本記事は、2021年01月31日に中京競馬場芝1200mで開催される「シルクロードステークス」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は18頭。以降の更新はありません。レースは4歳上ハンデ戦です。
1枠1番 ザイツィンガー 牡5 55.0 和田竜【-】
映像なし
1枠2番 ライトオンキュー 牡6 57.5 古川【B-】
栗東坂路併せ。前脚は着地後外に蹴り、後脚の蹴り出す方向も安定しない。タイムは良いのだが、動きは見栄えしない。それでも終いは突き放して3馬身先着。なぜかカメラが大きく遅れた相手の方を追っていてラスト数完歩の動きは見えなかった。
2枠3番 コントラチェック 牝5 55.0 池添【B】
美浦W併せの内。馬場の外側を通り、直線は1馬身差追走。折り合い重視の内容で併入した。動きは少し硬いが予定のメニューはこなせたようで、状態は問題なさそう。
2枠4番 セイウンコウセイ 牡8 58.0 幸【B】
美浦W併せの内。馬場の外側を通り、直線は相手と2頭分ほどの間隔をあけて半馬身差追走。鞍上は手綱を短く持っていたが、相手が馬体を寄せてくるとがまんできず半馬身ほど前に出て、そのまま押し切った。折り合いがつかなかったのは確かだが、馬には活気があり勝負根性と見られる範囲。評価は難しいが、動きが少し硬めのため据え置きたい。
3枠5番 ラヴィングアンサー 牡7 57.0 吉田豊【B+】
栗東坂路単走。頭は高めで前脚の着地ポイントがわずかにぶれる完歩はあるが、着地はやわらかで力強さもある。体の向きもまっすぐ。終い少し疲れたところで軽い肩ステッキを入れて最後まで集中して駆けられた。
3枠6番 カイザーメランジェ 牡6 55.0 太宰【C】
美浦坂路単走。鞍上は手綱を短く持って調整。馬は掛かり気味で、しっかり地面をつかんで蹴れずに脚元が上滑りしているような印象を受ける。内容から評価はDでいいかもしれないが、明示的に評価は下げたい。
4枠7番 エイティーンガール 牝5 55.0 坂井【B】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。頭は高く首の可動域は狭いが、集中力は十分。体も引き締まっている。四肢の可動域は及第点レベルで、前後の連動性もまずまず。
4枠8番 プリモシーン 牝6 56.0 岩田望【B】
美浦W3頭併せの中。馬場の真ん中内目を通り、3頭がほぼ並走して直線へ。先に前へ出たがそこで内を待ち、抜けた内を目標に追ってアタマ差遅れ。ゴール後も並べなかった。ただ、外は完封しており、動きもマイナス評価するほどではない。体が少し重いぶんの遅れに見え、この一追いで絞れるかもしれないが、当日の馬体重には注意したい。
5枠9番 ヴェスターヴァルト 牡4 55.0 富田【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、直線はほぼ目の前を行かせた相手を1馬身半差追走。軽く促しながら併入し、ゴール後前に出た。頭は高く四肢の可動域は狭めだが、キビキビと動けている。
5枠10番 ルッジェーロ セ6 55.0 藤岡佑【B+】
美浦W3頭併せの外。馬場の外側を深く入り、直線は中と内にクビ差ずつ先行。中にアタマ差ほど前に出られたところで軽く促して併入。内には3馬身程度先着した。鞍上は赤白の染め分け帽なのでおそらく研修中の競馬学校生だろう。難しい先導役を務めて上手く乗っていた。
6枠11番 リバティハイツ 牝6 54.0 団野【A】
栗東坂路単走。前半はゆったり入り、中盤に合図、最後は強めに追う内容で、きれいな後傾ラップを刻めた。バランスの良い走りで、最後の数完歩は首を使って全身をきれいに連動させることができた。
6枠12番 ラウダシオン 牡4 57.0 Mデムーロ【B-】
栗東CW単走。ラチ側を深く入って直線へ。馬なりの軽い内容だが、タイムはまずまずでている。とはいえ動きは目立たない。脚元の力強さはなく、かといって素軽く動けているわけでもない。首の角度は良いのだが、四肢の可動域は狭めで非力な印象。体も細く見える。
7枠13番 シヴァージ 牡6 56.0 福永【B+】
栗東坂路単走。肩は若干硬いが着地はやわらかで、後脚は伸びやか。ゆったりと楽な動きでラチ側をまっすぐに駆け上がってきた。鞍上は持ったままできれいな後傾ラップを刻めた。
7枠14番 トゥラヴェスーラ 牡6 56.0 岩田康【B】
栗東坂路単走。手前を替えるタイミングで若干右によれ、立て直して左手前でまっすぐに。体の向きは進行方向より若干右で、左前肢と右後肢を進行方向の一直線上に置くフォーム。推進力は若干上に逃げるが、適度な荒々しさがある。
7枠15番 モズスーパーフレア 牝6 56.5 北村友【A】
栗東坂路単走。体の向きは進行方向よりほんの少し右だが、問題ないレベル。前半はゆったりと運んで中盤から加速。最後まで自分のリズムで伸びやかに動けた。この馬はいつも良く見せるが今回も良い。
8枠16番 ミッキースピリット 牡5 54.0 松若【B】
栗東坂路併せ。前半は活気十分。動きは荒々しく迫力のあるもので、推進力も前を向いていた。半馬身ほど前に居た相手をいつでもとらえられそうな動きだったが、中盤過ぎにその迫力が消えて失速。すると、相手もスピードが落ちて最後はバテ合いの追い比べになり、クビ差先着した。前半だけならA評価できる内容なのだが、ラストが微妙。評価は据え置きたい。
8枠17番 タイセイアベニール 牡6 56.0 松山【B】
栗東坂路単走。植え込み側でゆったり入り、中盤に合図。その後は軽い尻ステッキを何度か入れて脚を伸ばした。動きの安定性はいまいちだが、四肢の可動域は広く、前脚は伸びやか。
8枠18番 クリノガウディー 牡5 58.0 鮫島駿【B】
栗東坂路単走。左右からステッキを入れて一杯に追い、好タイムを記録。ただ、いまいち目立たない。好調時の迫力はなく、体も小さく見せるのは気がかり。マイナス評価になる動きではなく能力も上位だろうが、タイム以外にプラス評価する要素はなく、評価は据え置きたい。
参考ステップレースの結果