有馬記念 2019 レース回顧

2019年12月24日火曜日

着順馬番馬名性齢斤量タイム評価人気
16リスグラシュー牝555.02:30.5B2
210サートゥルナーリア牡355.02:31.3B+3
37ワールドプレミア牡355.02:31.4B4
45フィエールマン牡457.02:31.6B+6
511キセキ牡557.02:31.6B-7
616シュヴァルグラン牡757.02:31.9B14
78レイデオロ牡557.02:32.1B9
814ヴェロックス牡355.02:32.3B8
99アーモンドアイ牝455.02:32.3B+1
103エタリオウ牡457.02:32.4C10
1113アルアイン牡557.02:32.8B15
122スワーヴリチャード牡557.02:33.6D5
134スティッフェリオ牡557.02:34.0B-13
1415アエロリット牝555.02:35.0B12
151スカーレットカラー牝455.02:35.3B11
1612クロコスミア牝655.02:35.3B-16


総評


A評価なし、B+評価3頭。1週前はサートゥルナーリアをA評価、スワーヴリチャード、ワールドプレミア、アーモンドアイ、アルアインをB+評価しており、2週連続のプラスはアーモンドアイとサートゥルナーリアだった。結果は断然1番人気のアーモンドアイがまさかの失速。2,3,4番人気の決着で、B→B+→B。いまいち参考にならない結果になってしまった。

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パドック


追い切りいまいちだったキセキはパドックでは良く見せていた。気になっていた馬では、スワーヴリチャードがそれほど目立たず、アルアインも大きく見せない。フィエールマンは4着に来たが、パドックではちょこまかとした動きで見栄えしなかった。アーモンドアイはパドックでは最も良く見えたのだが。

ポイント


レイデオロとキセキが出遅れ。キセキは行き脚もつかず、ムーア騎手が押してようやく走り始めた。前はアエロリットの大逃げ。1000メートル通過58.5秒という超ハイペースになった。アーモンドアイは中団外。サートゥルナーリアは中団馬群の後ろ。リスグラシューは中団馬群の後ろ目の最内でじっとしている。隊列は崩れず3~4コーナーへ。アエロリットはさすがに4コーナー手前で失速し、直線はスティッフェリオが先頭。並びかけたアルアインをアーモンドアイが外から交わしたが、脚色はいまいちでその外のフィエールマンを抜けない。さらに外からサートゥルナーリアが前に出たが、勝負はここまでだった。大外からリスグラシューが1頭だけ次元の違う末脚を披露し、圧勝した。

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分析


勝ち時計の2:30.5は、長距離で何とも言えないとはいえ優秀。アエロリットは11秒台のラップを連発して逃げ、中盤からも1度の11秒台を挟んで12秒台前半をキープ。しかし4コーナー手前のラスト3F目に13.4と失速し、ここで後続が一気に襲いかかってきた。リスグラシューはうまく立ち回って大外に出すと、サートゥルナーリアに楽に並びかけ、そこから一気に突き抜けた。レーン騎手とコンビを組んで3戦3勝。コックスプレートも強い内容で、距離が延びても問題なかった。これで引退はもったいない。ただ、引退を撤回したエネイブルのようにえげつない血統ではなく、繁殖価値は高そう。1年多く出産の機会を得られることは確かで、彼女の子どもたちに期待したい。サートゥルナーリアはリスグラシューのせいで全く目立たなかったが強い競馬はした。来年現役を続けるメンバーの中では上位だろう。驚いたのはキセキ。追い切りは好調時に遠く及ばなかったが、パドックでは宝塚記念時と同様に良く見せており、レースは出遅れたものの追い込んで5着。自分のレースをできていれば2着はあったかもしれない。アーモンドアイの敗因はよくわからない。スタンド前で力んだというコメントはあったが、それだけが原因なのかどうか。直線では闘志を感じられなかった。ここからどう立て直してくるだろうか。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2019/12/Arima-Kinen.html

             

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