本記事は、2021年02月28日に阪神競馬場芝1400mで開催される「阪急杯」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは4歳上別定戦。登録馬は17頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は13頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
インディチャンプ 57.0 【C】
栗東坂路併せ。促したがついていけず1馬身半遅れ。体も太く見える。全体のタイムはまとめており、相手は騎手騎乗だったとはいえ、四肢の可動域は狭く見栄えもしない。この馬は過去に追い切り動かなくても走ったことはあるが、追い切り評価としては低くつけざるをえない。
カツジ 57.0 【B+】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中外目を通り、並走して直線へ。早めに抜けてその後は一人旅。ゆったりと伸びやかな動きで2馬身先着した。口元に少し泡は見えるが動きは良い。
クリノガウディー 56.0 【B】
栗東坂路単走。いつもどおり活気は十分だが、今回は肩の可動域が狭め。体の向きも進行方向より若干右。それでも悪くは見せない。
ジャンダルム 56.0 【B+】
栗東坂路単走。左手前を決めてからは軽快で小気味良く駆け、終いにかけて脚元の回転力を高めて徐々に加速。きれいな後傾ラップを刻めた。
ダノンファンタジー 55.0 【A】
栗東CW単走。馬場の外側を深く入って直線へ。コーナーの動きはすばらしかった。直線は川田騎手が行かせすぎないようにコントロールし、馬もそれにこたえた。直線だけを見ると見栄えのしない動きかもしれないが、カーブから見ていると意図もわかる。高評価したい。
トライン 56.0 【B】
栗東坂路単走。右手前時は後脚が外を回る完歩が目立ち、右前肢も着地後内向していたが、左手前を決めると全体のバランスが良くなった。最後までキビキビと集中して駆けられている。
ブラックムーン 56.0 【C】
栗東CW単走。鞍上は手綱を引っ張り気味に進めているが、それでも頭は高い。脚元も非力な印象。
ベストアクター 56.0 【B-】
美浦坂路併せ。コーナーいまいち加速できず坂には半馬身追走する形で入ったが、その後は食い下がって徐々に差を詰めアタマ差遅れ。頭の高い走りで前脚の着地も少しふらつくが、活気はある。
ミッキーブリランテ 56.0 【B】
栗東坂路単走。首を力強く上下動させ、前脚も強く地面にアプローチできている。一方、後脚は外を回す完歩が多く安定性に欠ける。全体として見ると前駆の動きが良いため評価は据え置きたい。
メイケイダイハード 56.0 【B-】
栗東坂路単走。手前を替えるわけではないのだが、フォームが安定せず完歩ごとのぶれが大きい。馬は加速しようとしているようで、気合い乗りは評価したい。
メイショウチタン 56.0 【B】
栗東CW併せの外。馬場の外側を通り、直線は半馬身差追走。すぐに1馬身ほどのリードを許したが、そこからすっと並ぶとしばし折り合い。すっと前に出て2馬身以上先着した。最後の加速は右手前に戻してからで、右手前の方が走りのバランスは良い。
レシステンシア 54.0 【A】
栗東坂路単走。途中手前をコロコロ替えるシーンは見られたが、終いは秀逸。頭の位置を安定させて、フォームはぶれず、最後まで集中して鋭く伸びた。
ロードアクア 56.0 【D】
栗東坂路単走。植え込み側を通って楽に調整。浅見厩舎なので仕方がない。脚元は若干非力な印象だが、首の使い方は良い。
参考ステップレースの結果