本記事は、2020年07月19日に阪神競馬場芝1600mで開催される「トヨタ賞中京記念」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は18頭。以降の更新はありません。レースは3歳上ハンデ戦です。
1枠1番 ベステンダンク 牡8 57.0 松山【C】
栗東坂路単走。頭が高い。終い合図を送ったが、全く反応せずむしろスピードが衰えた。まっすぐ走ってはいるが。
1枠2番 ハッピーアワー 牡4 55.0 小牧【B-】
栗東坂路単走。坂の入り口でどこかを落鉄したはずなのだが、ゴール付近の映像を見ると蹄鉄を履いているように見える。RVの解像度ではよくわからない。キビキビと動けてはいるが、右前肢を着地後外に蹴る完歩が多く、頭は高い。
2枠3番 ロードクエスト 牡7 57.0 松若【B-】
美浦W3頭併せの内。馬場の外側を通り、ほぼ並走して直線へ。中を行かせてそのまま中にクビ差遅れ。外と併入した。首周りの発汗量は多いが白い汗ではなく、動きもまずまずやわらかではあるが、馬なりに並べなかったことは気がかり。
2枠4番 トロワゼトワル 牝5 54.0 三浦【B-】
栗東坂路単走。体の向きは進行方向より少し右。頭を上げるシーンが目立ち、終始舌を出している。脚元は力強いが、頭が高いぶん推進力が上に逃げる完歩は多い。
3枠5番 レッドレグナント 牝5 51.0 斎藤【B】
美浦W3頭併せの内。馬場の外目を通り、ほぼ並走して直線へ。折り合い重視の内容で併入した。頭は高いが脚元の回転力は豊富。軽ハンデを生かせれば面白そう。体は太めに見えるので当日の馬体重には注意したい。
3枠6番 ペプチドバンブー 牡5 54.0 富田【B-】
栗東坂路単走。映像は坂の途中から。鞍上が軽く合図を送ると頭を上げたが、その後軽く尻ステッキを入れるとまじめに走り始めた。映像の前半はフォームが安定しなかったが、まじめに動いてからはまずまずやわらかに駆けられている。
4枠7番 ケイアイノーテック 牡5 57.0 岩田望【A】
栗東坂路単走。弾力性のある動き。仕掛けてからの反応も良く、きれいな後傾ラップを刻み、全体の時計もまとめた。体もふっくら見せている。
4枠8番 ディメンシオン 牝6 53.0 鮫島駿【B】
栗東坂路単走。終い少し脚色が鈍ったことを除けばキビキビといい動き。力みはあるが、気合い乗りと見られる範囲。軽ハンデを生かせれば。
5枠9番 ブラックムーン 牡8 57.0 藤井勘【B】
栗東坂路単走。首を上手に使えず顎でリズムを取る。馬格がある割に脚元は素軽く、前膝の可動域は広い。馬場は荒れていたが苦にせずまっすぐに駆けられた。
5枠10番 プリンスリターン 牡3 52.0 原田和【B】
栗東CW併せの外。馬場の外目を通り、直線は1馬身差先行。相手と馬体を離していたため実質単走で、相手がついて来られなかったためラストは軽く気合いをつける程度で3馬身以上先着した。直線で鞍上が左トモを気にするようなシーンが見られたことは少し気になる。
6枠11番 ソーグリッタリング 牡6 57.0 川田【B+】
栗東CW単走。通ったコースは馬場の外目で、ほぼキャンター。終いだけ軽く気合いをつけた。体には適度な丸みがあり、リラックスしたいい動き。内容は軽いが、体も動きも良く見えるため、評価はプラスとしたい。
6枠12番 ミッキーブリランテ 牡4 54.0 福永【B】
栗東坂路単走。前半だけなら高評価できるが、中盤仕掛けてからいまいち伸びなかった。活気はあるのだがスタミナ面に課題がありそう。ただ、馬は最後まで集中力を保ち、頭を低く保って気合い乗り良く駆けられている。
7枠13番 ラセット 牡5 55.0 秋山真【B】
栗東坂路単走。首の可動域が安定せず、推進力が上に逃げる完歩は多い。ただ、合図の後、追ってからはフォームが安定した。全体として悪くは見せない。
7枠14番 メイケイダイハード 牡5 53.0 酒井【B】
栗東坂路単走。首を上下に使えておらず、発汗は目立つ。四肢の着地ポイントもぶれる。ただ、前進気勢は豊富で最後までスピードを維持し、キビキビと動けていて悪くは見えない。
7枠15番 ギルデッドミラー 牝3 51.0 北村友【B-】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイン後が若干体の外側にあり、肩の可動域も狭め。集中力はあるが、動きが窮屈で小さく見える。3歳牝馬の51キロもあり人気が予想されるがいまいち強調しづらい動き。
8枠16番 リバティハイツ 牝5 53.0 西村淳【A】
栗東坂路併せ。最後まで集中してキビキビといい動き。前脚の着地ポイントは左右どちらも右寄りだが、後ろには蹴れており問題なさそう。終い鋭く伸びて2馬身先着した。
8枠17番 ストーミーシー 牡7 56.5 幸【B】
美浦坂路併せ。折り合いに苦労したようで、鞍上は手綱を引っ張って何とか相手の後ろでがまんさせた。ただ、それで消耗せず終い合図を送るとパワフルに伸びてクビ差先着。気性面は気になるが、馬の走る気はありそう。
8枠18番 エントシャイデン 牡5 56.0 川須【B】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。直線は徐々に外ラチ側に向かって走り、まっすぐ走っていないことを考えれば上がり1Fのタイムはまずまず。最後まで手前を替えなかったが脚元はまずまず力強い。
参考ステップレースの結果