本記事は、2020年10月24日に東京競馬場芝1600mで開催される「富士ステークス」(G2)の追い切り評価最終版です。出走馬は12頭。以降の更新はありません。レースは3歳上別定戦です。
1枠1番 ブラックバゴ 牡8 56.0 笹川 翼【-】
映像なし
2枠2番 タイセイビジョン 牡3 54.0 石橋 脩【B-】
栗東坂路単走。馬場の真ん中植え込み寄りから坂に入り、真ん中外目でゴールしたためまっすぐ走れていない。長く右手前を継続し、終い追われて左手前に替えたが伸びは一息。
3枠3番 モズダディー 牡5 56.0 内田 博幸【B-】
栗東CW併せの内。コーナーを曲がりながら手前を替えようとしてしまい、あわてて戻したので直線は窮屈な立ち上がり。それでも一旦戻した手前をすぐに左に替えるとすっと1馬身ほど前へ。ただ、そこから再び右手前に戻して追ったほど伸びず1馬身半先着にとどまった。鞍上はステッキを使って負荷を十分にかけており、レースにはいい体つきで出てこられそうだが、ちぐはぐな走りになってしまったことは確かで評価は下げたい。スケール感のは大いにあるのだが。
4枠4番 サトノアーサー 牡6 56.0 戸崎 圭太【B】
栗東坂路単走。頭を前に伸ばし、前脚の着地ポイントを前に置く独特なフォームで、大草原で多数の馬が走っている中でも、この馬を見つけるのは容易だろう。後脚が若干外を回す完歩が見られたことは気になるが、大きな問題はない状態にありそう。
5枠5番 ヴァンドギャルド 牡4 56.0 福永 祐一【A】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は目の前を行かせた相手を1馬身半追走。すっと内に入れると伸びて1馬身半差先着し、その後も差を広げた。コーナーでは力みが見られたが、がまんはできており、直線は一転伸びやかで力の抜けた好フォームで駆けられた。四肢の可動域も十分。
5枠6番 レイエンダ 牡5 56.0 池添 謙一【B】
美浦芝併せの外。3馬身ほど前を行っていた馬をきっちりとらえたが、その後並んで駆けて脚色も力強さも相手と比べて目立たなかった。ただ、毛ヅヤは良く半腱半膜様筋がくっきりと浮き出している。復活の兆しくらいは見せてくれるかもしれない。評価は据え置きたい。
6枠7番 スマイルカナ 牝3 52.0 柴田 大知【A】
美浦W単走。首の角度は良く、前後の連動性も高い。四肢の可動域も十分。体も引き締まっている。申し分のない状態。
6枠8番 シーズンズギフト 牝3 52.0 横山 典弘【B】
美浦坂路単走。外目を通っており、きれいな馬場で追い切ったとはいえタイムは十分。キビキビと動けていて体の向きはまっすぐ。一方、頭の高い走法で脚元の力強さは及第点レベル。活気はまずまずある。
7枠9番 ケイアイノーテック 牡5 57.0 津村 明秀【B+】
栗東坂路単走。伸縮性が高く軸のしっかりした好フォーム。動きのぶれも少ない。終い頭が上がったことは割引要素だが、前に居た関係ない馬との間隔が詰まったためでもあり、評価はプラスとしたい。
7枠10番 ペルシアンナイト 牡6 57.0 大野 拓弥【B】
栗東坂路単走。どちらの手前でも手前前肢の前膝を高く上げるため、左右のバランスはいまいちで見栄えはしない。ただ、それでも体の向きはほぼまっすぐに保ち、力強く着地できている。活気もある。
8枠11番 ラウダシオン 牡3 56.0 M.デムーロ【B】
栗東CW単走。ラチ側を深く入って直線へ。直線もほとんど追わず、最後まで馬なりの調整。評価はDでいいかもしれないが、明示的にBをつけておきたい。体はすかっと見せていて集中力もあり、問題ない状態にありそう。
8枠12番 ワーケア 牡3 54.0 C.ルメール【B-】
美浦坂路併せ。最後まで左手前を継続したが、ゴール手前の1完歩で右に替えた。坂に入ってずっとラチの方を向いていることは割引。脚元はまずまずパワフル。
参考ステップレースの結果