本記事は、2020年06月14日に東京競馬場芝1800mで開催される「エプソムカップ」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳上別定戦。登録馬は25頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は17頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アイスストーム 56.0 【B+】
栗東坂路単走。集中力は高く、フォームのぶれはほとんどない。体の向きはまっすぐ。派手さはないが、好内容。
アトミックフォース 56.0 【B】
美浦W単走。頭は高め。最後まで左手前で、左前肢の着地ポイントが右寄りになっている。ただ、常に右寄りで、フォームは安定している。キビキビとした動きで悪くは見えない。
インビジブルレイズ 56.0 【B】
栗東坂路単走。頭を低く保って駆けられていることは美点。体にはボリューム感があるのだが不思議と力強さはそれほどなく、脚元は素軽い。終い少し疲れて前脚の着地ポイントは少しぶれるようになったが、何とか脚色は保てた。
エメラルファイト 56.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は半馬身差追走。馬なりに加速し、クビ差先着した。活気はまずまずあり、脚元も力強い。
ギベオン 57.0 【B-】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は2馬身差追走。ほぼ馬なりに伸びてクビ差先着した。手前を替えないのはいつもどおり。発汗は目立ち、舌を出している。
ゴーフォザサミット 56.0 【B-】
美浦坂路併せ。自分のペースで動いてアタマ差遅れた。四肢の可動域は狭めだが動きに大きな問題はない。とはいえ、追いつけなかったことは割引。
サトノアーサー 56.0 【B-】
栗東坂路単走。首を右に出したり左に出したり忙しい。手前を替えようとしているわけではなさそうで、最後まで右手前のまま脚元は安定。活気と見られる範囲は逸脱しており、まじめに動いたのはラストだけだった。ラストの動きは良かったが、評価としてはマイナス。
サラキア 54.0 【B】
栗東坂路単走。脚元は軽やかで、全体の動きも素軽い。リズム良くリラックスした動きで最後まで一定のリズムで駆けられた。
シャドウディーヴァ 54.0 【B-】
美浦W併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は目の前を行かせた相手を1馬身半差追走。促してゴール地点でほぼ併入。その後前へ出た。エンジンのかかりは遅い印象で、加速時に手前を替えるロスがあった。
ソーグリッタリング 57.0 【A】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は馬身半差追走。じわりと迫ってきっちり併入した。体はふっくら見せており、動きはパワフル。突き抜けず制御が効いたことにも好感。
ダイワキャグニー 56.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の外側を通り、直線はクビ差追走。相手はマーメイドS予定のフィリアプーラで、直線を向いてからかなり長い期間、顔を相手の方に向けていた。最後は促し、前を向いて併入。動きは相手の方が良く見えるが、この馬も活気ありと見ることはできる。
トーラスジェミニ 56.0 【B】
美浦坂路単走。楽な手ごたえで、リズム良くゆったりと登坂。気分良さそうに駆けられている。
マイネルハニー 56.0 【A】
美浦W併せの外。馬場の外目を通り、並走して直線へ。相手が馬体を寄せてきたが問題にせず、振り切って2馬身先着した。口元の泡と股間の発汗は気になるが、コーナーで内を通った相手に対し、こちらはラチ側を走っていた。四肢の可動域は十分で、脚元はパワフル。高評価したい。
マイネルファンロン 56.0 【B+】
美浦W単走。馬場の内目を通って直線へ。線が細く非力な印象を受けるが、キビキビとした動き。後脚で伸びやかに蹴れている。
レイエンダ 57.0 【B-】
美浦坂路併せ。ほぼ馬なりの内容で、半馬身ほど追いかけた相手にアタマ差遅れ。バランスの取れた動きをできているが、追いつけなかったことは割引。
レッドヴェイロン 56.0 【B】
栗東坂路単走。中盤から頭が高くなったが、活気は十分。鞍上はステッキを使わずハードにアクションしてしっかり負荷をかけ、馬もそれにこたえた。とはいえ、さすがにフォームは見栄えせず、評価は据え置きたい。
参考ステップレースの結果