皐月賞 2020 レース回顧

2020年4月22日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
11コントレイル牡357.02:00.7B1
27サリオス牡357.02:00.8B+3
316ガロアクリーク牡357.02:01.4B+8
48ウインカーネリアン牡357.02:01.6B-17
55サトノフラッグ牡357.02:01.8B+2
613ダーリントンホール牡357.02:01.8B+6
73コルテジア牡357.02:01.9B13
817ヴェルトライゼンデ牡357.02:01.9B4
99ブラックホール牡357.02:02.1C12
106ディープボンド牡357.02:02.1C18
112レクセランス牡357.02:02.1B-9
1210アメリカンシード牡357.02:02.2B-16
1312マイラプソディ牡357.02:02.2A7
1418ビターエンダー牡357.02:02.4B11
1515ラインベック牡357.02:02.4B-14
1611クリスタルブラック牡357.02:02.5B5
1714キメラヴェリテ牡357.02:02.6C10
184テンピン牡357.02:03.3A15


総評


A評価2頭、B+評価4頭。2週連続プラス評価はサリオス、サトノフラッグ、テンピンの3頭で、コントレイルを1週前にA評価していた。コントレイルは最も能力が高いと見ていたが、2週前の動きがすばらしく、1週前もA。今週はそれほど目立たなかったので不安ではあったが、やはり能力が違った。ガロアクリークをB+評価できており、使いようによっては参考になったかもしれない。
 

パドック


良く見える馬ばかりで難しいパドック。ガロアクリークも良く見えたのだが、レクセランスとどちらを入れるか迷ってレクセランスを取ってしまった。コントレイルはそんなに良く見えないのではないかというご指摘をいただいたが、この馬は父に似ている。ディープインパクトはパドックで気合いを見せる馬ではなかった。舌をペロペロ出したり物見をしたりすることも多く、落ち着いて軽快に歩けていればそれでよかった。今回のコントレイルは父より良く見せたので2番手にした。最も良く見えたのはサトノフラッグだったが、末脚不発だった。

ポイント


ダーリントンホールが出遅れ。コントレイルは主張せず、上がってきたコルテジアの後ろから。外から先行勢がポジションを押し上げ、ずるずると下がっていく。1コーナー手前でコルテジアの横につけようとしたが、そこでコルテジアに寄られて接触。結局上がれず向こう正面でも縦長馬群の後方から。一方、サリオスは前後左右を囲まれて内目で完璧に折り合って進める。3コーナーあたりから馬群が凝縮し、コントレイルは外に出した。そこからは脚が違った。かなり広がった馬群の大外を、1頭分ほどのスペースをあけて伸びてくると、最後はサリオスとの叩き合い。半馬身差の着差以上の完勝だった。

分析


勝ち時計の2:00.7は、稍重馬場の平均レベル。2018年エポカドーロが2:00.8、2012年ゴールドシップが2:01.3、2010年ヴィクトワールピサが2:00.8だった。ただ、コントレイルはタイム以上の強さを見せた。これまで先行経験しかなく、初めての後方からの競馬で大きなコースロスがありながら余裕の差し切り。1コーナーの不利も、並の馬なら戦意喪失だろう。2着サリオスが完璧なレース運びをしたのに対し、コントレイルは考え得る限り最悪のレース内容。福永騎手はレース後にこってり絞られたのではないだろうか。勝因は、騎手が落馬しなかったことと言えるほど、能力が抜けていた。ただ、不利がありながら馬を信じ、かつ自分の能力も適切に判断して外に出したことはファインプレイ。ダービーで負けるシーンが思い浮かばないほど強い内容だった。父の後継種牡馬になる馬だ。2着サリオスは、大型馬だが胴長で短距離馬には見えない。530キロを超えるこの馬がダービーでどんなレースをするのか、そして堀厩舎がどう仕上げてくるのか注目だ。ダービーで面白そうなのはヴェルトライゼンデ。今回は8着だったが、賞金は足りている。距離延びて良さそうな形で、動きはやわらか。今回は伸びない内で最後までしっかり走れていた。デビュー2戦を重と稍重で勝っており、馬場が悪い方が良いと見られてしまうかもしれないが、良馬場の方が合いそうなやわらかな動きをする馬。2月生まれだが成長余地も大きそうで、見直せるかもしれない。


スポンサーリンク

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/04/Satsuki-Sho.html

このブログを検索

Twitterはこちらへ

プッシュ通知を受け取る

QooQ