富士S 2020 レース回顧

2020年10月28日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
15ヴァンドギャルド牡456.01:33.4A4
211ラウダシオン牡356.01:33.6B3
39ケイアイノーテック牡557.01:33.8B+6
410ペルシアンナイト牡657.01:33.9B9
52タイセイビジョン牡354.01:34.0B-5
63モズダディー牡556.01:34.2B-11
76レイエンダ牡556.01:34.3B10
812ワーケア牡354.01:34.3B-8
94サトノアーサー牡656.01:34.3B1
107スマイルカナ牝352.01:34.6A2
111ブラックバゴ牡856.01:35.0-12
128シーズンズギフト牝352.01:36.5B7


総評


A評価2頭、B+評価1頭。 3番人気のA評価ヴァンドギャルドが1着、6番人気のB+評価ケイアイノーテックが3着で、2着はB評価。まずまずの結果で、この評価は参考になったのではないだろうか。
 

パドック


一転、パドックでは2頭のA評価のテンションが高かった。マイル戦のため、落ち着きすぎているより多少入れ込んでいるくらいの方が良いのだが、それにしても割引は必要だろうと感じた。2着ラウダシオンは+16キロと馬体を増やしてきて太くは見えず成長を感じたが、舌を出していてヨダレもたらしていた。

ポイント


スマイルカナがスタートを決めて先頭へ。そこへスタートは五分だったシーズンズギフトが並んで行く。掛かっているわけではなく、横山典騎手は促していた。控えようとすればコントロールは効いたはずで陣営の作戦だったのか、個人的なスタンドプレイだったのかよくわからない。ペースは上がって結局2頭は前を大きく引き離し、コーナーはスマイルカナが最内、シーズンズギフトは荒れたところを避けての外。ただ、外を通るならあと1頭分外であれば馬場は良かった。この暴走でシーズンズギフトは直線で早くも一杯に。スマイルカナも坂で脚が上がり、後方勢が進出。そつなく外を立ち回ったヴァンドギャルドが快勝した。
 

分析


勝ち時計の1:33.4は、数字だけを見ればもの足りないが、今年は馬場がかなり荒れており、ハイペースであったとしても及第点レベルにはあるだろう。マイル戦で前半3Fが33.8。上がり3Fは36.0かかった。この流れをヴァンドギャルドは上がり3F34.6でまとめる強い内容で勝った。GIでも楽しみだ。2着ラウダシオンは、馬体から休み明けの影響はほぼなかったと見られる。ただ、今回勝ち馬より馬場の悪いところを通ったロスもあり、両馬がマイルCSに出てくれば今年は1キロの斤量差になる。逆転もあるかもしれない。3着ケイアイノーテックは最後方から。上がり3Fはヴァンドギャルドと0.1差で、斤量も1キロ重かった。この馬も今後の上昇によっては次走狙えるかもしれない。スマイルカナはペースもこたえたが、持ち時計のない馬で、力の要る馬場は向くはず。今回は2番手に控えて米子Sのようなレースをしてもよかったかもしれない。シーズンズギフトは今後が不安になる敗戦。スマイルカナを潰しに行っただけで終わってしまった。状態が上がらず秋華賞を回避して1週後のここにぶつけてきたが、状態が微妙で上位を狙えるメンバーではなかった。不可解な騎乗は、今後乗り替わっても尾を引くケースがある。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/10/Fuji-Stakes.html

           

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