本記事は、2020年10月31日に東京競馬場芝1600mで開催される「アルテミスステークス」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は16頭。以降の更新はありません。レースは2歳牝馬齢戦です。
1枠1番 タウゼントシェーン 牝2 54.0 戸崎 圭太【B】
栗東坂路併せ。頭は高めで首を上下でなく前後に動かす傾向がある。脚元は素軽いが、全体のバランスはそれほど強調できない。とはいえ1馬身先着しており、マイナス評価するほどでもない。
1枠2番 ストゥーティ 牝2 54.0 石橋 脩【B】
栗東坂路単走。体幹はしっかりしており体の向きはまっすぐ。一方、脚元はまだ非力な印象が否めず、重そうな馬場に脚を取られるシーンが何度か見られた。動きのなめらかさは十分で、四肢の可動域も広く基礎能力は高そうだが、現状でどうかはわからない。評価が難しいが据え置きたい。
2枠3番 ミルウ 牝2 54.0 岩田 望来【C】
栗東坂路単走。手前を決めきれず脚元はバタバタ。前脚の着地ポイントが右へ左へと大きくぶれる。
2枠4番 クールキャット 牝2 54.0 津村 明秀【A】
美浦W単走。馬場の真ん中内目を通って直線へ。トモの筋肉量はまだ少なめだが、前膝を高く上げて首の角度も良い好フォーム。脚元のやわらかさも十分。距離延びて良さそうな形で、将来は長距離で見てみたいが、新馬戦から200メートルでも延長できるのはプラスに働きそう。手前の替え方も上手。
3枠5番 ユーバーレーベン 牝2 54.0 柴田 大知【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は2馬身差追走。この馬を目標にコーナーから積極的に動いていた関係ない内の馬に1馬身半差先行。直線はしっかり走ってゴール後とらえるところまでやり、内の関係ない馬は3馬身程度離すことができた。四肢の可動域は狭いが、内容は悪くない。
3枠6番 ククナ 牝2 54.0 C.ルメール【B】
美浦坂路3頭併せの中。3頭が並んで坂に入り、内にクビ差、外にハナ差先着した。肩の可動域が狭く前脚を伸びやかに使えていないが、活気はあり先着は評価。タイムも出ている。
4枠7番 ウインアグライア 牝2 54.0 横山 武史【B+】
美浦W3頭併せの内。コーナーからキビキビとした動きで馬場の真ん中内目を通り、直線は並ぶ2頭に半馬身差先行。そのまま馬なりに進め、中に2馬身、外に1馬身先着した。体幹の安定したいい動き。腰高でまだ成長が見込めそうな形だが、ここでも。
4枠8番 シャドウファックス 牝2 54.0 大野 拓弥【B】
美浦W併せの内。馬場の内目を通り、直線は1馬身差追走。終い軽く促してアタマ差先着した。推進力が上に逃げる完歩は目立つが、集中力は高く最後まで脚色は衰えなかった。
5枠9番 オレンジフィズ 牝2 54.0 北村 宏司【B】
美浦W3頭併せの中。馬場の真ん中内目を通り、直線は外を1馬身半追走、内に半馬身先行。やや強めに促して内に1馬身遅れ、外はきっちりとらえてゴールした。細身で非力な印象はあるが、キビキビと動けている。
5枠10番 ペイシャフェスタ 牝2 54.0 武士沢 友治【A】
美浦W併せの外。馬場の内を走る相手と馬体を離して馬場の真ん中外目をカーブ。直線で真ん中内目に入れると相手と馬体を合わせて追い比べ。前半からステッキを入れる相手を尻目に、持ったままでクビ差先着した。トモは厚くパワフル。頭を低く保った好フォームで駆けられている。
6枠11番 ニシノリース 牝2 54.0 内田 博幸【B】
美浦坂路単走。前半に軽い尻ステッキを使ってその後は馬の行く気に任せて最後までしっかりと走りきった。管が細く非力な印象を受けるが、四肢の可動域は十分で動きはやわらか。
6枠12番 ハイプリーステス 牝2 54.0 柴田 善臣【C-】
美浦W併せの外。馬場の真ん中外目を通り、相手の鞍上が待ってくれて直線は1馬身差追走。直線もバタバタだったが相手が常に気にしてくれたため、1馬身遅れでフィニッシュできた。レース間隔が狭いとはいえタイムも悲惨。この状態で出走してくるのだろうか。
7枠13番 テンハッピーローズ 牝2 54.0 田辺 裕信【B+】
栗東坂路単走。最後まで右手前で徐々に加速。きれいな後傾ラップを刻めた。頭は高めだが首は使えており、活気も十分。脚元も力強い。
7枠14番 ソダシ 牝2 54.0 吉田 隼人【B】
栗東坂路併せ。前半に伸び上がるようなシーンがあり、中盤に何度か馬場に脚を取られたが、それらを除くと脚元はパワフル。ただ、動きは重めで叩いてからかもしれない。右手前の方が走りのバランスは良く、左回りコースは合いそう。
8枠15番 モリノカンナチャン 牝2 54.0 横山 和生【-】
映像なし
8枠16番 ヴァーチャリティ 牝2 54.0 横山 典弘【-】
映像なし
参考ステップレースの結果