本記事は、2020年10月11日に京都競馬場芝2400mで開催される「京都大賞典」(G2)の追い切り評価最終版です。出走馬は17頭。以降の更新はありません。レースは3歳上別定戦です。
1枠1番 ダンビュライト セ6 56.0 松若 風馬【B+】
栗東坂路併せ。相手をアタマ差程度追走して呼吸を合わせて進め、馬体を並べたときに相手に乗っていたジョッキーとこの馬に乗っていた助手さんが少し言葉を交わしたようだ。そして、同時にゴーサイン。しっかり伸びてアタマ差先着した。
1枠2番 キセキ 牡6 57.0 浜中 俊【B】
栗東坂路併せ。強い尻ステッキを何度か入れたにしては動きは重め。ただ、活気は十分で、脚元の力強さもある。
2枠3番 シルヴァンシャー 牡5 56.0 北村 友一【A】
栗東CW3頭併せの内。中はアイスバブル。馬場の真ん中外目を通り、直線は外から1馬身差ずつ追走。楽な手ごたえでやわらかに伸び、外に1馬身、中に2馬身先着した。
2枠4番 タイセイトレイル 牡5 56.0 川須 栄彦【B】
栗東坂路併せ。坂の中盤から追い比べ。ズブズブとした伸びでなかなか差は詰まらなかったが、最後まで集中して駆け、同入した。内容は良い。
3枠5番 ノーブルマーズ 牡7 56.0 高倉 稜【-】
映像なし
3枠6番 ステイフーリッシュ 牡5 56.0 藤岡 佑介【B-】
栗東坂路単走。頭は高く首を使えていないことは割引材料。関係ない馬が前に居たため、馬場の真ん中に持ち出したのは問題ないが、そこからラストまで徐々にラチ側へ流れたことも気になる。体は引き締まっていて、脚元に大きな問題はないが、いまいち強調できない動き。
4枠7番 リッジマン 牡7 56.0 古川 吉洋【B-】
栗東ポリトラック単走。ポリトラックでステッキを使って追ったわりにはいまいち目立たない動き。体も細めに見える。
4枠8番 カセドラルベル 牝4 54.0 松山 弘平【C】
栗東坂路単走。後脚はしっかり地面を蹴れているのだが、頭の高い走りで前脚が空回りしているような動きになっている。
5枠9番 モンドインテロ 牡8 57.0 嶋田 純次【B+】
美浦坂路併せ。コーナーから軽い肩ステッキを使って気合いをつけ、直線は強い尻ステッキを連打して一杯に追った。ラストの脚色はさすがに少し鈍ったものの、ギリギリでとらえてアタマ差先着した。
5枠10番 アルバート 牡9 56.0 岩田 康誠【B-】
栗東坂路単走。若いころに比べると線が細く非力な印象が強い。頭も高い。そのぶん素軽く見えはするが、脚元の動きはいまいち安定しない。
6枠11番 バイオスパーク 牡5 56.0 和田 竜二【B】
栗東CW併せの外。馬場の外側を通り、並走して直線へ。直線半ばまではゆったりと駆けさせ、終いだけさらりと。 ジョッキー騎乗の相手にアタマ差先着した。後脚の力強さが不足気味ではあるが、頭を低く保って動きにやわらかさはある。
6枠12番 ドゥオーモ 牡7 56.0 藤岡 康太【B】
栗東坂路併せ。1馬身先着したが、相手と3頭分ほど馬体を離してラチ側を進めたため、実質単走の内容。少し非力な印象を受けるものの、脚元のやわらかさはあり、動きも伸びやか。
7枠13番 グローリーヴェイズ 牡5 58.0 川田 将雅【B+】
美浦W3頭併せの中。馬場の真ん中外目を通り、直線は外と並んで内に1馬身差先行。中盤まで楽に駆けさせ、終いだけ促して内外にクビ差先着し、ゴール後肩ステッキを入れて2頭を引き離すところまでやった。集中力もあり、悪くなさそうな仕上がり。
7枠14番 アイスバブル 牡5 56.0 幸 英明【C】
栗東CW3頭併せの中。内はシルヴァンシャー。馬場の真ん中を通り、直線は外を1馬身差追走、内に1馬身差先行。終い強く追ったが外をとらえられず1馬身遅れ。内には悠々交わされ2馬身遅れた。
8枠15番 パフォーマプロミス 牡8 56.0 福永 祐一【A】
栗東坂路単走。適度な荒々しさのあるいい動き。右前肢の動きは安定しないが、地面をしっかりつかんで蹴れており、前脚からも制動力に加えて推進力を得られている。後脚の安定感は十分。好状態。
8枠16番 ミスマンマミーア 牝5 54.0 池添 謙一【B+】
栗東CW単走。前さばきは硬いが後脚の動きは良い。飛節のクッションを効かせてやわらかに着地し、飛節は円に近い回転を描く、繋のやわらかさもあり、まっすぐ後ろに地面を蹴れている。
8枠17番 キングオブコージ 牡4 57.0 横山 典弘【B】
栗東CW単走。馬場の外目を通って直線へ。首の上下動幅が安定せず、前膝は硬く四肢の可動域は狭め。ただ、前後のバランスは良く、一定のリズムで駆けられており、全体として悪くは見えない。
参考ステップレースの結果