着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | デアリングタクト | 牝3 | 55.0 | 1:36.1 | B+ | 2 |
2 | 17 | レシステンシア | 牝3 | 55.0 | 1:36.3 | B | 1 |
3 | 3 | スマイルカナ | 牝3 | 55.0 | 1:36.6 | A | 9 |
4 | 11 | クラヴァシュドール | 牝3 | 55.0 | 1:36.8 | B+ | 6 |
5 | 14 | ミヤマザクラ | 牝3 | 55.0 | 1:36.9 | A | 7 |
6 | 4 | サンクテュエール | 牝3 | 55.0 | 1:36.9 | B | 3 |
7 | 10 | フィオリキアリ | 牝3 | 55.0 | 1:37.1 | C | 14 |
8 | 5 | マルターズディオサ | 牝3 | 55.0 | 1:37.2 | B+ | 5 |
9 | 18 | エーポス | 牝3 | 55.0 | 1:37.3 | C | 11 |
10 | 8 | リアアメリア | 牝3 | 55.0 | 1:37.3 | A | 4 |
11 | 2 | チェーンオブラブ | 牝3 | 55.0 | 1:37.5 | B- | 16 |
12 | 13 | マジックキャッスル | 牝3 | 55.0 | 1:37.6 | B | 8 |
13 | 16 | ケープコッド | 牝3 | 55.0 | 1:37.7 | B- | 18 |
14 | 12 | インターミッション | 牝3 | 55.0 | 1:37.7 | B | 13 |
15 | 7 | ヒルノマリブ | 牝3 | 55.0 | 1:37.8 | B | 15 |
16 | 6 | ウーマンズハート | 牝3 | 55.0 | 1:38.2 | B- | 10 |
17 | 1 | ナイントゥファイブ | 牝3 | 55.0 | 1:39.7 | B- | 17 |
18 | 15 | ヤマカツマーメイド | 牝3 | 55.0 | 1:39.9 | B | 12 |
総評
A評価3頭、B+評価3頭。2週連続プラス評価はミヤマザクラ、クラヴァシュドール、スマイルカナで、そのスマイルカナが9番人気3着。ミヤマザクラとクラヴァシュドールも中穴程度の人気で掲示板に載った。使い方次第では参考になったのではないだろうか。
パドック
パドックはいまいち。レシステンシアとミヤマザクラで1番手評価は迷った。レシステンシアは前走の不可解な内容を本番に向けてのテストと考えれば北村友騎手の継続騎乗の方が良かったのではないかと感じていて、今回の乗り替わりで切ろうと考えていたのだが、パドックを見て買わざるをえないと判断した。問題は3着スマイルカナで、入れ込みがきつくヨダレも見えた。マイルでも評価しづらいパドックだった。4着クラヴァシュドールは発汗がきつく、こちらも良く見えなかった。
桜花賞、ミヤマザクラがパワフル。1番人気レシステンシアが外を通ってバランス良し。サンクテュエールが気合い乗り良くトモに丸みあり。リアアメリアはテンション高めですが二人引きで保てそうです。デアリングタクトが落ち着きあり歩様スムース。マルターズディオサもバランス良いです。— jphb (@jphb_oikiri) April 12, 2020
ポイント
内からスマイルカナの逃げ。レシステンシアはロスなくまっすぐ3コーナーに入って2番手で折り合う。デアリングタクトは並んでくる馬をすべて前に行かして前後左右に馬の居ない状況を作り出した。3~4コーナーの中間でクラヴァシュドールが大きな不利を受けた。映像ではよくわからないがインターミッションが上がっていくタイミングで接触があったように見える。これでポジションを下げたクラヴァシュドールを交わしてデアリングタクトが押し上げる。クラヴァシュドールは立て直して最内へ。直線は、前の2頭の叩き合い。粘るスマイルカナを競り落としてレシステンシアが伸びる。このまま2頭で決まりそうな流れだったが、雨でぬかるんだ馬場に脚をとられて各馬伸び悩む中、外をパワフルに伸びたデアリングタクトが大外を差し切った。
分析
勝ち時計の1:36.1は、雨が強い中の不良馬場で何とも言えない。ただ、デアリングタクトが抜けて強かった。直線を向いた段階で前とは8~9馬身差。最後はすべての馬の脚色が鈍る中、一完歩ごとに差を詰めて圧勝した。松山騎手の騎乗ぶりは、この馬の能力を信じ切ったものだった。道中は無理をさせずに馬なりにポジションを下げ、動きやすい場所を確保。最後に爆発させた。負けていれば消極的だと批判を浴びたかもしれないが、慌てることなくその方針を貫いた。陣営との意思疎通もできていたのだろう。日高の長谷川牧場生産で馬主がノルマンディなら、天の声なのか忖度なのかよくわからない乗り替わりもないと信じたい。このまま人馬一体でクラシックを沸かせてほしい。2着レシステンシアは外枠の不利があったとはいえロスなく進めており、机上の計算ではスマイルカナに対して2~3馬身ほどのハンデだろうか。武騎手は馬なりに前につけ、馬も折り合ってきっちり2着。相手が強すぎ、北村友騎手が乗っていても2着が精一杯と考えれば今回の乗り替わりは正解だったことになる。新馬戦に乗っているとはいえ、ロマンはないけれど。3着スマイルカナは人気の盲点。前走は度外視できるひどいレース内容で、柴田大騎手への手戻り。追い切りも動いた。パドックでは良く見せなかったが、能力を示す結果になった。4着クラヴァシュドールは3~4コーナーの不利が大きく響いた。まともなら上がり3Fはデアリングタクトより少し速いタイムを計時していたと考えられ、仮にそうなっていれば2着まではあった計算になる。大きな不利から立て直した精神力も評価できる。5着ミヤマザクラはよくがんばった。5月生まれで、上がり目は大きそう。さらなる成長に期待したい。
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https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/04/Oka-Sho.html