菊花賞 2020 レース回顧

2020年10月28日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
13コントレイル牡357.03:05.5A1
29アリストテレス牡357.03:05.5B-4
310サトノフラッグ牡357.03:06.1B-5
48ディープボンド牡357.03:06.2B7
515ブラックホール牡357.03:06.2B14
613ロバートソンキー牡357.03:06.6B9
76ヴェルトライゼンデ牡357.03:06.9B-2
814ヴァルコス牡357.03:07.1B-6
92ガロアクリーク牡357.03:07.5B10
1011バビット牡357.03:07.6B+3
114マンオブスピリット牡357.03:07.6B-13
125サトノインプレッサ牡357.03:07.8B+11
131ディアマンミノル牡357.03:07.9B+12
1416ターキッシュパレス牡357.03:07.9B16
157ダノングロワール牡357.03:08.5B8
1612レクセランス牡357.03:09.2B15
1718ビターエンダー牡357.03:09.4B+17
1817キメラヴェリテ牡357.03:11.7B-18


総評


A評価1頭、B+評価4頭。1週前にヴェルトライゼンデとディープボンドをB+評価していた。2週連続プラスは3頭で、コントレイルだけが連続でA評価。コントレイルは勝ったが、2,3着がB-評価でいまいち参考にならない結果になってしまった。
 

パドック


発汗の目立つ馬とテンションの高い馬は長距離戦では大きな割引になるが、コントレイルはいつもどおり落ち着いていて、馬場に入ってゲートに入る前ですら落ち着いていた。次点は3着サトノフラッグ。同じ国枝厩舎のアンティシペイトが出てくれば狙いたかったのだが除外されてしまい、追い切りでもいまいち状態が上がってきたように見えなかったが、パドックでは見栄えした。アリストテレスは長距離体型ではあったが、発汗量が多く割り引いてしまった。

ポイント


コントレイルを負かしにいったのはアリストテレスのみで、自分が勝ちにいったのがバビット、バビットに勝とうとすることで間接的に勝ちに行ったのがガロアクリーク。その他はすべて着狙いというレースになった。キメラヴェリテが逃げてバビットは2番手を自分のペースで進む。スタンド前は各馬荒れた内を避けて外を回し、ヴァルコスの岩田康騎手だけが内目を選択。ただ、内を行くなら内ラチ沿いを通ってほしかった。コントレイルは中団。その隣でアリストテレスがピタリとマークして外へ出させない。結局コントレイルは、2週目3~4コーナーでアリストテレスと並んで内目を進出した。アリストテレスはコントレイルより長い距離を走ったが、脚元は常に比較的良い場所を通れたことになる。直線はバビットが先頭。しかし外へ誘導できず、ガロアクリークとディープボンドが外から並びかけてきたため、内へ逃避してしまった。これでバビットは失速。直線は外から進出したコントレイルとアリストテレスが併せ馬の形で伸び、コントレイルがクビ差凌ぎきった。
 

分析


勝ち時計の3:05.5は、長距離なので何とも言えない。ただ、ここ3年で最も速く、厳しい展開で勝ちきったコントレイルの強さが際立つレースになった。着差はクビ差だが、この差は埋まらないだろう。アリストテレスはルメールファーストで馬のローテーションが決められてしまうことに納得できてしまうレースぶり。ルメール騎手と彼のエージェントが抽選対象馬を選ぶということは、そういうことなのだろう。常にコントレイルにプレッシャーをかけながら進め、道中も最後の直線も、コントレイルをもう少し内に押し込めていれば逆転もあったかもしれないと思わせられるものだった。バビットは4コーナー手前から外へ行く意思を示していれば、直線の様相は少し異なったものになったかもしれない。返し馬では相変わらず逆手前で走っていたが、2週目4コーナーでは正しい手前で走り、手前変換もスムースだったことがあだになった。ただ、バビットが外に出せていればコントレイルは直線でより良い馬場を進めた可能性が高くなり、そうなれば着差はより開いていたと考えられる。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/10/Kikuka-Sho.html

             

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