着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | グランアレグリア | 牝4 | 55.0 | 1:32.0 | B+ | 1 |
2 | 8 | インディチャンプ | 牡5 | 57.0 | 1:32.1 | B | 3 |
3 | 7 | アドマイヤマーズ | 牡4 | 57.0 | 1:32.2 | B | 5 |
4 | 11 | スカーレットカラー | 牝5 | 55.0 | 1:32.4 | B- | 13 |
5 | 17 | サリオス | 牡3 | 56.0 | 1:32.4 | A | 2 |
6 | 16 | ヴァンドギャルド | 牡4 | 57.0 | 1:32.5 | B | 8 |
7 | 15 | ペルシアンナイト | 牡6 | 57.0 | 1:32.6 | B+ | 11 |
8 | 2 | レシステンシア | 牝3 | 54.0 | 1:32.8 | B+ | 4 |
9 | 1 | ベステンダンク | 牡8 | 57.0 | 1:32.8 | B- | 16 |
10 | 14 | サウンドキアラ | 牝5 | 55.0 | 1:32.9 | B | 7 |
11 | 5 | メイケイダイハード | 牡5 | 57.0 | 1:33.0 | C | 15 |
12 | 12 | アウィルアウェイ | 牝4 | 55.0 | 1:33.2 | B | 14 |
13 | 3 | ケイアイノーテック | 牡5 | 57.0 | 1:33.2 | A | 10 |
14 | 13 | タイセイビジョン | 牡3 | 56.0 | 1:33.2 | B | 12 |
15 | 6 | ラウダシオン | 牡3 | 56.0 | 1:33.2 | B | 6 |
16 | 10 | ブラックムーン | 牡8 | 57.0 | 1:33.4 | C | 17 |
17 | 9 | カツジ | 牡5 | 57.0 | 1:34.3 | B | 9 |
総評
A評価2頭、B+評価3頭。さらに1週前にサウンドキアラをA、インディチャンプをB+評価していた。2週連続プラスはレシステンシア、ケイアイノーテック、サリオスの3頭。いまいち参考にならない結果だったかもしれない。
パドック
2番手に挙げたスカーレットカラーは4着まで。今回追い切りはいまいちだったが、パドックでは良く見せていた。出資馬の居るパドック予想はけっこう当たるのだが出資馬から買うので馬券は当たらないことが多く、パールSで最も怖かったのはこの馬だった。そのレースで本格化したのか、以来重賞戦線で活躍。展開が噛み合えば、もっと勝っていてもおかしくなかった。今回が引退レース。サンデーサイレンスが遠く、ウォーエンブレムの血も入っている。良い子を出してくれるはずで、楽しみにしたい。勝ったグランアレグリアは-2キロ。書いたとおりでスプリンターS時と同様に太く見えたが、ここでは力が違った。
マイルCS、サリオスが可動域広くパワフル。スカーレットカラーが前進気勢豊富。レシステンシアは躓くシーンありましたが外をキビキビと周回。ケイアイノーテックがやわらか。アドマイヤマーズはテンション高めも気合いと見られる範囲。グランアレグリアは前走時も感じましたがまだ太く見えてしまいます
— jphb (@jphb_oikiri) November 22, 2020
ポイント
レシステンシアの逃げ。ただし、後続に脚を使わせるラップではなく、阪神JFのような展開は望めない。外から2番手にラウダシオン。アドマイヤマーズはその後ろ。グランアレグリアは先行してその半馬身後ろの内5番手を進む。インディチャンプはグランアレグリアをマークする形。サリオスは後方から。3~4コーナーの中間をすぎても動かない。直線。アドマイヤマーズの川田騎手が巧みにグランアレグリアの進路を潰し、インディチャンプの福永騎手は外を塞いで出させない。そのままいけば、これら2頭のワンツーか、インを突いたスカーレットカラーが差したか。ただ、自身も勝たなければならない。両者がギリギリと見たタイミングで併せ馬の形で抜け、残り200メートル手前で内と外に進路が開けた。ルメール騎手にとっては十分だった。外を選択してグランアレグリアを導くと、軽く尻ステッキを2発。楽に前をとらえて快勝した。
分析
勝ち時計は1:32.0。阪神芝マイルのレコードは、今回16着に敗れたブラックムーンが米子Sで記録した1:31.9。GIで更新を期待されたがわずかに届かなかった。それでも十分に優秀な時計だろう。勝ったグランアレグリアは能力が違う。川田騎手も福永騎手も非の打ち所のない騎乗で、しかもギリギリまで進路をブロックしていたにもかかわらず、わずか200メートルで2頭を楽に交わしてしまった。気性面も成長したようで、距離はさらに延びてもよさそうだ。来年の大阪杯や宝塚記念に出てくるかもしれない。ラウダシオンはグランアレグリアを気にしすぎてレースが終わってしまった印象。サリオスは致命的な仕掛け遅れ。ラウダシオンとサリオスは、騎手が逆であれば結果は変わったかもしれない。レシステンシアの溜め逃げも不可解だった。これら3頭に加え、後方からの競馬で展開に泣いたヴァンドギャルドとペルシアンナイトは、上位3頭とは差がありそうとはいえ、馬の能力は上位だと考えられる。
評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/11/Mile-Championship.html