着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | フィエールマン | 牡5 | 58.0 | 3:16.5 | B | 1 |
2 | 6 | スティッフェリオ | 牡6 | 58.0 | 3:16.5 | B- | 11 |
3 | 5 | ミッキースワロー | 牡6 | 58.0 | 3:16.9 | B- | 4 |
4 | 7 | ユーキャンスマイル | 牡5 | 58.0 | 3:16.9 | B | 2 |
5 | 3 | トーセンカンビーナ | 牡4 | 58.0 | 3:17.2 | B+ | 7 |
6 | 8 | キセキ | 牡6 | 58.0 | 3:17.3 | B | 3 |
7 | 1 | モズベッロ | 牡4 | 58.0 | 3:17.4 | B | 5 |
8 | 11 | メイショウテンゲン | 牡4 | 58.0 | 3:17.5 | B | 10 |
9 | 4 | ダンビュライト | セ6 | 58.0 | 3:17.6 | B | 8 |
10 | 2 | エタリオウ | 牡5 | 58.0 | 3:17.9 | B | 6 |
11 | 10 | メロディーレーン | 牝4 | 56.0 | 3:18.2 | B | 13 |
12 | 9 | ミライヘノツバサ | 牡7 | 58.0 | 3:18.7 | B | 12 |
13 | 13 | ハッピーグリン | 牡5 | 58.0 | 3:24.7 | B | 14 |
14 | 12 | シルヴァンシャー | 牡5 | 58.0 | 3:24.9 | B- | 9 |
総評
A評価なし、B+評価1頭。結果はB→B-→B-で決まったが、参考になった読者は多かったかもしれない。というのも、本追い切りは各馬いまいちだったのだが、長距離戦で直前はそれほど負荷をかけなかったようで、1週前追い切りの評価はそれぞれB+→B+→A。すべてプラス評価していた。2週合わせて合計6頭がプラス評価だったため強調できない結果だが、個人的にはまずまず納得できる結果になった。
パドック
最も良く見えたのはシルヴァンシャー。追い切りからは厳しそうだったが品のある好みの馬体で良く見えてしまう。能力は高いはずで、次走は巻き返してほしい。さすがにGIだけあって悪く見える馬は居なかったが、2着スティッフェリオは少し歩幅が狭いかなという印象で、ミッキースワローは後方を歩かせていたにしてはそれほど目立たなかったため取り上げられなかった。
天皇賞、シルヴァンシャーがバランス良し。シルエットがきれいです。1番人気フィエールマンはいつもどおりで問題ありません。キセキはいつも良く見せますが今回も良いです。ダンビュライトが最後尾で気合い乗りちょうど。モズベッロが踏み込みしっかり。エタリオウが歩様スムースです。— jphb (@jphb_oikiri) May 3, 2020
ポイント
常に出遅れるトーセンカンビーナが今回も出遅れ。メイショウテンゲンも遅れた。心配されていたキセキは五分のスタート。スティッフェリオは掛かり気味だったがダンビュライトが行ってくれたために押さえが効いたようで2番手。ハッピーグリンも行きたがっていたが、和田騎手はわざと外を回して無理矢理キセキの後ろへ導き、落ち着かせた。ハッピーグリンはその後スティッフェリオの後ろで落ち着いた一方、1週目3~4コーナーで同馬と馬体を並べていたキセキは掛かった。武騎手はスタンド前で他馬と馬体を合わせないように大きく外を通らせたのだがどうしようもない。長距離戦で馬とケンカするわけにもいかなかったのだろう。先頭に立ってしまった。その後はキセキの逃げ。後続は均等な間隔で並び、フィエールマンは後方馬群の真ん中。直線。キセキが内を大きくあけて先頭。馬場は良いはずなのだが各馬外へ持ち出し、そのスペースをユーキャンスマイルが突く。しかし脚色が良かったのは外の各馬で、最後は抜けたスティッフェリオをフィエールマンがハナ差とらえてゴールした。
分析
勝ち時計の3:16.5は、長距離なので何とも言えないが例年と比べると遅い。1000メートル通過は1:03.0で、2000メートル通過が2:03.4。と1000メートル過ぎからは極端に遅くなっていない。1200メートル地点からゴールまでが2:01.5で、ある程度消耗した状態の馬がフライングスタートの2000メートル戦を戦ったようなイメージだろうか。勝ったフィエールマンは僅差でもきっちりと勝ちきるのはさすが。菊花賞、昨年の天皇賞・春と、すべて着差は0.0だ。2着スティッフェリオは惜しい競馬だった。ダンビュライトが居なければ掛かっていたかもしれないが運も味方につけて11番人気で2着。ハナ差負けだが差し届かなかったわけではなく、人気薄で先に抜けてのもので、騎手は責められない。十分に上手く乗ったと言えるだろう。最後の直線で各馬が外に行ったのは不思議だが、それについて触れている報道を見つけられなかった。内を選んだ各馬は結局伸びなかったが、同日および前日に実施された芝レースでは内でも伸びており、おそらく馬の能力が足りなかったと見るべきだろう。
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https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/05/Tenno-Sho-Spring.html