ステイヤーズS 2019 レース回顧

2019年12月4日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
112モンドインテロ牡756.03:46.1B6
211アルバート牡856.03:46.2B1
34エイシンクリック牡556.03:46.4-11
46メイショウテンゲン牡355.03:46.5B-5
53サンシロウ牡556.03:46.5C7
61オジュウチョウサン牡856.03:46.5B4
72ヴァントシルム牡556.03:46.8D3
87レイホーロマンス牝654.03:47.0B+9
913ララエクラテール牡756.03:47.1B-12
108チェスナットコート牡556.03:47.7B-8
1110リッジマン牡657.03:48.0A2
129ベイビーステップ牡556.03:48.5B10
135ネイチャーレット牡656.03:48.9B13


総評


A評価1頭、B+評価1頭。しかしどちらも伸びず。マイナス評価の多いメンバーで、そちらも馬券圏内には入れなかったとはいえ、微妙な結果になってしまった。

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パドック


ほぼヴァントシルムだけ見ていたのだが、鞍上は大いに心配ではあるものの、贔屓目なく勝てる可能性もあるのではないかと感じた。その最大の理由はリッジマンがいまいちだったこと。口元の泡が周回を重ねるごとに増えてきていた。追い切り良かったレイホーロマンスもそれほど良く見えない。アルバートは、追い切りB評価でそれほど良くは見えなかったのだが、パドックで歩いているといかにも長距離走りそうな雰囲気。そのほかではオジュウチョウサンも落ち着いて歩けていて良く見えた。

ポイント


ヴァントシルムは若干出負けしてサンシロウに寄られたが、オジュウチョウサンが好スタートを決めたため内の好位を確保。1周目はレイホーロマンスの逃げ。ゆったりとした流れになったが、2週目スタンド前でネイチャーレットが仕掛けた。ゴール付近で先頭に立つと、レイホーロマンスは後退。このタイミングでオジュウチョウサンはポジションを押し上げ、さらに外からエイシンクリックが1コーナーまでに先頭を奪う。隊列は変わってエイシンクリックが大逃げを図る。しかしそれも3コーナーまで。エイシンクリックはオジュウチョウサンに並ばれ、直線では一旦オジュウチョウサンが先頭に立つ。しかし外から軽々とモンドインテロが交わして先頭でゴール。直線はバテ合いの展開になり、2着は脚を余してのアルバート。3着には再びオジュウチョウサンを差し返したエイシンクリックが入った。

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分析


勝ち時計の3:46.1は、超長距離なので何とも言えない。2週目3コーナーからペースが上がり、その後は馬の能力と共に鞍上の能力が勝負を分ける。馬のスピードは、馬なりに加速するときはそれほど疲れず、スピードはまずまず。追うとトップスピードになるが疲れる。そして、一杯になるととんでもなく遅くなる。ちょうどゴール手前で一杯になるくらいが理想だ。そして、そのために馬なりに上がっていくべき距離を見定める必要がある。勝ったモンドインテロはそれがピタリとはまった。ビュイック騎手は前年同レースでこの馬に乗っており、馬の個性をつかんでいたのだろう。好騎乗だった。2着アルバートは、直線半ばでヴァントシルムと接触しそうになるロスがあった。脚は余しており、追い出しのタイミングはもっと早くてよかったことになる。この条件での能力は勝ち馬より上かもしれない。3着エイシンクリックは津村騎手の好騎乗。後続を引き離してから2週目向こう正面でペースを落として疲れを癒やし、追い出しもがまん。オジュウチョウサンに前へ出られてから本格的に追い、3着に粘り込んだ。津村騎手は最近乗れている。以上。ヴァントシルムについて書こうかなとも思ったですが、多少なりとも主観が入るのでやめます。客観的にデータで示せるところだけ。田辺騎手の長距離戦成績は、短距離/中距離に比べて大きく落ちます。皆様も気をつけてください。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2019/11/Stayers-Stakes.html

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