本記事は、2020年12月12日に中京競馬場芝2000mで開催される「中日新聞杯」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳上ハンデ戦。登録馬は23頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は18頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
インビジブルレイズ 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。相手は全く動かず実質単走。相手を無視して自分のリズムで運び、安定したフォームでじわりと脚を伸ばしてゴール。体の向きはまっすぐで、前後の連動性も高い。
ヴェロックス 57.0 【A】
栗東CW3頭併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は外から1馬身差ずつ追走。軽く促すと反応は良く、並ぶ間もなく抜け出して両馬に1馬身半先着した。体はすかっと見せていて、背中も安定している。
オウケンムーン 56.0 【B】
美浦坂路3頭併せの内。頭の高い走りで右前肢を着地後外に蹴り出すが、活気は十分。最後までしっかり駆けて中にアタマ差、外に1馬身半差先着した。
ギベオン 57.0 【B】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。一旦は手前を替えたが加速後に右手前に戻して最後まで。手前を替えてもスピードロスはほとんどなく、左回りコースは合いそうだ。久々にしては体が細く見えるのは気になるが、キビキビと動けていて動きは悪くない。
グロンディオーズ 54.0 【B】
美浦坂路単走。頭は高くたまに右を向くが、体の向きはまっすぐでリズムは安定。最後まで集中して駆けられた。
サトノガーネット 55.0 【B】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。前膝を高く上げて力強く着地できている。一方、そのぶんの上下動はあり、推進力がまっすぐ前を向いていない印象も受ける。
サトノソルタス 55.0 【B】
美浦W併せの外。馬場の真ん中を通り、直線はクビ差先行。ほぼ持ったまま突き放して1馬身先着した。
シゲルピンクダイヤ 54.0 【B+】
栗東坂路単走。頭を低く保って最後まで安定したリズムで駆けられた。途中で右手前に戻すと少し頭は高くなるが、着地は力強くなる。どちらの手前でも体の向きはまっすぐで、バランス良く動けている。
ショウナンバルディ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。キビキビと動けていて毛ヅヤも良いが、前脚の着地ポイントは近く、頭の高い走り。徐々にラチ側へ流れてゴールした。
テリトーリアル 56.5 【B-】
栗東坂路単走。首の可動域が狭く、前脚を伸びやかに使えていない。全体的にちょこまかとした動き。ただ、体の向きはほぼまっすぐで、かちっと着地できてはいる。
デンコウアンジュ 56.0 【A】
栗東CW単走。ラチ側を深く入って直線へ。カーブからキビキビと動いてコーナーもスムースに回り、最後まで脚色は衰えなかった。毛ヅヤは良く、体にも適度な丸みがある。ハンデは気になるが調教評価としてはAをつけたい。
トリコロールブルー 56.5 【B-】
栗東坂路単走。ピッチ走法でリズム良く駆けてきたが、終いわずかに脚色が鈍った。
バラックパリンカ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。左手前になると左へ行くようで、ラチに接触そうになると右手前に戻して立て直し、すぐに再び左手前に戻して何とか最後まで。動きのバランスは右手前の方が良いのだが、馬は左手前で走りたそう。終始舌を出している。
ベレヌス 52.0 【B】
栗東坂路併せ。前半は馬なりの相手に対して軽く促しながら並んでいたが、後半は強く追う相手に対してほぼ馬なりにペースを合わせてアタマ差遅れ。意図のよくわからない調教だが動きは悪くなく、このハンデなら。
ボッケリーニ 55.0 【B】
栗東CW単走。馬場の外側を通って直線へ。手前を替えようとしてなかなか替えられず、ゴール手前でようやく替えた。それでもスピードは維持できていて悪くは見せない。体は細く見えるので当日の馬体重には注意したい。
マイネルサーパス 56.5 【B-】
美浦W併せの内。馬場の真ん中内目を通り、直線は1馬身差追走。ステッキを入れて一杯に追ったが馬なりの相手にゴール地点ではアタマ差程度届かず。ゴール後前に出るところまでやったが、力みがちな動き。
レッドヴェイロン 56.0 【B+】
栗東坂路単走。右前肢の安定性が高く、右手前時は左前肢が着地後外向するのに対し、左手前になるとバランス良く動けるようになる。中盤から追い出して終いを伸ばす内容は良く、適度な活気もある。
ワイプティアーズ 54.0 【B】
栗東坂路併せ。手前を何度か替えて相手に並び、最後は馬なりの相手に対して強めに追ってクビ差先着した。反応はまずまず。
参考ステップレースの結果