G1:有馬記念 追い切り評価~2025年12月28日開催

2025年12月26日金曜日

本記事は、2025年12月28日に中山競馬場芝2500mで開催される3歳上定量 G1競走「有馬記念」の追い切り評価です。

A評価

ミュージアムマイルを2週連続A評価しました。どっしりとした力感があり、パワフルに動けています。1週前のCWでは相手を気にせず自分のコースをまっすぐに駆けて適度な負荷をかけて先着。今週の坂路は相手にペースを合わせながら楽に動いてしっかり先着しました。好仕上がりです。

B+評価

次点はコスモキュランダ。2週連続で相手を突き放しました。1週前の美浦Wでは、コーナーから活気十分で相手を直線半ばでとらえるとあとは一人旅。前脚の蹴りに力感があり、前からも推進力を得て力感十分でした。今週の坂路では、手前を替えるタイミングでやや動きが乱れましたが、まっすぐ走る際の首のやわらかな使い方が目立ち、相手を気にせず自分のリズムで楽に動けています。好状態です。

その他注目馬

1週前A評価が3頭居て、残り1頭がエルトンバローズです。1週前のCWでは直線の加速がすばらしく、ゴールが近づくにつれて重心が低くなり、後脚の伸びやかさが目立ってくるすばらしい動きでした。今週の坂路は馬場が悪かったようで脚を取られる完歩がなんどかありましたが、それでも全体のバランスは崩れずに駆けられました。1週前良かったのでこれで十分でしょう。1週前B+評価も2頭。メイショウタバルは2週連続でCWに入れ、1週前は併せ馬、今週は単走でした。1週前はやや重心が高いものの後脚の伸びやかさは目を引き、早々に相手を突き放す内容。今週は前進気勢が出すぎている印象で最後まで手前を替えなかった点も割引材料ですが、馬は元気いっぱいで動きそのものは良いです。マイネルエンペラーは2週連続でCWの外ラチいっぱいから先行する相手を目標に脚を伸ばす内容でした。調教内容からは、今回先行させず、後方から一気の差し切りを狙っていそうです。1週前は差し切り、今週は届かずわずかに遅れましたが、四肢の可動域十分な動きは見栄えします。動きについては首の上下動幅がもう少し安定してほしいものの、総合的に見ると上位です。ダノンデサイルはメリハリの効いた調整をこなしました。1週前はコーナーまで相手の真後ろにつける折り合い重視の内容。直線は外に出して強く追わずにアタマ差遅れにとどめました。体はこの時点でほぼ仕上がっています。今週は坂路単走。楽に駆けさせたためタイムは出ていませんが、気合乗りは適度で動きはやわらかです。調教の評価としてはBが妥当でしょうが、きれいに仕上げてきた印象です。タスティエーラの1週前は3頭合わせの内で外の相手に遅れ、どうも活気に欠ける印象でした。今週は活気という点では一変。コーナーから元気よく前を行く2頭を追いかけ、直線で差し切りました。終い外の相手に迫られましたが、おそらくタイムが出すぎてセーブしたためで、ゴール後も一定のリズムを維持して長くいい脚を使う練習もこなせました。レガレイラのマイナス評価は厳しめにつけましたが、2週連続で遅れた点は気になります。1週前はいつもより頭の位置も重心も高くいまいち見栄えしませんでした。今週の動きは改善されていて、3頭合わせの中から外と合わせて抜けたところまではよかったのですが、そこから弾けずアタマ差程度遅れ、ゴール後も並ぶところまでいけませんでした。いろいろと物議をかもした厩舎ですが、個人的にこの厩舎は出資NGにしています。初年度にすばらしく良く見えた馬がこの厩舎で、過去のインタビュー記事を読んだところ、この調教師は思考が平板で知性に欠けると判断したため結局出資しませんでした。その後もNGが継続しています。正解でした。現代社会に生きる頭の良い人間は理論で勝てる上に多くの場合権力でも勝ってしまっているため、人に暴力をふるいません。なお、馬に罪はなく、この馬は知人の出資馬で応援しているためがんばってほしいです。アドマイヤテラは前走のジャパンCを馬だけなら勝ったため期待していたのですが、全く良く見えませんでした。前走時の調教は良く見えたので、何らかの精神的なダメージがあるのかもしれません。シュヴァリエローズは出資馬なので評価不能のDです。1週前はCW、今週は坂路で追い、動きは良くも悪くもいつもどおり。歳を重ねて硬さは出てきていますが、この子は若いころから硬めの動きをしていて、新馬戦の直線壮絶な叩き合いから硬さはありました。レースでやわらかに動けたのは勝てはしなかったものの関ヶ原SとメイSで、それぞれ岩田望来騎手、ルメール騎手が騎乗してくれていました。そのほかの騎手では、西村敦也騎手が合います。勝負どころで好位につけ、勝負根性を引き出してくれるのため彼が乗ると好走してくれるのですが、なぜかこの調教師はその後国内では変な騎手ばかり起用します。今回は調教に吉村騎手が乗ってくれたにもかかわらず、本番でいつもの変な鞍上へと弱化させられてしまいました。騎手の能力はこの2週のGIでしっかり世間に見せつけたはずなのですが、なぜ彼を良い馬に乗せる調教師が居るのかよくわかりません。性格が良いのでしょうか。厩舎関係では、オーストラリアで公開された動画で人前に出てくる格好をわきまえていない助手が登場して唖然としました。おかしな陣営でかわいそうですが、馬の能力はあるので、展開が恵まれて10着以内に入り、1円でも多くの賞金を稼いでくれることを祈ります。

全頭評価

枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 評価 1週前
11エキサイトバイオ牡356.0荻野極B-B-
12シンエンペラー牡458.0坂井B-B-
23ジャスティンパレス牡658.0団野BC
24ミュージアムマイル牡356.0CデムーロAA
35レガレイラ牝456.0ルメールB-B-
36メイショウタバル牡458.0武豊BB+
47サンライズジパング牡458.0鮫島駿B-C
48シュヴァリエローズ牡758.0北村友DD
59ダノンデサイル牡458.0戸崎圭BB
510コスモキュランダ牡458.0横山武B+A
611ミステリーウェイセ758.0松本BC
612マイネルエンペラー牡558.0丹内BB+
713アドマイヤテラ牡458.0川田CC
714アラタ牡858.0大野B--
815エルトンバローズ牡558.0西村淳BA
816タスティエーラ牡558.0松山BB-

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