本記事は、2020年07月05日に福島競馬場芝1800mで開催される「ラジオNIKKEI賞」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は12頭。以降の更新はありません。レースは3歳ハンデ戦です。
1枠1番 バビット 牡3 53.0 団野【B-】
栗東坂路単走。首は大きく使えていて体の向きはまっすぐ。ただ、四肢の可動域は狭くちょこまかとした動きで、脚元には非力さを感じる。体幹はしっかりしているため、もう少し脚元に力がついてくれば走ってきそうだが。
2枠2番 ディープキング 牡3 52.0 戸崎圭【-】
映像なし
3枠3番 アルサトワ 牡3 54.0 田辺【B-】
栗東CW3頭併せの内。馬場の外目を通り、直線は外から1馬身差ずつ追走。先に抜け出し中を置き去りに。連れて伸びた外に1馬身先着した。直線で躓くシーンが一度あり、首の発汗は多め。頭も少し高い。ただ、脚元はまずまずしっかりしている。右前肢の前膝あたりにテープを巻いていることは気になる。
4枠4番 コンドゥクシオン 牡3 53.0 石川【B-】
美浦W3頭併せの中。馬場の外側を通り、直線は外と並んで内に1馬身差先行。終いにかけてじわりと脚を伸ばし、内からクビ差ずつ遅れた。集中して駆けられているが、最後まで手前を替えず、内に前に出られても無反応だったことは気がかり。
5枠5番 サクラトゥジュール 牡3 54.0 石橋脩【B-】
美浦W単走。馬場の外目を通って直線へ。鞍上は終始手綱を引っ張っており、頭が高いのは仕方がないとはいえ、単走にもかかわらず掛かり気味。発汗も目立つ。馬は元気一杯ではあるのだろうが、折り合えておらず、内容からプラス評価はしづらい。
5枠6番 アールクインダム 牝3 51.0 吉田豊【C】
美浦W単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。馬なりの楽な内容だが、力みが強く動きは硬い。四肢の可動域も狭い。
6枠7番 ベレヌス 牡3 53.0 西村淳【B】
栗東坂路単走。体の向きは進行方向より若干右。四肢の可動域は狭めでいまいち見栄えしないが、終いにかけて脚を伸ばす内容は悪くはない。
6枠8番 グレイトオーサー 牡3 54.0 レーン【B+】
美浦W単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。頭の高い走りで発汗量はかなり多い。一方、ボリューム感のある馬体で脚元はパワフル。回転力も豊富。尾を使って動けていることも評価。このメンバーならプラス評価してみたい。
7枠9番 パラスアテナ 牝3 52.0 武豊【B-】
美浦W併せの内。馬場の外目を通り、ほぼ並走して直線へ。頭の高い走りで、直線手前を替えたが中盤に右に戻した。脚元はまだ非力な印象。ゴール地点ではアタマ差先着も、その後前へ出られた。
7枠10番 コスモインペリウム 牡3 53.0 武藤【B】
美浦ポリトラック単走。馬なりの軽い内容。首の発汗は気になるが、バランス良く動けている。
8枠11番 パンサラッサ 牡3 54.0 三浦【B+】
栗東坂路単走。頭は高めで首をほとんど使えていないが、体幹はしっかり。フォームもほとんどぶれない。前膝はそれほど上がってこないが坂路で軽快に動けており、坂のない小回りコースに合いそうなフォーム。このメンバーならプラス評価でよさそう。
8枠12番 ルリアン 牡3 54.0 坂井【A】
栗東坂路単走。中盤何かに驚いて頭を上げて首を振るシーンが見られた。もしかすると鞍上が背中に刺しているステッキがずれて視界に入ったためかもしれない。鞭を怖がる馬かもしれず、そうであれば乗り替わりはかなりの不安材料になる。とはいえ、その後は問題なくノーステッキで進められており、背中の安定性は高い。このメンバーの相対評価ならA評価が妥当だろう。
参考ステップレースの結果