本記事は、2019年04月14日に中山競馬場芝2000mで開催される「皐月賞」(G1)の1週前追い切り評価です。レースは3歳牡牝定量戦。現時点の登録馬は19頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は17頭でした。本追い切りの評価はレース週の更新になります。
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参考ステップレースの結果
アドマイヤジャスタ 57.0 【B】
栗東CW3頭併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は外から1馬身差ずつ追走。ほぼ馬なりに並ぶ2頭に4分の3馬身先着し、ゴール後ステッキを入れてさらに追った。前駆は筋肉質でパワフルだが、四肢の可動域は狭め。反応とゴール後の伸びもいまいち見栄えしないが、マイナス評価するほどでもない。アドマイヤマーズ 57.0 【B-】
栗東CW3頭併せの中。馬場の外目を通り、直線は外と並んで内に1馬身差先行。馬なりの内(ルタンデュボヌール。5歳1600万下)にあおられ、ステッキを入れても併入がやっと。内が軽いジョッキー騎乗とはいえ見栄えはしない。尾にもかなり余計な力が入っている。エメラルファイト 57.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は1馬身差追走。タイムは出ているがセーブした内容で、ゴール地点では若干遅れも、その後長く並走した。首の角度は良く、集中して駆けられている。クラージュゲリエ 57.0 【C】
栗東CW併せの内。馬場の外側を通り、直線は1馬身差追走。手前をなかなか決められず、相手の鞍上が振り返ってくれたがそこからステッキを入れても伸びない。2馬身以上遅れ、その後ステッキを何度使っても反応しなかった。クリノガウディー 57.0 【B-】
栗東坂路単走。脚元の安定性はいまいちだが、体はほぼまっすぐ前を向いており、頭の位置の安定性と首の上下動のリズムは良い。推進力は若干上に逃げる。サートゥルナーリア 57.0 【A】
栗東CW併せの外。ラチ側を深く入り、直線は1馬身差追走。軽く促し一瞬で相手を置き去りにすると2馬身以上先着した。四肢の可動域は広く、それでいて脚元の回転力も豊富。集中力も十分。2週前追いではエアウィンザーをあおっていた。今回は手前を替えなかったが、それでもA評価に足りる。シュヴァルツリーゼ 57.0 【C】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は半馬身差追走。直線入り口では相手を威嚇するような勝負根性を見せていたが、追っての伸びはなくアタマ差遅れ。ゴール後も追ったが、ようやく相手をとらえたのは相手がペースダウンしてからだった。タガノディアマンテ 57.0 【B】
栗東CW実質単走。ラチ側を深く入って直線へ。終いステッキを入れて十分な負荷をかけ、最後まできちんと走りきった。動きはスムースで背中の安定性もまずまずあり、良く見せる。ただ内容はどうか。今回は併せ馬だったが相手が全く動かなかったもよう。相手はカーブでかなりショートカットしてもはるか後ろのままだった。この馬の鞍上も相手が来ないことを気にしており、予定のメニューを消化できたのかどうかは気になるところ。評価は据え置きたい。ダノンキングリー 57.0 【B+】
美浦W併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は1馬身差追走。直線ハードに追って1馬身先着し、ゴール後もじりじりと差を広げた。体は少し小さく見せるが活気は十分でキビキビとしたいい動きをできている。ナイママ 57.0 【A】
美浦W単走。馬場の外側を通って直線へ。不思議なほど馬が変わった。毛ヅヤはピカピカで、シルエットも美しい。脚元はやわらかさと力強さが同居したすばらしいさばきで、四肢の可動域も十分。ゴール付近で尻ステッキを入れ、ゴール後もさらに一発。負荷も十分にかかっている。すばらしい状態。これで仕上がりすぎなければいいが。ニシノデイジー 57.0 【B】
美浦W単走。馬場の外目を通って直線へ。頭が下がってこないため推進力が若干上に逃げることは気になるが、最後まで安定したリズムで駆けられた。脚元は力強く、回転力もある。ファンタジスト 57.0 【B+】
栗東坂路併せ。相手と馬体を離して駆けさせ、途中から置き去りにしたため実質単走。見事な後傾ラップで終いにかけて活力が増してくる印象。首の可動域は狭いが頭はまずまず低く保てている。ブレイキングドーン 57.0 【C】
栗東CW併せの内。馬場の外目を通り、直線は半馬身差追走。強めに追ったがほぼ馬なりの相手にアタマ差遅れ。ゴール後も引き離された。タイムはまずまず出ているが、肩が少し窮屈で、ゴール手前で疲れたのか頭が高くなったことも割引。メイショウテンゲン 57.0 【B】
栗東CW併せの内。馬場の外目を通り、直線は1馬身差追走。エンジンのかかりは遅い印象だが、追えば伸びる。ゴール地点で1馬身先着し、その後尻ステッキを一発。さらに差を広げた。フォームは右手前の方が良く、前脚の伸びやかさが大きく変わる。ラストドラフト 57.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は半馬身差追走。促して1馬身先着した。体は小さいが弾力性のある動きで四肢の回転力も豊富。ただ小さくまとまった印象は受ける。ランスオブプラーナ 57.0 【D】
栗東CW単走。馬場の外側を通って直線へ。鞍上はまともに駆けさせず、かなりセーブした内容。馬は元気そうで、走る気はあるのだろう。評価はDしかつけられないが、精神状態は悪くなさそう。本追い切りでビシッと追ってくるだろう。ヴェロックス 57.0 【B】
栗東CW単走。馬場の外側を通って直線へ。最後の脚色はいまいちだったが、首の角度は良く四肢の可動域は広い。脚元もやわらか。馬体は長距離向きで、広いコースの方が合いそうなストライド走法。とはいえ、前膝は上がっており坂は苦にしないだろう。集中力は豊富。参考ステップレースの結果