本記事は、2020年09月13日に中京競馬場芝1200mで開催される「産経賞セントウルステークス」(G2)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳上別定戦。登録馬は19頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は16頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
キングハート 56.0 【B】
美浦坂路単走。フォームはいまいち安定しないが、活気はあり適度な荒々しさと見られる範囲。強めに追ってまずまず動けている。
クライムメジャー 56.0 【B-】
栗東坂路単走。体は大きく使えているが動きはスローで脚元も上滑りしているような印象。地面をしっかりつかめていない。
クリノガウディー 56.0 【B+】
栗東坂路単走。中盤まで軽く流してそこから仕掛け。終いだけしっかり追って鋭く伸びた。毛ヅヤは良く体に張りもある。
シヴァージ 56.0 【B】
栗東坂路単走。動きは若干重いが馬なりにバランス良く駆けられている。脚元もまずまず伸びやか。
セイウンコウセイ 57.0 【B】
美浦W併せの外。ラチ側を深く入り、並走して直線へ。テンションは高く発汗も目立つ。1馬身先着し、ゴール後は強い尻ステッキを何度も入れてさらに負荷をかけた。さらにテンションが上がるリスクはあるものの、逆にこれでガス抜きができるかもしれず、評価は据え置きたい。
タイセイアベニール 56.0 【B-】
栗東坂路単走。前半は活気ありキビキビと動けていたが、最後まで右手前で、まっすぐに走れていない。最後は脚色が衰え、徐々にラチ側へ流れた。
ダノンスマッシュ 57.0 【B+】
栗東坂路単走。脚元はやわらかに地面を蹴れていて、前後左右のバランスも良い。内容が軽めなため活気はそれほどないが、リラックスした動きをできていて良く見せる。
トウショウピスト 56.0 【C】
美浦ポリトラック単走。前脚の繋がやわらかすぎて、全体的に非力な印象。体も細く見える。
トゥラヴェスーラ 56.0 【D】
栗東坂路単走。面白い映像。四肢につけているベルブーツかレッグプロテクターを1つずつ脱いでいく。左後肢だけ初めからつけていないことはなさそうなので、映像前に脱いだと考えられる。映像では右前肢、左前肢、右後肢の順番に脱いで終了。そこだけに目がいってしまい、何度もスロー再生してしまった。改めて動きを見ると、ピッチ走法で回転力はまずまずあり悪くは見えない。ただ、馬具を外したいがために動いているように見えてしまってどうしようもない。変な理由で申し訳ないですが、評価はつけようがないのでDにします。
ノーワン 54.0 【B】
栗東坂路併せ。後脚で蹴る方向に若干のぶれはあるが、リズムは安定。一本調子に相手を気にせず自分のリズムで駆け、1馬身先着した。体は少し太いかもしれないので、当日の馬体重には注意したい。
ビアンフェ 54.0 【B】
栗東坂路単走。首の上下動のリズムと脚元のリズムにずれがあり、流麗さはいまいち。四肢の可動域はまずまずあり悪くは見せないが。
ミスターメロディ 57.0 【A】
栗東芝単走。最後まで手前を替えなかったが、集中力は抜群で鞍上の指示に従順。体はすかっと見せていて、バランス良く動けている。フォームにも一切のぶれがない。
メイショウキョウジ 56.0 【B】
栗東坂路併せ。エンジンのかかりは遅めで、鞍上が振り返って待ってくれた相手の追走に手間取ったが、終いはパワフルに伸びて1馬身先着した。動きは重めではあるが、そのぶんどっしりと着地できている。
メイショウグロッケ 54.0 【B】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。首の上下動幅が安定せず、四肢の可動域も狭い。最後まで右手前。割引要素は多いのだが、全体として見るとスピード感があり悪くは見せない不思議な内容。評価は据え置きたい。
ラヴィングアンサー 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬の多い時間帯で周囲に馬が居たが気にせず自分のリズムでリラックスした動き。口元にヒラヒラしているのは舌を縛っているヒモに見え、その効果は高そう。前膝をやわらかに使って地面をつかみ、後脚との連動性も高く、きれいな全身運動ができている。
ラブカンプー 54.0 【B+】
栗東坂路併せ。前走時に疲れがありそうだと感じたが、今回の追い切りは一転。活気十分で半馬身先着。適度な荒々しさもあり、高評価してみたい。
参考ステップレースの結果