着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | サートゥルナーリア | 牡2 | 55 | 2:01.6 | A | 1 |
2 | 8 | アドマイヤジャスタ | 牡2 | 55 | 2:01.8 | B | 2 |
3 | 1 | ニシノデイジー | 牡2 | 55 | 2:01.9 | B | 3 |
4 | 13 | コスモカレンドゥラ | 牡2 | 55 | 2:02.2 | B | 8 |
5 | 2 | ブレイキングドーン | 牡2 | 55 | 2:02.2 | A | 4 |
6 | 11 | ヴァンドギャルド | 牡2 | 55 | 2:02.2 | B | 5 |
7 | 4 | ヒルノダカール | 牡2 | 55 | 2:02.3 | B+ | 9 |
8 | 3 | キングリスティア | 牡2 | 55 | 2:02.3 | B- | 6 |
9 | 7 | ミッキーブラック | 牡2 | 55 | 2:02.7 | B- | 7 |
10 | 10 | マードレヴォイス | 牡2 | 55 | 2:02.9 | B | 13 |
11 | 9 | ジャストアジゴロ | 牡2 | 55 | 2:03.1 | B | 10 |
12 | 6 | ハクサンタイヨウ | 牡2 | 55 | 2:03.5 | B- | 12 |
13 | 12 | タニノドラマ | 牡2 | 55 | 2:05.9 | B | 11 |
総評
A評価2頭、B+評価1頭。さらに1週前にニシノデイジーをA評価、アドマイヤジャスタとヴァンドギャルドをB+評価していたため、プラス評価は合計6頭。2週連続のA評価はサートゥルナーリアだった。結果はプラス評価組が上位に来たとはいえ1,2,3番人気の決着になり、参考になったかどうかは微妙なところだろう。
パドック
現地で見たが、サートゥルナーリアが断然。もはや勝つか負けるかではなく、どう勝つか、というくらいの風格。落ち着きがあり、やわらかに動けていた。次点はニシノデイジー。生で見るのは札幌2歳S以来で、身の詰まったいい体。やわらかで踏み込みも良い。その他上位評価組もみなさん良く見えたが、これら2頭で鉄板だろうという印象だった。
ポイント
クラシックを目指す好メンバーのそろったレース。人気どころはハナに行きたくないはずで、サートゥルナーリアも好スタートを切ったが折り合わせて行かせない。外からコスモカレンドゥラがかぶせ、1コーナーを過ぎてから先頭に立った。スローペースで一団。2番手にサートゥルナーリア。直後最内にニシノデイジー。勝浦騎手は最高のポジションを確保した。その外をアドマイヤジャスタ。3コーナーでレースは動き、外からアドマイヤジャスタが2番手に上がる。後ろを進んでいた各馬も上がり、前は5頭が雁行。サートゥルナーリアとニシノデイジーは包まれるポジションになってしまった。直線。サートゥルナーリアは周囲を囲まれて身動きできず。ニシノデイジーはさらにその後ろ。それでもサートゥルナーリアのM.デムーロ騎手はアドマイヤジャスタとブレイキングドーンの間の1頭分もないすき間をこじ開け、楽に抜け出し快勝した。2着アドマイヤジャスタは先に動いて2着。ニシノデイジーはサートゥルナーリアの開けたスペースを伸びたが3着までだった。
分析
勝ち時計の2:01.6は、十分。この時期の中山2000メートルになってから5年。すべて1秒台決着になっている。今回は前半1000メートル1:02.5とスロー。勝ったサートゥルナーリアはほとんど追っておらず、圧倒的な能力を示した。悔しい競馬になったのがニシノデイジーで、サートゥルナーリアと直線で追い比べするチャンスを逃した。結果としてサートゥルナーリアが進路を開けてくれなければ3着すらなかったかもしれないが、真っ向勝負ならもう少し際どかったかもしれない。ただ、道中サートゥルナーリアを常に視界に入れてより内を進み、ロスなく立ち回った騎乗を見ていると、このメンバーで相手になるのはサートゥルナーリアだけ、という陣営の自信もうかがえる。今回馬群の中でがまんさせたことは、今後の成長に結びついてくれるだろう。
評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2018/12/HopefulStakes.html