本記事は、2020年10月10日に東京競馬場芝1600mで開催される「サウジアラビアロイヤルカップ」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは2歳馬齢戦。登録馬は13頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は10頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
インフィナイト 54.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なりに3馬身先着した。前半は右手前のまま坂に入り、首を使えず四肢の可動域も狭かったが、左手前を決めてからはまずまずやわらかに。頭の高い走りで首はいまいち使えていないが、鞍上の合図への反応もまずまず。
カガフラッシュ 55.0 【B-】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、並走して直線へ。コーナーから掛かり気味で、直線は並走してほぼ併入も、終いは疲れた。
キングストンボーイ 55.0 【B】
美浦W3頭併せの内。馬場の外側を通り、直線は中と並んで外を1馬身差追走。じわりと抜けた中を追い、外と並んでクビ差遅れ。遅れはしたが気合い乗りは良く、折り合いもついた。体は少しゆるいかもしれない。
ジャンカズマ 55.0 【A】
栗東CW併せの外。馬場の真ん中外目を通り、直線は2馬身差先行。鞍上は相手を気にしながら進めたが、追いついてこないと見ると楽に促して3馬身以上先着した。バランスの良い動きで体の張りも上々。
ステラヴェローチェ 55.0 【B】
栗東CW併せの外。馬場の真ん中内目を通り、ほぼ並走して直線へ。促して半馬身先着し、その後も差を広げた。コーナーは逆手前。直線はそのまま左手前で駆け、抜け出してから右手前に替えた点は気がかり。動きは悪くないのだが、評価は据え置きたい。
スペシャルトーク 55.0 【B】
美浦W併せの外。馬場の真ん中内目を通ってきたが、4コーナーで大きく外に膨れ、そこから相手に馬体を寄せていくのにも一苦労。直線中盤からはなんとか折り合い、相手と馬体を合わせてまともに走り、併入した。かなり問題のある内容だが、走りにスケール感はあるため評価は据え置きたい。
セイウンダイモス 55.0 【C】
美浦W単走。コーナーでの走りはバタバタ。直線を向いても体幹が安定しない。前に居た併せ馬を追いかける形になり、食い下がったがさすがに離されてゴールした。
ダディーズビビッド 55.0 【B+】
栗東CW3頭併せの外。映像は直線のみで、通ったコースは馬場の外側。1馬身程度先行し、内の相手が追いつくのを待って合図。終い伸びて2頭に1馬身程度先着した。相手を待つときは楽にスピードを落とせなかったが、ラストはきれいな伸び脚を見せてくれた。トモに丸みもある。
ビゾンテノブファロ 55.0 【B】
美浦W単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。直線で何度も手前を替えたことは割り引き。前膝を上げる走法で活気はまずまずある。
ピンクカメハメハ 55.0 【C】
栗東坂路併せ。相手と馬体を離して前半はキビキビと先行。しかし途中から馬なりの相手に悠々と交わされると、ステッキを入れても反応せず、ズルズルと後退して3馬身程度遅れた。かなりピッチな走りで、距離もさらに短い方が合いそう。
参考ステップレースの結果