本記事は、2021年03月28日に中京競馬場芝1200mで開催される「高松宮記念」（G1）の1週前追い切り評価です。レースは4歳上定量戦。現時点の登録馬は23頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は16頭でした。本追い切りの評価はレース週の更新になります。
アウィルアウェイ 55.0 【B】
栗東坂路単走。前脚はいつもどおり着地後体の外側へ蹴るが、後脚はまっすぐ後ろに蹴れている。体の軸もいつもよりしっかりしていて活気もある。十分な内容。
アストラエンブレム 57.0 【B】
美浦W単走。馬場の外目を通って直線へ。馬なりの軽い調整。ゆったりやわらかに動けている。本追い切りでビシッとやれば。
インディチャンプ 57.0 【B+】
栗東坂路併せ。前半からしっかり追って馬なりの相手を置き去りにした。肩の出は少し窮屈だがキビキビとしたピッチ走法。適度な気合い乗りで最後まで集中して駆けられた。
カツジ 57.0 【B】
栗東CW単走。馬場の外側を通って直線へ。頭は高めだが首を使ってリズム良く駆けられた。口元に少し泡が見えるが動きはまずまず。
クリノガウディー 57.0 【B】
栗東坂路単走。体の向きは進行方向より少し右で手前前肢に頼る傾向が見られる。脚元の弾力性は十分で動きは悪くないが、中盤から流して負荷はそれほどかけていない。本追い切りでビシッとやれれば。
サウンドキアラ 55.0 【B-】
栗東坂路単走。体の向きは進行方向より右で、頭も右に出る完歩が多い。首の可動域が狭く、それに伴いちょこまかした動きになっている。
ダノンスマッシュ 57.0 【B】
栗東坂路単走。後脚の蹴り出す方向が真後ろでないことは気がかりだが、首の使い方はダイナミックで全体としては良く見せる。中盤を過ぎると少し疲れたが、スタートから飛ばしたためだろう。全体のタイムはまとめている。
ダノンファンタジー 55.0 【B+】
栗東CW単走。馬場の外側を通って直線へ。コーナーの手ごたえは抜群。直線は軽く促す程度で流したため四肢の可動域は狭くいまいち見栄えしなかったが、1週前なのでこれで十分だろう。コーナーの動きだけでプラス評価できる。
トゥラヴェスーラ 57.0 【B-】
栗東坂路単走。首を上下動させるリズムと脚元の動きの連動性に乏しい。左前肢が少し非力で、左右のバランスも微妙。ただ、活気はある。
マルターズディオサ 55.0 【B-】
美浦W併せの内。馬場の外側を通り、直線は半馬身差追走。鞍上がステッキを抜くのに手間取ったせいもありゴール地点ではクビ差遅れ。その後も並べなかった。最後追って盛り返したとはいえ、馬なりの相手に直線置かれかけたことも気になる。
ミッキーブリランテ 57.0 【C】
栗東坂路併せ。目の前を行かせた相手を追いかけたが逆に引き離され2馬身遅れた。
メイショウグロッケ 55.0 【C】
栗東CW単走。馬場の真ん中を通って直線へ。頭が高い割に肩の可動域はまずまずだが、全身を大きく使えておらずちょこまかとした動きになっている。
モズスーパーフレア 55.0 【B+】
栗東坂路併せ。いつもどおり迫力十分な坂路調教。この馬の坂路の動きはほれぼれする。いつもより少し飛節が硬い印象はあるが、それでもパワフルで、3馬身程度先着した。
ライトオンキュー 57.0 【B】
栗東坂路併せ。右前肢を体の中心に着地させ、その後体の外側へ蹴り出す完歩が目立つ。ただ、最後まで右手前で終いまでしっかり伸び、2馬身程度先着した。
ラウダシオン 57.0 【B】
栗東CW単走。ラチ側を深く入って直線へ。体は少し太く見え、動きもそのぶんスローだが、タイムは出ている。力強さもまずまず。これから絞ってきそう。
レシステンシア 55.0 【A】
栗東坂路単走。左手前時は左前肢を体の中心に着地させるが軸はぶれていない。終い右手前に戻すと動きがやわらかになった。手前変換によるスピードロスはなく、最後まで集中してしっかり脚を伸ばした。
参考ステップレースの結果
