本記事は、2021年01月05日に中山競馬場芝2000mで開催される「日刊スポーツ賞中山金杯」(G3)の追い切り評価(1月3日夜更新分)です。レースは4歳上ハンデ戦。登録馬は21頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は12頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アールスター 56.0 【B】
栗東坂路単走。体の向きは少し左だが、軽快なフットワークで気分良さそうに駆けられている。終い少し疲れたところで鞍上が軽く扶助して最後まで脚色を保てた。
ヴァンケドミンゴ 56.0 【B】
栗東CW単走。映像は直線だけで通ったコースは馬場の外目。肩の可動域が大きく、前膝を伸ばして前脚を一直線にポンと出す特徴的なフォーム。集中力は豊富で後脚の回転力も高い。
カデナ 58.0 【C】
栗東坂路単走。体の向きはまっすぐだが、後脚が非力で若干外を回す。推進力が上に逃げる完歩も見られ、終い脚色が鈍った。
ココロノトウダイ 53.0 【B】
美浦坂路併せ。わずかに先行して坂に入り、活気十分に動いて半馬身先着した。ただ、右前肢と右後肢は着地後外に蹴り出す完歩が目立つ。評価は据え置くが、気配は良くハンデも魅力。
ショウナンバルディ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。毛ヅヤはピカピカだが、フォームはいまいち。頭は高く首を使わず、前脚の着地ポイントも近い。それでも四肢の可動域はまずまずあり、最後まで活気は保てている。
シークレットラン 54.0 【B-】
美浦W3頭併せの中。馬場の外側を通り、3頭がほぼ並走して直線へ。鞍上が直線半ばから促していった割に動きは一息。馬なりの外に半馬身遅れ、ほぼ馬なりの内にもあおられアタマ差先着止まりだった。動きに硬さも感じる。
ダーリントンホール 55.0 【B+】
美浦W3頭併せの中。馬場の真ん中内目を通り、直線は外からクビ差ずつ追走。直線半ばで抜け出すと、最後までしっかり負荷をかけて内外に2馬身程度先着した。四肢の可動域は狭めだが、地面をしっかりつかんで後ろに蹴れている。
ディープボンド 56.0 【B+】
栗東CW単走。ラチ側を深く入って直線へ。ストライドが大きく、ゆったりとした好フォーム。鞍上は終いだけ強く追って適度な負荷をかけた。走法から坂がなく広いコースの方が合いそうだが、状態は良さそう。
ヒシイグアス 54.0 【D】
美浦坂路単走。馬なりの軽い調整。脚元はドタドタと着地する印象で硬さは目立つがこの内容なら仕方ない。評価はつけられないのでDで。
リュヌルージュ 52.0 【A】
栗東CW単走。馬場の外側を通って直線へ。コーナーから活気十分で直線もしっかり。鞍上はゴール地点でステッキを入れてゴール後も適度な負荷をかけた。直線半ばで手前を替え、左手前ではストライド走法、右手前ではピッチ走法になる。器用なところはありそうで、右手前の走りは坂に合いそう。ハンデも魅力。
ロザムール 52.0 【C-】
美浦W単走。頭は高く首の可動域も狭い。集中力もいまいちで四肢の可動域も狭い。体も細く見える。これでは。
ロードクエスト 56.0 【A】
美浦坂路単走。鞍上は持ったままでタイムも出ていない。ただ、馬が気合い乗り十分に最後まで走っており、見た目にはふつうの追い切りを消化したように見える。前膝を高く上げて首を使って駆けられており、坂は合いそう。高評価したい。
参考ステップレースの結果