが追い切りいまいちでそれほど強調材料もなかった。3着ファルコニアは右後肢にボロがついていていまいち良く見えなかった。アドマイヤビルゴはそれほど悪く見えなかったが、書いたとおり気合い乗り一息ではあった。

ポイント


シルヴェリオの逃げ。3馬身程度の間隔をあけて2,3番手が続き、さらに3馬身後ろにアドマイヤビルゴという縦長の展開。向こう正面でファルコニアがアドマイヤビルゴの内へ入れ、ポジションを潰す。一方、ディープボンドはアドマイヤビルゴの後ろをぴったりとマークする。3~4コーナーで前は失速。アドマイヤビルゴは気合いをつけながら外に持ち出し、ファルコニアはあいた内をスルスルと進出。アドマイヤビルゴは早め先頭に立つも、追い出しが早すぎて失速。残り200メートル地点で後続に交わされた。最後はディープボンドとマンオブスピリットの叩き合いになり、ディープボンドがきっちりと差し切った。
 

分析


勝ち時計の2:11.7は例年並み。ただ、1000メートル通過58.3という異常なハイペースを考えればもの足りない数字ではある。4着に敗れたアドマイヤビルゴは、能力を十分に示した。騎手を擁護する専門家も多いようだが、このレースは2着で賞金を加算できれば十分だった。前が止まることは容易に想像できるはずで、たとえ前をとらえられなくても、自分をマークしている各馬さえ完封すれば2着に入れる。前には3頭居たが、すべての馬がこのハイペースで粘れる能力を持っているとは考えにくく、3~4コーナーは馬なりに上がってくるだけで問題なかった。ペースを判断できなかったか、馬を信じられなかったかのどちらか、もしくはどちらもであり、どちらにしても騎手の責任だろう。勝ったディープボンドは和田騎手のしてやったりの騎乗。皐月賞は騎乗停止で乗れなかったが、今回の賞金加算でパートナーとダービーに出る権利を得た。勝負どころで右手前に替えてもう一伸びしており、初の左回りコースは歓迎だろう。2着マンオブスピリットも賞金を加算し、ダービーに出られそう。状態面での上積みはありそうだ。3着ファルコニアはほぼ完璧な内容だった。ただ、内を回したことから、アドマイヤビルゴより能力が劣ると陣営も騎手も認識していたように感じる。シルヴェリオは西村騎手の経験の浅さが出た。初めてのブリンカーが効きすぎた可能性はあるが、後続を離しすぎだ。期待の大きかった馬のようで、前走を除いてすべてトップジョッキーが騎乗していた。レース後に怒られた(であろう)ことも含めて、騎手にはいい経験になっただろう。馬格はあり将来性も高そうな馬だ。大切に育ててほしい。

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https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/05/Kyoto-Shimbun-Hai.html

           

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