着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | クロノジェネシス | 牝4 | 56.0 | 2:13.5 | B | 2 |
2 | 14 | キセキ | 牡6 | 58.0 | 2:14.5 | B | 6 |
3 | 12 | モズベッロ | 牡4 | 58.0 | 2:15.3 | B | 12 |
4 | 5 | サートゥルナーリア | 牡4 | 58.0 | 2:15.6 | A | 1 |
5 | 10 | メイショウテンゲン | 牡4 | 58.0 | 2:15.6 | B | 16 |
6 | 11 | ラッキーライラック | 牝5 | 56.0 | 2:16.0 | B+ | 3 |
7 | 6 | トーセンスーリヤ | 牡5 | 58.0 | 2:16.3 | B+ | 14 |
8 | 1 | トーセンカンビーナ | 牡4 | 58.0 | 2:16.4 | B | 11 |
9 | 13 | ダンビュライト | セ6 | 58.0 | 2:16.6 | B+ | 10 |
10 | 8 | レッドジェニアル | 牡4 | 58.0 | 2:16.7 | B | 15 |
11 | 15 | スティッフェリオ | 牡6 | 58.0 | 2:16.7 | C | 8 |
12 | 17 | カデナ | 牡6 | 58.0 | 2:16.8 | B | 9 |
13 | 7 | ワグネリアン | 牡5 | 58.0 | 2:16.8 | B- | 7 |
14 | 9 | アドマイヤアルバ | セ5 | 58.0 | 2:17.6 | B+ | 18 |
15 | 2 | ペルシアンナイト | 牡6 | 58.0 | 2:18.0 | B | 13 |
16 | 18 | ブラストワンピース | 牡5 | 58.0 | 2:18.0 | B | 4 |
17 | 3 | グローリーヴェイズ | 牡5 | 58.0 | 2:18.8 | B | 5 |
18 | 4 | アフリカンゴールド | セ5 | 58.0 | 2:21.8 | B- | 17 |
総評
A評価1頭、B+評価4頭。2週連続プラス評価は3頭で、2週連続A評価はサートゥルナーリアのみ。そのほか、1週前にクロノジェネシスをA評価していた。人気薄のプラス評価は圏外。サートゥルナーリアは沈み、クロノジェネシスは勝ったとはいえ2番人気。マイナス評価は少なく、微妙な結果になってしまった。
パドック
さすがにGIだけあって皆さん良く見え、割引対象になるポイントを探すパドックになった。最も良く見えたのはキセキだが、いつも良く見せるので1番手評価はしづらい。それでも3番手評価とした。最低人気ではあったがプラス評価組の中で最も期待していたアドマイヤアルバは、このメンバーに入るといまいち目立たず。人気薄ではトーセンカンビーナが良く見えた。勝ったクロノジェネシスは太く見えず+10キロを好感したが、尾が寝ているのが気になった。3着モズベッロは動きが硬めでいまいち目立たなかったが、蹄が大きく馬場は合いそうだった。
宝塚記念、サートゥルナーリアはヨダレ気になりますが踏み込みやわらか。ラッキーライラックがパワフル。キセキはいつもどおり良く見えます。トーセンカンビーナが毛ヅヤ良く集中。ダンビュライトが最後尾で深い踏み込み。ブラストワンピースは発汗多いですが鶴首で好気合いです。
— jphb (@jphb_oikiri) June 28, 2020
ポイント
スタートはばらけ、グローリーヴェイズが出遅れ。メイショウテンゲンとキセキも1馬身ほど遅れた。宣言どおりトーセンスーリアの逃げ。ワグネリアンは積極的に2番手につけ、ラッキーライラックは5番手。その後方外にブラストワンピース。サートゥルナーリアは中団の最内。クロノジェネシスはその2頭分外にポジションを取った。キセキは後方から向こう正面で離れた外を通って中団まで押し上げた。3~4コーナーでアフリカンゴールドが一杯に。後ろに居たサートゥルナーリアは行き場がなく、大きく後退してようやく外へ持ち出す。4コーナーでクロノジェネシスが早くも先頭。キセキが追う。後続は伸びない。サートゥルナーリアは猛追するも終い失速。結局そのまま引き離したクロノジェネシスが圧勝。2番手にはキセキが入り、3着には直線脚色を保ったモズベッロが粘り込んだ。
分析
勝ち時計の2:13.5は、稍重馬場で過去と比較すると遅いが、この日の馬場を考えれば何とも言えない。稍重発表ではあったが、直前にスコールのような雨が降り、かなりぬかるんでいたようだ。その上、内は荒れていた。勝ったクロノジェネシスは外枠が生きた形。外の走りやすいコースを終始立ち回り、得意な重馬場で後続を引き離した。展開と馬場には恵まれたとはいえ6馬身差の圧勝で、能力上位だろう。距離延びても良さそうだ。キセキは武騎手の好騎乗。出遅れて後方から。有馬記念で出遅れから終い伸びて5着しており、阪神大賞典は出遅れを早めに挽回して終い失速した。これら2走の経験を生かし、今回は向こう正面から適度に脚を使うことができた。1~2コーナーでも馬場の良い外を回しており、走った距離は最も長かった。3着モズベッロと5着メイショウテンゲンは重馬場巧者。結果的に終始外を通った馬が1~3着で、内外の馬場差が大きかったと考えられる。サートゥルナーリアの敗因は、「距離と馬場」いうルメール騎手のコメントが出ているが、距離については今回より長い距離で好走実績があり、断定できない。馬券にすら絡めなかったのは展開のためだろう。ゲートを出てから常に外に馬が居たため外に出すタイミングがなく、完全に包まれて行き場がなかった。外に出した直線もまっすぐに走っておらず、仮にまっすぐに走っていたとしてもモズベッロを交わせたかどうかは微妙なところ。3~4コーナーで下げてから直線半ばまで長く脚は使えていたが、終いは一杯になってしまった。結果論だが、1周目スタンド前でポジションを下げて外に出し、堂々と外を立ち回っていれば2着はあったかもしれない。