本記事は、2020年10月17日に東京競馬場芝1800mで開催される「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」（G2）の追い切り評価（水曜夜更新分）です。レースは3歳上牝別定戦。登録馬は10頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は9頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
サラキア 54.0 【B】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントが近く力感には欠けるが、そのぶん脚元は素軽く着地も蹴りもやわらか。首を使ってリズム良く、弾力性のある動きをできている。終い少し疲れたが、鞍上が軽く気合いをつけて最後まで集中して駆けられた。
シゲルピンクダイヤ 54.0 【B+】
栗東坂路単走。口元でヒラヒラしているのは舌ではなく舌を縛っている紐に見える。前脚の着地ポイントは若干ぶれるが、後脚はきれいに蹴れていて推進力は上に逃げない。脚元はパワフル。
シャドウディーヴァ 54.0 【B-】
美浦坂路3頭併せの内。中が遅れて2馬身程度先着。外と併入した。前脚を着地後内に蹴る傾向があり、頭は高い。発汗量も多め。活気はあるが。
ダノンファンタジー 54.0 【A】
栗東CW単走。馬場の外目を通って直線へ。牡馬のような体つきになってきた。コーナーを手ごたえ良く回ると、はるか前に居た関係ない馬をとらえて突き抜け、最後までスピードは衰えなかった。輸送をクリアできれば、好状態でレースに向かえそう。
トロワゼトワル 54.0 【B-】
栗東坂路単走。鞍上が手綱を短く持っているため仕方ないところはあるが、前半は頭が高く掛かったような動きで脚元もバタバタ。中盤あたりから首の自由度が増し、まずまずのフォームになった。馬の走る気は十分にありそうだが、前半無理に抑えたことがどう出るか。評価は割り引きたい。
フェアリーポルカ 54.0 【C】
栗東坂路単走。首はリズム良く使えているが、全体的に体を小さく見せて非力な印象。舌も少し出しているように見える。
ラヴズオンリーユー 55.0 【D】
栗東CW単走。カメラの映像が横からのもので、ほぼ上半身しか見えず、植え込みのすき間から少し下半身が見えるだけ。直線手前を替えていたが、ゴール前に右手前に戻したように見えることは気になる。1週前は少し動きが重く、それがどうなっているのか判断できないため、評価をつけようがない。首の使い方は上手でおそらく問題なさそうではあるが。
レッドアステル 54.0 【B-】
美浦ポリトラック単走。華奢に見えて非力な印象はあるが、軽快にリズム良く駆けられてはいる。前脚もまずまず伸びやか。
レッドベルローズ 54.0 【B】
美浦W単走。馬場の外側を通って馬なりの調整。中1週のためこれで十分なのだろう。バランス良く動けていて脚元の力強さもあり、悪くは見せない。評価はDでもいいかもしれないが、Bをつけておきたい。
参考ステップレースの結果
