本記事は、2020年05月16日に東京競馬場芝1400mで開催される「京王杯スプリングカップ」(G2)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは4歳上別定戦。登録馬は17頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は11頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
グルーヴィット 56.0 【B】
栗東坂路単走。手前を替えるときに少しよれたが、その後は安定。体の向きは進行方向より右になるが、安定した左手前のフォームで最後までキビキビと駆けられた。四肢の可動域は少し狭い。
ケイアイノーテック 57.0 【B】
栗東坂路単走。中盤まではフラフラと走っていて、脚元も素軽すぎる印象だったが、仕掛けてからはしっかり。ステッキを使って見せムチの連続で最後まで集中して駆けられた。
ステルヴィオ 57.0 【B-】
美浦W併せの外。目の前を行かせた相手の後ろでぴたりと折り合い、馬場の真ん中を通って直線は1馬身差追走。直線に入ってから仕掛け。反応はいまいちで何度か合図を送るとようやく反応。頭の高い走りで併入した。発汗も目立つ。
ストーミーシー 56.0 【A】
美浦W単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。長手綱で軽く促し、馬なりに加速した。美しいフォームとは言い難い動きだが馬は元気いっぱいで、四肢の可動域も十分。脚元の力強さもある。高評価してみたい。
セイウンコウセイ 57.0 【B】
美浦W単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。好調時に比べると四肢の可動域が狭く小さくまとまった印象を受けるが、体幹はしっかりしている。活気もあり仕上がりは良さそう。
ダノンスマッシュ 56.0 【B+】
栗東坂路単走。軽く促す程度の楽な内容だが脚元は伸びやかかつやわらか。ゆったりと大きなストライドで気分良さそうに坂を駆け上がってきた。左回りコースに良績はなく、確かに左手前の方が伸びやかに動けているが、右手前の動きに大きな問題があるわけでもない。調教の評価としてはプラスでいいだろう。
タワーオブロンドン 58.0 【B】
美浦W併せの外。相手はライラックカラー。モヤのため映像はゴール付近のみ。馬場の外目で馬体を合わせ、きっちり併入した。トモをふっくら見せて気合いも乗っている。好調時に比べると四肢の可動域は狭めだがこの馬にしては狭めというだけで問題なさそう。評価は難しいが、この馬としてはB。
ナランフレグ 56.0 【B】
美浦W併せの外。モヤのため映像はゴール付近のみ。通ったコースは馬場の外目。股間に発汗が見られ、非力な印象を受けるが、脚元は良い。素軽く弾力性のある動きですっと伸び、ゴール地点は見えなかったがアタマ差程度先着した模様。
ライラックカラー 56.0 【D】
美浦W併せの内。相手はタワーオブロンドン。モヤのため映像はゴール付近のみ。通ったコースは馬場の外目で、併入した。内で馬体を合わせていたため動きがほとんど見えない。ただ、見える範囲で言えば取り立てて大きな欠点はなさそう。これでは評価できないので、評価不能のDとしておく。タワーオブロンドンとほぼ互角に動けていて斤量は2キロ軽い。
ラヴィングアンサー 56.0 【B-】
栗東坂路単走。最後まで右手前で、中盤までは体幹のしっかりとした安定したフォーム。ただ、そこから少しずつ右によれ、頭を上げて脚色がわずかに鈍った。微細な変化で、評価はBでいいかもしれないが、割引材料ではある。
レッドアンシェル 56.0 【B】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントは体の内よりにあるが、体の向きはまっすぐで着地のぶれも少ない。後脚は硬めで飛節のクッションもいまいち効かないが、リズム良く動けている。
参考ステップレースの結果