スプリンターズS 2020 レース回顧

2020年10月7日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
110グランアレグリア牝455.01:08.3B+1
23ダノンスマッシュ牡557.01:08.6B+3
316アウィルアウェイ牝455.01:08.7B-10
47ミスターメロディ牡557.01:08.8A7
515クリノガウディー牡457.01:09.0B9
613レッドアンシェル牡657.01:09.0B4
75メイショウグロッケ牝655.01:09.1B+12
81ダイメイプリンセス牝755.01:09.1C15
96ライトオンキュー牡557.01:09.1C6
102モズスーパーフレア牝555.01:09.3A2
1114エイティーンガール牝455.01:09.3B-8
124キングハート牡757.01:09.3B16
139ダイアトニック牡557.01:09.7B-5
148ダイメイフジ牡657.01:09.7B13
1511ラブカンプー牝555.01:09.8B-14
1612ビアンフェ牡355.01:10.3B11


総評


A評価2頭、B+評価3頭。2週連続プラスはどちらもA評価だったモズスーパーフレアのみで、1週前にビアンフェをB+評価していた。結果はB+評価のワンツー。ミスターメロディは惜しくも4着だった。なお、アウィルアウェイはパドックで拾えた。
 

パドック


グランアレグリアの+12キロは高松宮記念を勝ったときと同じ大幅プラス体重で、そこからさらに+16キロと500キロを突破。見た目も太かったのだが、能力が抜けていた。ピックアップした5頭が2~4着。いまいちだったモズスーパーフレアは展開に泣いた面があり状態がどうだったのかよくわからないが沈み、大穴メイショウグロッケは7着にがんばった。悪くない評価だったのではないだろうか。

ポイント


ビアンフェがゲート入りに手間取り発走時間はかなり遅れた。先入れが幸いしてゲートで待たされる馬は居なかった。結局ビアンフェはほぼ五分のスタート。隣のラブカンプーがすばらしいスタートを決めた。しかし内からモズスーパーフレアが行く。ラブカンプーの斎藤騎手はテンのスピードで勝てないと見て控えた。一方、ラブカンプーの藤岡佑騎手は大きく手を動かして馬を促し続け、モズスーパーフレアに迫っていく。内外の差もあり、先頭はモズスーパーフレア。ビアンフェはしつこく追いかけ回すが4コーナー手前で手ごたえがあやしくなり脚をなくした。直線はモズスーパーフレアも一杯に。同馬を目標にレースを進めたミスターメロディが交わし、さらにゲートを出て躓いたもののすぐに立て直すと馬場のきれいなところを通って完璧にレースを進めたダノンスマッシュがとらえる。しかし、最後に景色は変わった。出遅れて後方に居たグランアレグリアが大外一気の伸びで馬群を飲み込み、悠々と前を交わすと先頭でゴールラインを駆け抜けた。
 

分析


勝ち時計の1:08.3は、いまいち強調できない。前日の勝浦特別(3勝クラス)のタイムは1:08.8で、このレースで掲示板に載れる数字だ。このレースの前半3Fは、1:07.1で決まった前年と同タイム。前年逃げたのもモズスーパーフレアで、11.9-10.1-10.8というラップまでピタリと一致する。4F目は前年が11.3、今回は11.5。さらに、5F目が面白い。前年のモズスーパーフレアはそこから加速して11.2だったが、今年は11.9と失速。ビアンフェにせりかけられて精神的にはきつかったかもしれないが、肉体的には前年の方が過酷なラップを刻んでいることがわかる。馬場の違いはあるだろうが、どちらも最終週の良馬場であり、前年に4コーナー5番手以内で掲示板に載ったのはモズスーパーフレアとミスターメロディの2頭。今年のミスターメロディは同様のレースで同じ4着。ただし時計は1秒以上遅くなった。レースレベルについて疑問符がつく結果になったが、勝ったグランアレグリアは強かった。最後は、完歩の大きさと速さがどちらも別次元だった。このメンバーに彼女のライバルになりそうな馬は居ない。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/10/Sprinters-Stakes.html

             

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