本記事は、2021年01月10日に中京競馬場芝1600mで開催される「日刊スポーツ賞シンザン記念」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳別定戦。登録馬は16頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は10頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
カスティーリャ 56.0 【B】
栗東坂路単走。力みがちなフォームで、気性も勝った印象を受けるが、体の向きはまっすぐ。脚元も力強く、キビキビと動けている。
ククナ 54.0 【A】
美浦坂路単走。頭を低く保ってコーナーから積極的に動き、最後まで脚を伸ばした。平地を走っているような動きで、坂は全く苦にしていない。背中も安定している。体幹が整ってくるのはこれからのようで、荒削りなフォームではあるが、現時点でも高く評価したい。
セラフィナイト 56.0 【B-】
美浦W併せの内。馬場の内目を通ってわざわざ手前を替えて逆手前でコーナーを回り、直線は半馬身差追走。その後は左手前のまま馬なりに進めて半馬身遅れた。動きはまずまずやわらかで、ゴール後に相手に並びかけようとするところはあった。
ダディーズビビッド 56.0 【B-】
栗東CW単走。馬場の外側を深く入って直線へ。前脚を大きく前に伸ばせているが、後ろへの蹴りは小さい。ゴール前に手前を何度も替えてバタバタしたことから、まだ体力がついていない印象も受ける。
バスラットレオン 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。目の前を生かせた相手に並びかけて並ぶ間もなく交わすと2馬身以上先着した。加速時に右手前に戻してゴールまで継続。右手前の方が動きが力強く、左回りコースは合いそう。抜け出してソラを使ったのか脚色が衰えかけたところで鞍上は軽い尻ステッキを使い、最後までしっかり駆けさせたことも好感。
ピクシーナイト 56.0 【A】
栗東坂路併せ。前半はいまいちフォームが安定しなかったが、おそらくそれは相手にペースを合わせて折り合うため。抜け出して鞍上が軽くゴーサインを出すと、動きが大きくなり最後までスムースな伸びを見せ、4馬身以上先着した。
ブルーシンフォニー 56.0 【B】
美浦W併せの外。美浦W併せの外。馬場の真ん中外目を通り、直線はクビ差追走。軽く促して併入も、わずかに先着した。前脚の着地は軽く、推進力は後脚から得るフォームで、四肢の回転力はある。股間に発汗が見られる。
ルークズネスト 56.0 【B+】
栗東坂路単走。前に3頭併せが居たため、ラチ側を通って直線へ。まっすぐ行くと前がじゃまになると考えたのか、直線を向いてすぐ内へ。そこから立て直して直線も鋭く伸びた。四肢の可動域は広く、動きはすばらしい。ただ、直線を向いたときに急に内へ曲がった動きなどを見ているとコントロールしづらそうな印象を受けるため、評価は1つ下げたい。左前肢の前膝下と右後肢の飛節下に何かつけている。
ロードマックス 56.0 【A】
栗東CW併せの外。馬場の真ん中外目を通り、直線は3馬身差追走。直線はまっすぐに伸びて相手を交わすと2馬身先着した。直線は実質単走の内容で、自分のリズムで集中して駆けられた。フォームの安定性も高い。体も丸みを保ててている。
ワザモノ 56.0 【B】
美浦W3頭併せの中。馬場の外目を通り、直線は外にアタマ差先行、コーナーで後ろから伸びてきた内をアタマ差追走。狭いところからのスタートになったがひるむところはなく、内を差し返して半馬身先着、外に1馬身先着した。頭の高い走りでフォームはいまいち目立たないが、脚元はパワフル。勝負根性を見ることもできた。
参考ステップレースの結果