本記事は、2020年08月09日に札幌競馬場ダ1700mで開催される「エルムステークス」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は14頭。以降の更新はありません。レースは3歳上別定戦です。
1枠1番 ヒラボクラターシュ 牡5 56.0 横山武【B】
札幌ダート単走。四肢の可動域はまずまず。頭も低く保てている。ただ、力感はいまいちで、脚元が軽すぎる印象を受ける。動きが悪いわけではないのだが、それほど目立たない。
2枠2番 エアスピネル 牡7 56.0 武豊【B-】
札幌ダート単走。直線を向いてしばらく外ラチ側を向いていた。軽い内容のため仕方ないところはあるが、手前は最後まで右のまま。四肢の可動域は狭い。
3枠3番 サトノティターン 牡7 56.0 藤岡康【B】
札幌ダート併せの外。コーナーでまくって直線は半馬身差先行。そのまま相手を置き去りにしてゴールした。頭は低く保てているが、首をほとんど動かさない不思議なフォーム。脚元は伸びやかに使えている。
3枠4番 ワンダーリーデル 牡7 57.0 横山典【B】
札幌芝単走。頭は高く首の可動域は狭い。最後まで手前を替えなかったことも割引。ただ、脚元は軽快で悪くは見えない。ダート戦前に芝追いの理由はよくわからない。
4枠5番 アディラート 牡6 56.0 吉田隼【B】
札幌ダート単走。活気は十分でキビキビと動けている。ただ、前さばきは若干窮屈で頭も高め。評価は据え置きたい。
4枠6番 リアンヴェリテ 牡6 56.0 国分恭【B】
札幌ダート単走。頭は高めで四肢の可動域も狭めだが、動きのバランスは取れていて背中の安定性も高い。スピード感はある。
5枠7番 ワイルドカード 牡6 56.0 北村宏【B】
札幌ダート併せの内。直線1馬身差追走し、持ったまま並ぶと軽い合図で突き抜けた。発汗は目立ち、前さばきは硬めだが、ラストの動きは見栄えする。
5枠8番 ウェスタールンド セ8 57.0 藤岡佑【A】
札幌ダート単走。集中力は高くフォームも一切ぶれない。体も引き締まっている。
6枠9番 ロードゴラッソ 牡5 57.0 池添【B】
札幌ダート併せの内。直線クビ差追走し、一杯に追ってアタマ差先着した。トップスピードに乗っても首を使えていないが、反応はまずまず。
6枠10番 アナザートゥルース セ6 58.0 大野【B+】
札幌ダート併せの内。並走して直線を向き、大きなストライドで伸びて1馬身先着した。体はふっくら見せており、状態は良さそう。
7枠11番 アルクトス 牡5 56.0 田辺【B+】
札幌ダート併せの外。極めてゆったりと、スローモーションのように見える動き。四肢の可動域は広く、滞空時間の長いストライド走法でクビ差先着した。
7枠12番 ハイランドピーク 牡6 56.0 横山和【B-】
札幌ダート単走。ピッチ走法で四肢の可動域は狭く、見栄えはいまいち。発汗もかなり目立つ。活気はまずまずある。
8枠13番 タイムフライヤー 牡5 56.0 ルメール【A】
札幌ダート単走。鞍上は一切手を動かさず、手綱を引き気味の調整。馬は気合い乗り良く、それでも鞍上の指示に従順で最後までセーブして駆けられた。気配は抜群で、高評価してみたい。
8枠14番 バスカヴィル 牡6 56.0 浜中【B-】
美浦W単走。馬場の真ん中内目を通って直線へ。コーナーで行かてくれない鞍上に抵抗していたように折り合いはいまいち。直線を向いて手綱をゆるめると四肢の可動域が広がり、脚元は好フォームになった。ただ、首の上下動と脚元のリズムには少しずれがある印象で、全身をきれいに連動させられてはいない。
参考ステップレースの結果