本記事は、2021年03月06日に中山競馬場芝1200mで開催される「夕刊フジ賞オーシャンステークス」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは4歳上別定戦。登録馬は20頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は16頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アイラブテーラー 54.0 【B+】
栗東CW単走。ラチ一杯を深く入って直線へ。3馬身程度前に2組の併せ馬が居て、直線はその間へ進路を取ると、突き抜けそうな手ごたえで追走。外の併せ馬の1頭にアタマ差迫ったところでゴールした。カーブから積極的な走りで終いはさすがに疲れたようだが、直線を向いたときの手ごたえは良く、評価はプラスとしたい。
アウィルアウェイ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。右前肢を外に蹴るバタバタした走りはいつもどおり。今回は終い脚色が鈍り、鞍上が促しても踏ん張れなかったことを割り引く。
アストラエンブレム 56.0 【B】
美浦坂路併せ。鞍上は手綱を長めに持って馬なりに進め、やわらかな動きで1馬身先着した。繋が少しやわらかすぎる印象はあるが、動きは悪くない。
アルピニズム 56.0 【B】
美浦坂路単走。頭の高い走りだが脚元はキビキビとしたピッチ走法。フォームの安定性は高く、最後まで一定のリズムを保った。
アンヴァル 54.0 【B-】
栗東坂路単走。後脚が若干外を回す傾向は見られるが、脚元はキビキビと動けていて問題ない。ただ、どちらの手前でも顔がずっと右を向いている。右手前に戻してフィニッシュした。
ヴェスターヴァルト 56.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の外側を通り、直線は1馬身差追走。相手の鞍上が振り返ってくれ、この馬は軽く促しながら進めたが、エンジンの掛かりは遅くゴール地点では遅れた。とはいえゴール手前から加速してゴール後並んだ動きはパワフルで、評価は据え置きたい。
エイティーンガール 54.0 【A】
栗東芝単走。四肢の可動域は及第点レベルで線は細く見栄えはしないが、気合い乗りは抜群。最後まで集中してリズムを崩さず、ぐっと顎を引いて安定したフォームで駆けられた。
カレンモエ 54.0 【A】
栗東坂路単走。肩の可動域が狭く前さばきは硬いが、後脚は伸びやかで真後ろに蹴れている。体の向きもまっすぐ。着地はパワフルできれいな後傾ラップを刻めた。
キングハート 56.0 【B】
美浦坂路併せ。映像は坂の途中から。終い促してやや強めに追い、クビ差先着した。推進力は若干上に逃げるが、前膝を軸にしてきれいに地面にアプローチできている。後脚は少し非力な印象。
グルーヴィット 56.0 【B】
栗東坂路単走。コーナーは外ラチ側を回り、坂の入り口で手前を替える際に左へ跳んだ。それでも活気は十分で進路が安定すると体を大きく使って駆けられた。終い軽い尻ステッキを入れた割に伸びきれなかった印象はあるが、ある程度活気を保つことはできた。
コントラチェック 54.0 【B】
美浦W3頭併せの中。馬場の外目を通り、3頭がほぼ並走して直線へ。外と一緒に抜けて併入。内には1馬身半先着した。鞍上は手綱を引っ張って進めており、折り合い重視の内容。メニューはこなせた。
スギノヴォルケーノ 56.0 【D】
栗東坂路単走。軽い調整。清水久厩舎は1週前にビシッと追う傾向があるとしても、本追い切りでこれだけ軽い内容なのは珍しい。1週前の映像はなく、評価できないためDをつけるしかない。首は使えており脚元はやわらかで悪くは見せない。
ダイメイフジ 56.0 【B】
栗東坂路併せ。尻ステッキの3連発から一杯に追って併入した。頭の高い走りだが、脚元の力強さはある。
ビアンフェ 56.0 【B】
栗東CW単走。コーナーはゆったりと回り、馬場の真ん中を通って直線へ。直線は馬場の真ん中外目に持ち出し、直線半ばで手前を替えるとそこから軽く促してゴール。ソフトな仕上げだが、脚元はまずまず伸びやかで動きもやわらか。
ヒロイックアゲン 54.0 【B+】
美浦坂路単走。前脚と後脚の着地ポイントはどちらも近いが、体の向きはまっすぐで体幹はしっかり。終いのラップタイムは落ちているが見た目の脚色は保っており、スムースな動きをできている。
ラヴィングアンサー 56.0 【B】
栗東坂路単走。追い出すと外ラチ側へ張ったが、そこからはしっかり。若干動きに重さはあるものの、最後まで集中して力強く駆けられた。
参考ステップレースの結果