阪急杯 2020 レース回顧

2020年3月3日火曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
114ベストアクターセ656.01:20.3B6
26フィアーノロマーノ牡656.01:20.4B+2
33ダイアトニック牡557.01:20.3B1
418スマートオーディン牡756.01:20.4A8
57ステルヴィオ牡557.01:20.5B4
610ストーミーシー牡756.01:20.5C15
75クリノガウディー牡456.01:20.7B+3
812レインボーフラッグ牡756.01:20.8B12
917ラヴィングアンサー牡656.01:21.1B-13
109ディープダイバー牡456.01:21.3C17
1113ハッピーアワー牡456.01:21.3B-11
124マイスタイル牡656.01:21.3B5
132ライラックカラー牡556.01:21.4B+7
141ジョイフル牡656.01:21.7B+9
1515ニシノラッシュ牡856.01:21.7A16
1616アンヴァル牝554.01:21.7B-14
1711ロジクライ牡756.01:21.8B+10
188サフランハート牡756.01:23.8C18


総評


A評価2頭、B+評価5頭。 インフレ気味の評価になり、A評価スマートオーディンが惜しくも4着。フィアーノロマーノより少しでも前に来ていれば、降着したダイアトニックは4着になり馬券圏内に入れたわけで、惜しい結果になった。
 

パドック


良く見える馬の多いパドックの中、掲示板組は1着ベストアクターを除いて取り上げられた。ベストアクターは-6キロで馬体は悪くなかったが、物見をしていたためこのメンバーでは中位評価だった。

ポイント


ハッピーアワーが出遅れ。ニシノラッシュがハナを主張し、2番手にマイスタイル。ダイアトニックはスタートを決めて控え、最内3番手の絶好のポジション。その直後にフィアーノロマーノ。外には後続が押し上げ、直線先頭はニシノラッシュとマイスタイル。その外にクリノガウディー。ダイアトニックはクリノガウディーの外を狙うがそのポジションをディープダイバーに塞がれて内へ斜行。フィアーノロマーノの進路を妨害した。一旦は抜け出したダイアトニックだが、斜行せず待っていれば通れたコースを伸びてきたベストアクターにゴール前差された。3位入線は猛追したフィアーノロマーノで、降着ルールにも引っ掛かる結果になった。
 

分析


勝ち時計の1:20.3は、例年並みの十分な時計。前年にスマートオーディンが同タイムを記録しており、そのスマートオーディンが今年は1:20.4。レースレベルも馬場状態も前年並と考えてよさそうだ。勝ったベストアクターは中団後ろからの差し切りで上がり3Fは34.0。スマートオーディンの33.8には及ばなかったが、鋭い決め脚だった。2着フィアーノロマーノは不利がなければ勝っていた計算になる。大きな不利を受けてから再び加速しての結果で、勝ちに等しい内容だった。とはいえ最内を通ってのもので、能力レベルが抜けているわけではなさそう。スマートオーディンは大外を通っての4着。強い競馬をした。差し馬で展開次第だが、今回は調教も良くこのメンバーでも勝負になる能力を示した。3着降着のダイアトニックは賛否の分かれる騎乗。北村友騎手は4コーナーで外へ出す意思を示しており、目の前が開いたフィアーノロマーノの川田騎手が追い出したタイミングで斜行。外が塞がっていたため、スペースはそこしかなかったのだが、外へ行こうとし続けていればディープダイバーが失速したためスペースは出来ただろう。とはいえ、それは結果論であり、包まれて掲示板外の可能性もあった。出資者にとっては掲示板外より3着降着の方が良いに決まっているが、邪魔をした相手は同じノーザンファームの馬で、スムースなら社台ファームのベストアクターに勝っていた可能性が高い。両者は同グループだがライバルでもあり、2,3着賞金の合計より1着賞金の方が高いため権力者からどう評価されるかは微妙なところ。今回は外にスペースがないことは明らかで、4コーナーから内を突く意思を示していれば防げた。騎乗停止は当然の裁定とはいえ、包まれて出られないよりましではある。レシステンシアの出資者が「あと1週早くやらかしてくれていれば……」と掲示板で騒いでいるかなと見てみるとそんなこともなかった。


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https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/02/Hankyu-Hai.html

           

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