本記事は、2020年08月23日に札幌競馬場芝2000mで開催される「札幌記念」(G2)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳上定量戦。登録馬は13頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は9頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アドマイヤジャスタ 57.0 【B】
札幌芝3頭併せの外。前に馬を並べる形で進め、直線は中を1馬身、内を半馬身差追走。中にクビ差遅れ、内に1馬身先着した。ゴール後はすぐコーナーのため、中の相手の前に出られなかった。動きが悪いわけではないのだが、終い軽く肩ステッキを入れて気合いをつけており、想定より伸びなかった印象を受ける。
イェッツト 57.0 【B】
札幌芝4頭併せの内。外から2頭目はブラックホール。内から2頭目の相手と並んで直線を向き、中盤から加速。相手3頭は並んでゴールし、この馬は2馬身突き抜けた。後脚の力強さはもの足りないが、まずまずバランス良く動けておりスムースに加速できたことは評価。
カウディーリョ 57.0 【C】
札幌ダート単走。首を全く使えていない。脚元は素軽いが、頭を横に振るシーンも多く、見栄えしない内容。
トーセンスーリヤ 57.0 【A】
札幌ダート単走。集中力は高く、前膝を高く上げて力強い着地。後脚も可動域十分でしっかり地面をつかんで蹴れている。首の上下動幅も広く、活気十分。好仕上がり。
トーラスジェミニ 57.0 【B+】
札幌芝併せの外。直線2馬身ほど追走した相手を軽々と抜き去るとあとは一人旅。伸びやかに動いて3馬身以上先着した。首と股間の白い汗は気になるが、動きは良い。
ノームコア 55.0 【B】
札幌ダート3頭併せの内。コーナーでショートカットして半馬身ほど先行して直線を向き、その後は持ったまま楽に流して中に4分の3馬身先着。外は映像に映らなかった。直線は追っておらず四肢の可動域が狭いことは仕方がない。コーナーで勢いをつけて追走し、直線流すというパターンは珍しく、この調整がどう出るか。ただ、少なくとも好調時ほど動きが良くは見えないため、評価は据え置きたい。
ブラックホール 54.0 【B】
札幌芝4頭併せの外から2頭目。最内はイェッツト。左右の2頭を1馬身追走して直線を向き、間を割って右にアタマ差遅れ、左にアタマ差先着。ゴール後右の相手の半馬身ほど前に出た。イェッツトには離されており、四肢の可動域は狭め。ただ、脚元の弾力性はまずまずで、体にも適度な丸みがある。
ペルシアンナイト 57.0 【B+】
札幌芝併せの外。相手とほぼ並んで直線を向き、楽に脚を伸ばして1馬身先着した。鞍上は持ったままだが、馬が自ら加速できている。毛ヅヤも良い。
ラッキーライラック 55.0 【B】
札幌芝単走。追い切りにしては馬場のかなり内側を走った。リラックスした動きで四肢は伸びやかだが、好調時に比べると体が薄く見えることは気がかり。尾を使って動く独特なフォームも見せなかった。ただ、内容が軽いため仕方ないところもある。評価は据え置きたい。
参考ステップレースの結果