本記事は、2021年02月14日に阪神競馬場芝2200mで開催される「京都記念」（G2）の追い切り評価最終版です。出走馬は11頭。以降の更新はありません。レースは4歳上別定戦です。
1枠1番 ハッピーグリン 牡6 56.0 北村友【B-】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。活気はあり脚元の力強さも悪くはないのだが、終止耳を動かしていることと、手前の替え方がかなり下手なことは気になる。フォームの安定性もいまいち。
2枠2番 ステイフーリッシュ 牡6 56.0 和田竜【A】
栗東坂路単走。ラチ沿いをまっすぐに、集中して駆けてきた。フォームの安定性は高く、体の向きもまっすぐ。内容は軽いが、頭の位置の安定性は高く、好調時と比較するといまいちぱっとしないメンバーの中ではA評価してみたい。
3枠3番 ベストアプローチ セ7 56.0 酒井【B+】
栗東CW併せの外。馬場の外側を通り、直線は半馬身差先行。立派に先導役を務め、最後まで集中力を維持してアタマ差先着。ゴール後も適度に気合いを乗せてリードを広げた。首の角度も良い。
4枠4番 ラヴズオンリーユー 牝5 54.0 川田【B+】
栗東CW単走。馬場の外側を深く入って直線へ。川田騎手騎乗で迫力のある動き。鞍上は手綱を短めに持って動かしすぎないようにしており、ゴール地点ですっと右手前に戻して減速できたことは好感。状態は良さそう。
5枠5番 ダンスディライト 牡5 56.0 岩田望【B】
栗東CW併せの内。馬場の外目を通り、並走して直線へ。アタマ差程度前に出た相手を目標に折り合い、終い力強く伸びてクビ差先着した。派手さはないが、反応はまずまず。
6枠6番 レイエンダ 牡6 56.0 団野【B-】
美浦坂路3頭併せの内。キビキビと動けたが中にアタマ差遅れ、外にアタマ差先着した。前膝は硬め。
6枠7番 ワグネリアン 牡6 57.0 武豊【C】
栗東坂路単走。頭は高めで体も小さく見せる。前脚の動きもぎこちない。復活の兆しは感じられない。
7枠8番 モズベッロ 牡5 56.0 三浦【B】
栗東坂路併せ。先行して坂に入り、前脚の着地ポイントが体の外側にあるバタバタした動き。後脚の蹴る方向も安定しないため、左右にぶれる完歩も目立った。それでも相手は追いついてこられず、左手前に替えてからのラスト5完歩は伸びやかに動いて差を広げ、2馬身先着した。
7枠9番 ダンビュライト セ7 56.0 松若【B】
栗東坂路併せ。終いすっと伸びて1馬身先着した。右手前時は力みが目立つものの体の向きはまっすぐ。左手前になると体が右を向くが動きのやわらかさは増す。抜け出してから最後に右手前に戻したように体力面に不安は残るがスピードロスはそれほどなく器用さは感じる。
8枠10番 ジナンボー 牡6 56.0 岩田康【B-】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、並走して直線へ。直線に入って頭を上げるシーンは見られたが、その後はまじめに駆けた。ただ、強めに追ったが馬なりの相手と併入した内容はいまいち見栄えしない。
8枠11番 サトノルークス 牡5 56.0 幸【B】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中外目を通り、カーブで2馬身ほどあった差をみるみる詰めると並走して直線へ。しばし折り合い、軽いゴーサインで前へ出ると、その後は弱めの肩ステッキを使って強めに追い、2馬身先着した。好調時に比べると動きは重いが、首の角度は良く動ける状態にありそう。
参考ステップレースの結果
