本記事は、2020年06月14日に阪神競馬場芝2000mで開催される「マーメイドステークス」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は16頭。以降の更新はありません。レースは3歳上牝ハンデ戦です。
1枠1番 リュヌルージュ 牝5 53.0 団野【B+】
栗東CW併せの外。ラチ側を深く入り、直線は半馬身差先行。相手が来るのを待って軽く促し、アタマ差先着した。首の角度は良く、四肢の可動域も十分。体はゆるめに見えるがこの一追いで引き締まってきそう。
1枠2番 サトノワルキューレ 牝5 54.0 幸【B】
栗東坂路併せ。鞍上は相手を気にしながら進めたが、相手が並んで来たところで促してきっちり併入。自分のメニューもこなせている。動きは素軽い。
2枠3番 ナルハヤ 牝6 51.0 藤田菜【B+】
栗東坂路単走。ゆったりと坂に入り、首を使ってキビキビと駆けられている。脚元はやわらかで前への推進力もある。何度か手前を替えたがリズムは良く、評価は高くつけたい。
2枠4番 リンディーホップ 牝5 50.0 藤懸【B-】
美浦ポリトラック併せの外。直線1馬身差追走し、促して半馬身先着した。動きは可もなく不可もない印象で、最後まで手前を替えず、舌も出している。
3枠5番 フィリアプーラ 牝4 54.0 菊沢【A】
美浦W併せの外。馬場の外側を通り、直線はクビ差先行。相手が威嚇してきていたが、全く動じず自分のリズムで気分良さそうに駆けられた。鞍上は一切手を動かさずに併入。体もすかっと見せており、好気配。
3枠6番 センテリュオ 牝5 55.0 福永【B】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントに若干ぶれがある。ただ、動きは俊敏でリズムは一定。ステッキを使わず適度に促し、最後まで脚色は衰えなかった。
4枠7番 エアジーン 牝4 52.0 川田【B】
美浦W併せの外。馬場の真ん中外目を通り、並走して直線へ。鞍上は手綱を引っ張って行かせない折り合い重視の内容。途中でアタマ差程度前に出かけたが、がまんは効いて併入した。脚元はバタバタした印象だが内容から仕方ない。力強さはあり、折り合いがついたことも評価できるポイント。
4枠8番 リープフラウミルヒ 牝5 54.0 国分優【B】
美浦W単走。馬場の外側を通って直線へ。管が細く非力な印象を受けるが動きはキビキビ。最後まで安定したリズムを保って駆けられた。
5枠9番 サラス 牝5 54.0 松若【B】
栗東坂路併せ。フォームの美しさはいまいちだが、活気は十分でスケール感もある。着地は前後どちらもパワフル。終い促して相手を突き放し、1馬身半先着した。
5枠10番 レッドアネモス 牝4 54.0 北村友【B+】
栗東CW併せの外。馬場の外側を深く入り、直線は1馬身差先行。相手が来るのを待って軽い合図を送ると機敏に反応。すっと伸びてアタマ差先着した。ゴール後右手前に戻す動きが少しぎこちなかったように前脚の動きはそれほど見栄えしないが、首の確度は良く、後駆は飛節のクッションを生かして蹴れている。
6枠11番 オスカールビー 牝5 49.0 泉谷【B】
栗東坂路単走。体に厚みがあり、脚元もパワフル。体の向きは進行方向より右だが、フォームの安定性は高い。終いに少し脚色は鈍ったが、全体の時計はまとめている。軽ハンデで一発あっても。
6枠12番 パルクデラモール 牝5 50.0 川又【B】
美浦W単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。ゆったりとしたストライド走法で馬格を生かした走りをできている。この走法は軽ハンデがいまいち有利に働かないが、力の要る馬場は得意な傾向がある。頭の位置がもう少し下がってくればより良くなりそう。
7枠13番 サマーセント 牝4 50.0 酒井【B-】
栗東CW併せの内。馬場の外側を通り、並走して直線へ。体は大きく使えているが、動きはスロー。手前の替え方もいまいち。アタマ差遅れた。
7枠14番 ミスマンマミーア 牝5 53.0 小崎【B】
栗東CW併せの外。馬場の外目を通り、直線は半馬身差先行。終い差されて半馬身遅れたが、先導する内容でこの馬もしっかり追えており、それほど大きな割引ではない。動きはパワフル。体は少し太いかもしれないため、当日の馬体重には注意したい。
8枠15番 マルシュロレーヌ 牝4 50.0 高倉【B】
栗東CW単走。馬場の外側を通って直線へ。ピッチ走法のため仕方にところではあるが、四肢の可動域が狭い。推進力も若干上に逃げる完歩が見られる。ただ、体は適度な丸みがあり、それほど追っていない割にタイムはまずまず。軽ハンデは魅力。
8枠16番 レイホーロマンス 牝7 52.0 鮫島駿【B+】
栗東坂路単走。映像はラストだけ。頭は高いが首は使えており、前後の連動性の高い走りをできている。体もふっくら見せており、状態は良さそう。
参考ステップレースの結果