本記事は、2020年05月31日に東京競馬場芝2400mで開催される「東京優駿(日本ダービー)」(G1)の1週前追い切り評価です。レースは3歳牡牝定量戦。現時点の登録馬は23頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は18頭でした。本追い切りの評価はレース週の更新になります。
アルジャンナ 57.0 【C】
栗東坂路併せ。映像はゴール手前のみ。しっかり追って反応はしているが動きは重く1馬身遅れた。
ヴァルコス 57.0 【B】
栗東CW3頭併せの内。馬場の真ん中を通り、3頭がほぼ並走して直線へ。合図からの反応は鈍かったが尻ステッキを入れるとようやく伸び、中に1馬身、外にクビ差先着した。右手前に戻して伸びており、左手前に比べると肩の可動域が数段階上がる。左回りコースは2着と4着だが、合うはず。
ウインカーネリアン 57.0 【B-】
美浦W3頭併せの内。馬場の外目を通り、直線は並ぶ2頭を2馬身差追走。馬なりに進めて3馬身以上遅れた。単走だった可能性も大いにあるが、前に目標になる馬が居ても全く意に介さなかった気配は割引材料。動きが悪いわけではないが。
ヴェルトライゼンデ 57.0 【B】
栗東CW併せの内。馬場の外目を通り、並走して直線へ。しっかり追って併入もわずかに先着した。直線ではもっと引き離したかったが、コーナーの曲がり方は良く、手前の替え方も上手で器用な印象を受ける。
ガロアクリーク 57.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は1馬身半差追走。軽く仕掛けるとすっと伸び、1馬身先着した。四肢の可動域は狭めだが、首の角度は良く、リズム良く駆けられている。
キメラヴェリテ 57.0 【B-】
栗東坂路単走。前膝と繋はやわらかいのだが、肩が硬いため前脚の伸びやかさに乏しい。体には厚みがあり後脚はまずまずパワフル。
コルテジア 57.0 【B+】
栗東CW3頭併せの中。馬場の外目をカーブして直線では外側へ持ち出し、自分より外を回っていた2頭の間に入れると、軽く促しながら抜け出して2馬身以上先着した。スケール感に欠ける動きではあるが、前後のバランスは整っており、背中も安定している。集中力も豊富。
コントレイル 57.0 【B+】
栗東CW併せの内。馬場の外目を通り、直線は1馬身差追走。楽に1馬身先着した。直線を向いて右にささったシーンと、馬が勝手に加速するシーンが見られたことは距離延長で割引ではあるが、四肢の可動域は十分で脚元の回転力も豊富。十分に動けている。
サトノフラッグ 57.0 【B+】
美浦W併せの内。映像は直線だけで、通ったコースは馬場の真ん中外目。並走して直線に入ると、馬なりに抜け出し。鞍上は最後までほとんど手を動かさず、馬が自らの意思で加速して1馬身先着。頭を低く保って活気十分な動きをできている。ただ、不思議なことに、ゴール後に鞍上が肩ステッキを入れるとそこでペースダウンした。ステッキの意味がわかっていないかもしれないことは気になるが、評価はプラスとしたい。
サリオス 57.0 【B-】
美浦W併せの外。馬場の外側を通り、ほぼ並走して直線へ。最後までステッキを使わず促したがクビ差遅れ。発汗は多めで最後まで手前を替えず窮屈なフォームになっている。
ダーリントンホール 57.0 【B-】
美浦W併せの外。馬場の真ん中内目を通り、並走して直線へ。鞍上は手綱を引っ張って行かせず終いだけ少しゆるめてクビ差先着した。体はゆるめだが1週前ならこの程度でよさそう。動きはまずまず力強いが、ずっと舌を出している。
ディープボンド 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬場のきれいな時間帯に軽い調整。途中でコースを植え込み側へ切り替えたが、おそらく以前に走った馬の蹄跡を避けるためだろう。その後はリズム良くまっすぐに駆け上がってきた。レース間隔が詰まっており、内容が軽いことは割引材料にならない。評価は据え置くが、繊細に調整されていて好感が持てる。
ブラックホール 57.0 【B-】
美浦W3頭併せの中。馬場の真ん中を通り、直線は内を1馬身追走、外に半馬身先行。首の可動域は狭いが活気はまずまずあり、差してきた外を目標に抜けて中に半馬身先着した。外にはアタマ差程度遅れ、ゴール後も追いつけなかったが、外を目標にゴール後もしっかり追って負荷は十分にかけた。
マイラプソディ 57.0 【B】
栗東CW3頭併せの中。馬場の外側を通り、3頭が並走して直線へ。軽い仕掛けで抜け出し、内に1馬身半、外にはそれ以上先着した。動きは少し重く体もゆるめだが、四肢の可動域は十分にあり1週前としては及第点の動き。
マンオブスピリット 57.0 【B】
栗東CW併せの外。ラチ側を深く入り、並走して直線へ。折り合い重視で進めて併入した。頭は少し高いが首をしっかり使ってリズム良く駆けられている。前後のバランスも良い。
メイショウボサツ 57.0 【B】
栗東坂路単走。活気は十分。右前肢が少し内向しているが、長距離走れそうな馬体で脚元の力強さもまずまず。肩の可動域は広く、動きは伸びやか。
レクセランス 57.0 【C】
栗東CW3頭併せの中。馬場の外側を通り、直線は外からクビ差ずつ追走。反応はいまいちで、終い一杯に追ったが馬なりの外に4分の3馬身遅れ。内と併入した。タイムは出ているが見栄えはしない。
ワーケア 57.0 【B】
美浦W3頭併せの内。馬場の外目を通り、直線は外からアタマ差ずつ追走。終い促して3頭が併入した。中を目標にして内容は悪くなく、タイムも出ているが、追った割に併入止まりでそれほど見栄えはしない。ただ、動きそのものはパワフルで、悪くは見せない。
参考ステップレースの結果