本記事は、2020年12月20日に阪神競馬場芝1600mで開催される「朝日杯フューチュリティステークス」（G1）の追い切り評価最終版です。以降の更新はありません。レースは2歳牡牝馬齢戦です。
1枠1番 カイザーノヴァ 牡2 55.0 池添 謙一【B-】
栗東坂路併せ。頭は高く見栄えしない動き。ただ、1週前より良化はしている。鞍上の助手さんが途中でステッキを落としてしまったが、終いは勝負根性を見せてアタマ差先着した。【1週前追い評価：C】
1枠2番 グレナディアガーズ 牡2 55.0 川田 将雅【B】
栗東坂路併せ。頭を低く保って動けている。前脚の着地ポイントは若干ぶれるが、キビキビと動いて半馬身先着した。終い少しスピードダウンしたのは流したもので問題なさそう。1週前良かったのでこれで十分だろう。【1週前追い評価：B+】
2枠3番 ビゾンテノブファロ 牡2 55.0 山田 敬士【B】
美浦W併せの外。逆手前でコーナーを曲がると馬場の真ん中外目を通って直線はクビ差追走。しばらく折り合ってアタマ差程度の追走を続け、終いに軽く合図。ステッキを入れて追う相手をパワフルに交わしてゴール地点でアタマ差先着。その後は完全に前へ出た。鞍上は今回コンビを組む山田騎手だろう。彼はどんな馬に乗っても足を開いてまたがり、鐙に体重を直接乗せる変なフォーム。ベクトルをコントロールするためには理にかなっていないと素人は考えてしまうのだが実際にはどうなのだろう。直る気配が全くないので、だれも注意していないのかもしれず、あれでいいのかもしれないが見栄えはしない。馬の動きは良い。【1週前映像なし】
2枠4番 ショックアクション 牡2 55.0 戸崎 圭太【B】
栗東坂路単走。植え込み側から入って馬場の真ん中あたりでゴール。まっすぐ走れなかったが活気は十分。体に厚みもあり脚元は力強い。【1週前追い評価：B】
3枠5番 ドゥラモンド 牡2 55.0 武 豊【B】
美浦W併せの外。馬場の外目を通り、直線は1馬身差先行。左手前でコーナー前まで来て、右手前に替えてコーナーを回ったためか、直線で手前を決めるのに時間を要し、その間に相手に並ばれた。そこでようやく左手前を決めるとその後はリズム良く動いて併入。ゴール後も首を使って伸びやかに動けた。【1週前追い評価：B】
3枠6番 ブルースピリット 牡2 55.0 藤岡 佑介【B-】
栗東CW併せの内。馬場の外目を通り、直線はクビ差追走。軽く促してアタマ差遅れ。ゴール後も並べなかった。動きはまずまずやわらかだが四肢の可動域は狭めでいまいち見栄えはしない。【1週前追い評価：B】
4枠7番 ステラヴェローチェ 牡2 55.0 横山 典弘【B】
栗東坂路単走。中盤から徐々に加速する内容。鞍上の軽い合図にきちんと反応できており、最後まで集中して駆けられた。【1週前追い評価：B】
4枠8番 レッドベルオーブ 牡2 55.0 福永 祐一【B+】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中内目を通り、直線は1馬身差追走。楽な手ごたえで並びかけるとアタマ差程度前に出て、そのまま落ち着いてリードを保ってアタマ差先着した。終い右手前に戻しており少し疲れたのかもしれないが、それまでの動きは上々。1週前良かったのでこれで十分だろう。【1週前追い評価：A】
5枠9番 テーオーダヴィンチ 牡2 55.0 浜中 俊【B-】
栗東坂路併せ。右手前時は右前肢が着地後少し内向する。左手前になると手前前肢に頼った走りになり、体の向きが若干右に出る。推進力が上に逃げる完歩も多い。ただ、勝負根性はありそうで、相手を前に出させずアタマ差先着した。【1週前映像なし】
5枠10番 アスコルターレ 牡2 55.0 北村 友一【B+】
栗東坂路単走。安定したリズムでキビキビとまっすぐに登坂。集中力もあり、きれいな後傾ラップを刻めた。頭は低く保てており、前進気勢豊富。【1週前追い評価：B+】
6枠11番 バスラットレオン 牡2 55.0 坂井 瑠星【B】
栗東坂路併せ。頭を低く保ってパワフル。一方、動きはスローで鈍重な印象も受ける。長所と短所が同居しているような動きで評価は据え置きたい。一本調子に走って最後まで脚色は衰えず2馬身先着したように見えるものの、タイムが後傾ラップになっていることも不思議だ。【1週前映像なし】
6枠12番 ジュンブルースカイ 牡2 55.0 岩田 康誠【B-】
栗東CW3頭併せの中。馬場の真ん中を通り、直線は外から半馬身差ずつ追走。軽く促し外にクビ差遅れ、内に2馬身先着。ゴール前で外の鞍上がこの馬の方を向いており、おそらく予定では併入だったのではないか。いまいち強調できない内容。【1週前追い評価：B】
7枠13番 ホウオウアマゾン 牡2 55.0 松山 弘平【B】
栗東坂路併せ。前脚の着地ポイントが体の外目にあり、着地後若干内向する。この前さばきは特徴的で、ハーツクライ産駒なら似たイメージの馬をよく見かけるのだが、キングカメハメハ産駒ではあまり見かけないフォーム。だれに似たのだろう。後脚の蹴りはまっすぐ後ろで推進力は前を向いている。活気も十分で併入できており、悪くは見えない。【1週前追い評価：B-】
7枠14番 モントライゼ 牡2 55.0 Ｃ．ルメール【B+】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。直線で左手前を決めたが途中で右に戻し、ゴール前後の5完歩を左で走ってその後また右に替えた。ただ、スピードロスはなく、回転襲歩を推進力につなげるような器用さはありむしろ良く見える。頭の位置は手前替えのタイミングと関係なく安定しないが、脚元は伸びやかに使えている。【1週前追い評価：B-】
8枠15番 ロードマックス 牡2 55.0 岩田 望来【A】
栗東CW併せの外。コーナーでほぼ目の前を行かせた馬を直線2馬身差追走。エンジンがかかるのに少し時間を要したが、伸びてからはスムース。ゴール地点できっちりとらえて併入すると、その後は追う相手に対して余裕の手ごたえで並走を続けた。弾力性の高い動きで集中力も豊富。好状態でレースへ向かえそう。【1週前追い評価：A】
8枠16番 スーパーホープ 牡2 55.0 Ｍ．デムーロ【B】
栗東CW併せの内。馬場の外目を行く相手をコーナーでショートカットして直線2馬身差追走。楽な手ごたえで並び、終いは尻ステッキを入れて2馬身先着した。脚元の動きは若干スローで追ったほど伸びない印象ではあるが、まずまずパワフルに動けている。馬場の悪い時間帯に追い切ったようで、ゴール付近で馬場に脚を取られた完歩以外はバランス良く動けている。【1週前追い評価：C】
1週前追い切り評価
参考ステップレースの結果
