本記事は、2020年08月30日に札幌競馬場芝1200mで開催される「キーンランドカップ」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳上別定戦。登録馬は21頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は17頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
イベリス 54.0 【B+】
札幌芝3頭併せの内。3頭がほぼ並走して直線を向き、馬なりの内容で2頭に1馬身先着した。体は引き締まっており、かつ丸みを帯びている。背中の安定性も高い。
エイティーンガール 54.0 【B-】
札幌芝単走。頭は高く首をほとんど使えていない。前脚の繋もやわらかすぎる印象。
カッパツハッチ 54.0 【B】
札幌芝単走。馬なりの楽な内容。体は適度な丸みがあり、リラックスした動き。ただ、手前をコロコロ替えながらコーナーを曲がることは気になる。評価は据え置きたい。
クールティアラ 54.0 【B+】
美浦坂路単走。体の向きはまっすぐで、脚元はやわらか。リズム良く安定したフォームで坂を駆け上がってきた。状態は良さそうだが直前輸送がどう出るか。追い切りの評価としては高くつけたい。
ショウナンアンセム 56.0 【A】
札幌芝単走。鞍上は手綱を引っ張り気味に進めていたが、馬は行く気十分。それでもコントロールは効いており、終い手綱を少しゆるめるとやわらかな好フォームになった。
ダイアトニック 58.0 【B】
札幌芝単走。頭は高め。馬なりの楽な内容で仕方ないところもあるかもしれないが、後脚の力強さももの足りない。ただ、動きのバランスは良くマイナス評価するほどでもない。
ダイシンバルカン 56.0 【B-】
札幌ダート単走。逆手前でコーナーを回り、そのまま左手前でフィニッシュ。動きは可もなく不可もない印象だが、逆手前は割引材料。
ダイメイフジ 56.0 【B】
札幌ダート単走。頭は高めだが首はある程度使えている。四肢の可動域は狭め。それでも背中は安定しており、推進力は前を向いている。
ディメンシオン 54.0 【B-】
札幌芝単走。脚元はまずまず安定しており、前後のバランスは良い。ただ、周囲に馬は居なかったが、周りを気にしているような印象を受ける。頭も高い。
ビリーバー 54.0 【C】
札幌芝単走。最後まで外ラチの方を見ながら走っていた。四肢の可動域も狭い。
フィアーノロマーノ 56.0 【A】
札幌芝単走。集中力は豊富で脚元はパワフル。好調時に比べると動きは少しスローだが、馬なりの軽い内容であり問題ないだろう。気配は良く、高評価したい。
メイショウショウブ 54.0 【B】
札幌芝併せの外。相手はヤマカツマーメイド。並走して直線を向き、アタマ差先着した。肩が窮屈で首もちょこまかと動かす。後脚の可動域も狭い。動きは見栄えしないが、相手の動きが良く、結果として先着できているため評価は据え置きたい。
ヤマカツマーメイド 51.0 【B】
札幌芝併せの内。相手はメイショウショウブ。並走して直線を向き、アタマ差遅れた。ピッチ走法でキビキビと動けており、動きはこちらの方が良く見える。体もふっくら見せている。
ライトオンキュー 57.0 【B+】
札幌ダート単走。カーブから積極的な動きで、関係ない馬を外からまくり、直線に入ってもスピードは衰えない。パワフルな動きを最後まで維持できた。評価は高くつけるが、体は太く見えるので当日の馬体重には注意したい。
ルヴォルグ 56.0 【B】
札幌芝併せの外。相手を目の前に置き、直線は1馬身差追走。楽に並びかけるとそこでがまんさせ、きっちり併入した。良い動きなのだが、ゆったりとした動きで、この距離が合うのかどうかは微妙なところ。実際にこれまでもマイルすら走ったことがない。藤澤厩舎なので何か考えがあるのかもしれないが。
レッドアルマーダ 56.0 【B】
札幌芝3頭併せの内。直線は中を1馬身、外を1馬身半差追走。中にアタマ差、外にクビ差先着した。派手さはないが、余力十分でリラックスしたいい動き。
ワンアフター 56.0 【C】
美浦坂路単走。右前肢を着地後体の外側に蹴る完歩が多い。頭も高め。
参考ステップレースの結果