函館2歳S 2020 レース回顧

2020年7月21日火曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
113リンゴアメ牝254.01:09.8B-10
212ルーチェドーロ牡254.01:09.8B+4
33ラヴケリー牝254.01:09.9A3
48フォドラ牝254.01:09.9B5
56カイザーノヴァ牡254.01:10.3D2
64リメス牡254.01:10.4B8
77ニシノエルサ牝254.01:10.4B+14
814フォルセティ牡254.01:10.4B11
91リキサントライ牡254.01:10.4D12
109ディープエコロジー牝254.01:10.5B+13
112ホーキーポーキー牝254.01:10.5B9
125ラジアントエンティ牝254.01:10.6-15
1315モンファボリ牝254.01:10.6B1
1411グレイトミッション牝254.01:10.7B-6
1510レディステディゴー牡254.01:10.8B-7


総評


A評価1頭、B+評価3頭。 勝ったリンゴアメはマイナス評価してしまったが、2,3着がプラス評価。ラヴケリーはふつうに回ってくれば勝っていた内容で、抜けた1番人気で大敗したモンファボリは不安要素を指摘した。使いようによっては参考になったかもしれない。
 

パドック


ラヴケリーはパドックでも最も良く見えた。勝ったリンゴアメは+8キロでもまだ細いかなという印象だった。

ポイント


スタートはばらけ、外枠各馬が好スタート。フォドラが逃げ、ルーチェドーロが2番手。人気のモンファボリは外を通って3番手につけた。馬群はほぼ1団。リンゴアメは2列目で前を見る形。ラヴケリーはポジションを主張すべきポイントですべて周囲の言いなりになってズルズルと後退。直線は最後方からになった。直線。モンファボリは早々に後退。逃げるフォドラ。追うルーチェドーロ。ゴール直前にルーチェドーロがようやくとらえたが、外からリンゴアメがきれいに差し切った。
 

分析


勝ち時計の1:09.8は、いまいち強調できない。前半33.5、後半36.3というラップで、前年に勝ったビアンフェは前半33.6と飛ばしながら、後半を35.6にまとめて逃げ切っている。勝ったリンゴアメは4コーナーでフラフラと走っていたが、直線を向いてからはしっかり。好位から差し切った。ただ、このレースで最も強い競馬をしたのはラヴケリーだろう。敗因は明らかに騎手の責任。スタートは五分に切ったが左右にふらついて制御できず後方から。3コーナー過ぎからポジションを全く主張できず最後方に下がり、直線で前が開いてようやく馬場の外目へ向かって追い上げを開始。しかし最後もひどかった。まっすぐに追えばリンゴアメと並べていたにもかかわらず、ルーチェドーロの後ろへ行ってしまい、そこから再び外に進路を取ったが時すでに遅し。団野騎手は「腹をくくって後ろから運んだ」とコメントをしているが、意図的に下げたようには見えなかった。結果だけを見ても3番人気の馬を3着に持ってきただけで褒める要素はない。せめて直線だけでもまっすぐ追えていれば届いた可能性はある。人も馬も若く、人馬一体で負の相乗効果が生まれたレースになったが、まだ2年目の有望な騎手であり、これが良い経験になれば。ただ、レース後のコメントを見てみたところ、調べた範囲では反省がうかがえないことは気になる。4着フォドラの亀田騎手も同じ2年目。スタートを決めたまではよかったが、先頭に立ってから急に内へ斜行した。L字に走るより3コーナーまでまっすぐに走る方が距離が短く、馬への負担も少ない。0.1秒差の負けで、机上の計算ではまっすぐ3コーナーに入っていれば、逃げ切れていた可能性はある。2着ルーチェドーロはロスのない競馬をした。センスは高そうだ。モンファボリは4コーナーで手ごたえがなくなった。手前は替えたが前さばきが窮屈で、全く伸びず。終始外を通っていて、馬群にもまれたわけでもなく、不可解な敗戦になった。

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https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/07/Hakodate-Nisai-Stakes.html

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