本記事は、2020年10月31日に京都競馬場芝1400mで開催される「毎日放送賞スワンステークス」(G2)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳上別定戦。登録馬は16頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は16頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アドマイヤマーズ 58.0 【B】
栗東坂路単走。動きは若干重めで手前を4度替えたことは気になる。休み明けの割引は必要かもしれない。とはいえ頭を低く保って集中力は豊富。脚元も安定していて悪くは見せない。
アルーシャ 54.0 【B-】
美浦W併せの内。馬場の外側を通り、直線は1馬身差追走。鞍上は抑えめに進めたがアタマ差程度前に出てしまった。そのタイミングでようやく手前を替えたことがブレーキになって相手と並び、ラストはほぼ併入した。馬の活気はありそうだが、内容が微妙。
カツジ 56.0 【B+】
栗東CW単走。馬場の真ん中を通って直線へ。コーナーでは動きが小さかったが、直線を向いてからはしっかり。鞍上がステッキを抜くだけで反応する頭の良さもあり、その後は体を大きく使ってぐいぐい伸びた。
カテドラル 56.0 【B】
栗東坂路単走。左前に居た関係ない馬がよれて来ても意に介さず自分のコースを落ち着いて駆け、最後はその馬と並んでゴール。肩の可動域が狭く若干力みも見られるが、そのぶんキビキビと動けている。
キングハート 56.0 【B+】
美浦坂路併せ。相手が内にささってしまい、坂は実質単走。頭の高い走法だが、ラチ側をまっすぐにキビキビと駆け上がってきた。前後の連動性は高く、後脚で蹴る方向も安定している。
サウンドキアラ 54.0 【B】
栗東坂路単走。動きはやわらかで毛ヅヤも良い。一方、体はまだゆるく、手前前肢に頼るフォームになっている。叩いてからかもしれないが、ある程度能力は出せそう。
シヴァージ 56.0 【B-】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。鞍上の追う動作と馬のリズムにずれがあり、内容は微妙。四肢の可動域は狭めで、体のメリハリもいまいち。動きも重め。タイムはまずまず出ているが。
ステルヴィオ 57.0 【A】
美浦W3頭併せの中。馬場の真ん中内目を通り、直線は外をアタマ差追走、内に1馬身差先行。終いぐいっと抜けて外に1馬身、内に半馬身先着した。前脚を伸びやかに使えており、気合い乗りも良い。
スマートオーディン 56.0 【B】
栗東坂路単走。前半は頭を上げるシーンが見られたが、中盤からまともに動けるようになった。脚元はパワフルで、最後まで脚色は衰えなかった。
タイムトリップ 56.0 【B-】
美浦W併せの外。馬場の外側を通り、並走して直線へ。ほぼ馬なりに1馬身半先着したが、相手が動かなかっただけに見える。この馬も動きはスローでもっさりとした印象。
プロディガルサン 56.0 【B+】
美浦坂路併せ。終始舌を出しているが活気は十分。迫力満点の動きで半馬身先着した。体幹がしっかりしていて、荒々しい動きは制御できている。舌は気になるがプラス評価してみたい。
ベステンダンク 56.0 【B-】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントはほぼぶれないが、後脚が若干外を回す完歩が多く、見栄えはしない。淡々と走っている印象で、活気もいまいち。
ボンセルヴィーソ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。前駆は良い。首をリズム良く動かして前脚はキビキビと動けている。一方、後脚が蹴る方向のぶれが大きく、前へのきれいな推進力が生まれていない。
メイショウオーパス 56.0 【B】
栗東坂路単走。後脚は力強くかつやわらかに地面を蹴れているのだが、前脚の着地が軽すぎて後駆からの推進力を前に持っていけない印象。そのため、推進力が上に逃げる完歩が多い。全体を見ると評価はマイナスが妥当かもしれないが、後脚の動きはかなり良く、据え置きたい。
レインボーフラッグ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。前に馬が居て嫌がったのか、頭を上げるシーンがあった。その後少し内寄りにコースを変えて最後まで。頭の高い走法で、動きは可もなく不可もない印象。途中頭を上げたことは割引対象と見てよさそう。
ロケット 54.0 【C】
栗東坂路併せ。左手前で体の向きは相手の居ない左側。頭も左に出る。それでも右後肢の推進力が強すぎるのか、後駆が左に流れ気味で、勝負根性と関係なく相手とぶつかりそうになる。乗り難しそうな馬で、動きも冴えない。
参考ステップレースの結果