本記事は、2020年07月18日に函館競馬場芝1200mで開催される「函館2歳ステークス」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は15頭。以降の更新はありません。レースは2歳馬齢戦です。
1枠1番 リキサントライ 牡2 54.0 池添【D】
函館Wキャンター。キャンターなのだがかなり力んで走っている。体もゆるく見える。
2枠2番 ホーキーポーキー 牝2 54.0 杉原【B】
函館W単走。手前の替え方は上手で操縦性の高そうな馬。体はまだ幼いが、やわらかに動けている。これから良くなってきそう。
2枠3番 ラヴケリー 牝2 54.0 団野【A】
函館W併せの外。コーナーで内が進出してきても前に出させない勝負根性を見せ、アタマ差程度リードして直線へ。楽な手ごたえで2馬身先着した。四肢の可動域は十分にあり、回転もスムース。体もふっくら見せている。
3枠4番 リメス 牡2 54.0 松田【B】
函館芝3頭併せの内。コーナーで追いついたが少しふらついて左へ張ったため、並ぶ2頭の後ろから直線へ。ただ、直線を向くとすっと伸び、一瞬で前の2頭を交わして置き去りにした。頭を右に出したり左に出したり忙しく、フォームは安定しないが、能力は高いのかもしれない。評価は据え置くが、穴で面白そうな1頭。
3枠5番 ラジアントエンティ 牝2 54.0 阿部龍【-】
映像なし
4枠6番 カイザーノヴァ 牡2 54.0 坂井【D】
函館Wキャンター。前腕より管の長い馬でそこそこ止まりになることの多い形ではあるが、前膝は上がっていて前駆がしっかりしている。体幹もしっかり。連闘でも注意は必要かもしれない。
4枠7番 ニシノエルサ 牝2 54.0 勝浦【B+】
函館W併せの内。並んでコーナーを駆け、煽られても動じずほぼ並走して直線へ。楽な手ごたえで突き放して3馬身先着した。頭は高めだが鞍上は手綱を引っ張り気味に進めているので問題ない。馬体の張りは目を引く。
5枠8番 フォドラ 牝2 54.0 亀田【B】
函館W併せの外。ほぼ並走して直線へ。折り合い重視の内容で、途中アタマ差ほど前へ出られたが、終いは追いついてきっちり併入した。前駆が若干上に逃げる完歩が数度あり、そのたびにスピードが鈍ることは割引だが、首の角度は良く集中して駆けられている。
5枠9番 ディープエコロジー 牝2 54.0 菱田【B+】
函館W併せの内。コーナーの走りは少しふわっとするシーンが見られたが、直線で左手前を決めてからはしっかり。直線1馬身差追走した相手を楽に交わし、置き去りにした。寛骨の角度は良く、トモの長さも十分で見栄えする馬体。
6枠10番 レディステディゴー 牡2 54.0 岩田康【B-】
函館芝3頭併せの内。中はルーチェドーロ。バタバタした脚元ではあるが気合い乗りは良く、カーブから積極的に進めて直線外と並んで中を1馬身差追走。強めに追って中に1馬身4分の1遅れた。力強さはあるが、推進力が上に逃げる完歩も多く、B評価には若干足りない。
6枠11番 グレイトミッション 牝2 54.0 野中【B-】
函館芝単走。ゆるめでまだ非力。直線はまっすぐに駆けられていてバランスは良いが、頭は高い。
7枠12番 ルーチェドーロ 牡2 54.0 横山武【B+】
函館芝3頭併せの中。内はレディステディゴー。内外に1馬身先行して直線を向くと、軽く仕掛けて両馬に並ばせず。終い外には差されたがゴール地点では並ばれておらず、内には1馬身4分の1程度先着した。スピードを上げながら手前を替えてそれによるスピードロスを回避するなど、頭は良さそう。フォームの完成度も高い。
7枠13番 リンゴアメ 牝2 54.0 丹内【B-】
函館ダート単走。直線を向いても顔を外に向け、前さばきも窮屈。脚元は軽やかではあるが、非力な印象の方が強い。
8枠14番 フォルセティ 牡2 54.0 大野【B】
函館芝3頭併せの中。直線は外とほぼ並んで内に1馬身差先行。内外から煽られる形になったが落ち着いて駆け、外にアタマ差、内に半馬身先着した。お腹が巻き上がり気味な点は気になるが、内容は良い。
8枠15番 モンファボリ 牝2 54.0 武豊【B】
函館芝併せの外。コーナーで手前を替えるタイミングを間違え、右から左、右、左と3回替えた。直線は半馬身差追走。頭の高い走りで半馬身先着した。脚の長い馬で距離延びて良さそう。人気が予想される馬。マイナス評価するほどではないが、追い切りからは強調しづらい。