本記事は、2020年09月27日に中山競馬場芝2200mで開催される「産経賞オールカマー」（G2）の追い切り評価（水曜夜更新分）です。レースは3歳上別定戦。登録馬は10頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は8頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
オウケンムーン 56.0 【B-】
美浦坂路併せ。相手はカレンブーケドール。活気十分にコーナーを回り、坂でも相手に馬体を寄せて食い下がったが、終い疲れて1馬身遅れた。動きは悪くないのだが、見栄えしない内容。
カレンブーケドール 54.0 【A】
美浦坂路併せ。相手はオウケンムーン。コーナーは外から気合い十分な相手がまくってきたが、馬なりに楽に回ってきた。直線軽く気合いをつけると、相手が馬体を寄せてきてもひるまずすっと抜けて1馬身先着。余裕の手ごたえで、終いだけ軽く促して適度な負荷をかけた。
クレッシェンドラヴ 56.0 【B】
美浦W3頭併せの外。馬場の外側を深く入り、直線は並ぶ2頭を2馬身差追走。ほぼ馬なりにとらえてゴール地点では半馬身先着。その後ゆるめたが抜かせなかった。発汗は目立ち、体も太めに見えるが、動きは力強い。
サンアップルトン 56.0 【C】
美浦W3頭併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は並ぶ2頭を2馬身差追走。抜けた中を目標に進めて軽く促し続けたが、外と並んで中に1馬身半遅れた。ゴール後も差は縮まらず。推進力が上に逃げる走り。
ジェネラーレウーノ 56.0 【B-】
美浦坂路単走。右手前を決めると手前前肢の前膝を高く上げるため体幹がぶれ、着地ポイントが安定しなくなる。方向指示機能が狂うため安定して前へ進めなくなり、左後肢の推進力を制御できずラチ側へ流れてゴール。活気はあるが、乗り難しそうな馬。今回は中山なので直線左手前で走れるが、追い切りの評価としてはマイナスが妥当だろう。
ステイフーリッシュ 56.0 【C】
栗東坂路併せ。相手は神戸新聞杯出走予定のパンサラッサで、相手のためにやったような内容。いまいち気合いの乗らない相手を待ち、あきらめて追い始めると相手が馬なりに伸びてきて併入した。終い伸びきれておらず、動きも見劣る。
センテリュオ 54.0 【B+】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントが体の外側にあり、前膝も硬めなためフォームは見栄えしないが、今回は活気十分。集中力も豊富で、まっすぐ前を向いて進行方向もぶれない。最後まで安定したリズムで駆けてきれいな後傾ラップを刻めた。
ミッキースワロー 57.0 【A】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は1馬身半差追走。強めに追う相手に対し、軽い合図で併入し、ゴール地点でステッキを一発。反応は確かですっと前に出た。頭の高い走りだが、この馬にとってはいつもどおり。脚元は問題なく、十分な仕上がり。
参考ステップレースの結果
