本記事は、2020年07月05日に阪神競馬場芝1200mで開催される「CBC賞」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は16頭。以降の更新はありません。レースは3歳上ハンデ戦です。
1枠1番 ナインテイルズ 牡9 53.0 中井【B-】
栗東坂路併せ。追い比べて及ばず半馬身遅れ。前後どちらも着地ポイントが安定せず、バタバタした動きになっている。活気はあるが。
1枠2番 レッドアンシェル 牡6 57.0 福永【B】
栗東坂路併せ。折り合い重視で馬なりに進めた。後脚は少し非力な印象ではあるが、内容から仕方ない。終い馬なりにすっと伸び、4分の3馬身先着した。
2枠3番 ラブカンプー 牝5 51.0 斎藤【B】
栗東坂路併せ。終い伸びて2馬身先着した。発汗は多いが白い汗ではなく、動きも適度な荒々しさがあると見ることはできる。近走不振だが、馬の走る気は出てきたようで、ハンデは魅力。プラス評価はしづらいが、注意したい1頭。
2枠4番 グランドロワ 牡6 55.0 和田【-】
映像なし
3枠5番 エイシンデネブ 牝5 53.0 幸【B】
栗東坂路単走。頭は高く首でなく顎を使ってリズムを刻む完歩が多いが、脚元はやわらか。ゆったりと弾力性のある動きをできている。
3枠6番 アンヴァル 牝5 54.0 岩田望【A】
栗東坂路併せ。相手と2頭分ほど間隔をあけていたため、実質単走。坂の中盤で追い出し、3馬身以上先着した。軽い合図まで右手前のまま楽に駆け、合図を送るとすっと手前を替えられたことは好感。最後はステッキを使って十分に負荷をかけた。心身ともに状態は良さそう。
4枠7番 クリノガウディー 牡4 58.0 横山典【A】
栗東坂路単走。前半は楽に入り、中盤から徐々に加速してきれいな後傾ラップを刻めた。気合い乗りは良く、迫力のある動きをできている。トップハンデでも。
4枠8番 ロケット 牝5 52.0 酒井【B】
栗東坂路併せ。1馬身先着したが、ずっと右側を向いていて相手から離れようとする。そのせいで前駆が右に出ており、前の動きは全く見栄えしない。一方、後駆は安定し、後脚による推進力は得られている。かなり怖がりな馬なのかもしれない。評価は難しいが、据え置きたい。このハンデですんなり前へ行くか、他馬に絡まれなければ。なお、途中蹄鉄が飛んだが、相手のものでこの馬は落鉄していない。
5枠9番 タイセイアベニール 牡5 56.0 松山【B】
栗東坂路単走。馬格の割に管は細く、脚元は非力な印象。一方、体の向きはまっすぐで、首を使ってまじめに動けている。
5枠10番 ショウナンアンセム 牡7 56.0 鮫島駿【B】
美浦坂路単走。体の向きはまっすぐで、気合い乗りは良い。終盤に落鉄したのか、何か塊が飛んだ。口を開けて走っていることは気になるが、動きは悪くない。
6枠11番 アウィルアウェイ 牝4 55.5 川田【B】
栗東坂路単走。左手前になると右前肢を着地後外へ蹴り出すため脚元がバタバタになる。美しくないフォームだが、この馬はいつもそうなのでどうしようもない。今回は終い右手前に替えるとフォームがバランス良くなった。今年は右回りの阪神開催なのでこの点も微妙。ただ、毛ヅヤは良く、体はふっくら見せている。
6枠12番 ダイシンバルカン 牡8 52.0 国分優【B-】
栗東坂路単走。体の向きは進行方向より若干右。四肢の可動域の狭さはピッチ走法なのでそれほど問題はないものの、非力さは感じる。軽ハンデを生かせれば。
7枠13番 ミッキースピリット 牡4 54.0 松若【B】
栗東坂路併せ。首を大きく使って動けているが、気合いが空回りしているような印象も受ける。右手前の方が動きのバランスは良く、左回りコースの方が合いそうだが、右回りで3連勝してきており問題ないかもしれない。終いは流して1馬身先着した。
7枠14番 ディメンシオン 牝6 53.0 松田【B】
栗東坂路単走。中盤までは活気十分な動き。しかし、左手前に替えてから首の可動域が狭くなり、徐々に動きが小さくなった。不思議なことにタイムは後傾ラップで、見た目とタイムが一致しない。評価は難しいが、動きが悪いわけではなく据え置きたい。
8枠15番 ノーワン 牝4 53.0 浜中【B】
栗東坂路併せ。楽な手ごたえで動けていたが、前に蹄鉄か何かが落ちていたようで、それを気にしてスピードダウン。その後立て直せず1馬身遅れた。落ちていた何かは踏んでいないため体に影響はないはず。評価は据え置くが、予定どおりの内容をこなせなかったことは確かで、その点は気にしておきたい。
8枠16番 ジョイフル 牡6 56.0 川又【B+】
栗東坂路単走。首の角度は良く、前後の連動性も高い。脚元の動きは若干スローだが、フォームは安定しており馬なりの内容なので問題ない。プラス評価してみたい。
参考ステップレースの結果